このページではバンズのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
バンズのカロリーは274kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:Eレシピ
バンズの可食部100gあたりのカロリーは、274kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中392位です。これは多い順にすると上位24%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「穀物」ジャンルのでバンズのカロリーを評価すると、100件中57位です。これは上位から56%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 274Kcal |
全体での評価 | 392位 / 1592件中(上位24%…高い) |
「穀物」ジャンル内での評価 | 57位 / 100件中(上位56%…やや低い) |
バンズはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜバンズのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
バンズのカロリーが高い理由
バンズは、可食部100gあたり274kcalのカロリーがあります。これは他の食材と比較して「高い」と評価されます。
糖質の多さ
バンズには、可食部100gあたり48.2gの糖質が含まれています。この糖質の多さが、バンズのカロリーを高くしています。糖質はエネルギー源となるため、摂取すると体内でエネルギーとして利用されます。
食物繊維の多さ
バンズには、可食部100gあたり4.2gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収されにくく、腸内の善玉菌のエサとなります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。しかし、食物繊維は糖質と同様にカロリーを持っているため、バンズのカロリーを高くしています。
タンパク質と脂質の量
バンズには、可食部100gあたり10.4gのタンパク質と4.8gの脂質が含まれています。タンパク質と脂質はエネルギー源となるため、これらの量もバンズのカロリーに寄与しています。ただし、タンパク質と脂質の量は他の食材と比較して「普通」と評価されています。
以上の理由から、バンズのカロリーは他の食材と比較して高いと評価されます。バンズを摂取する際には、適量を守りながらバランスの良い食事を心がけることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「バンズ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 48.2g | 4 | 192.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 4.2g | 2 | 8.4kcal |
たんぱく質 | 10.4g | 4 | 41.6kcal |
脂質 | 4.8g | 9 | 43.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「バンズ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、192.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
バンズは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Eレシピ
バンズは、低糖質ダイエットに使える?
低糖質ダイエットは、近年注目を浴びている健康法の一つです。糖質を制限することで、体重のコントロールや血糖値の安定化が期待できます。しかし、低糖質ダイエットを実践する際には、食べ物の選択が重要となります。
バンズの糖質量は48.2g
バンズは、パンの一種であり、多くの人にとっては欠かせない食材です。しかし、バンズの糖質量は実は非常に高いのです。一般的なバンズの糖質量は、48.2gとされています。これは、低糖質ダイエットを実践する上で大きな問題となります。
バンズは低糖質ダイエットに不向き
バンズの糖質量が高いため、低糖質ダイエットには不向きです。低糖質ダイエットでは、一日の糖質摂取量を50g以下に抑えることが推奨されています。バンズの糖質量が48.2gということは、一つのバンズを食べるだけで、ほぼ一日分の糖質を摂取してしまうことになります。
また、バンズは主に穀物から作られており、精製された小麦粉が使用されています。精製された小麦粉は消化吸収が早く、血糖値の急上昇を引き起こす可能性があります。低糖質ダイエットでは、血糖値の急上昇を避けるために、糖質の摂取を控える必要があります。
代替品の選択が重要
バンズは低糖質ダイエットに適さない食材であることが分かりましたが、代替品の選択によっては、美味しい食事を楽しむことができます。低糖質のパンやラップ、レタスを使ったトルティーヤなど、糖質の摂取を抑えながらも満足感を得ることができる食材があります。
低糖質ダイエットを実践する際には、バンズを避け、代替品を上手に活用することが重要です。バンズは糖質量が高く、血糖値の急上昇を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。健康的な食事を実践するためには、食材の選択に注意し、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
バンズは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Eレシピ
バンズは、低脂質ダイエットに使える?
バンズは、低脂質ダイエットにどちらかというと不向きですが、脂質の量は控えめです。
バンズの脂質量は4.8g
穀物であるパンの中でも、バンズは一般的には比較的脂質の量が少ないです。実際、バンズの脂質量は4.8gとなっています。
低脂質ダイエットには不向き
しかし、低脂質ダイエットを目指している方にとっては、バンズはあまり適していないと言えます。低脂質ダイエットでは、脂質の摂取を極力控えることが求められますが、バンズにはそれなりの脂質が含まれているため、摂取量には注意が必要です。
脂質の量は控えめ
一方で、バンズの脂質量は他のパンに比べて控えめです。他のパンにはバターやマーガリンが使用されていることが多いため、脂質の量が増えてしまいますが、バンズはそれらを使用せずに作られることが多いため、脂質の量を抑えることができます。
バンズを選ぶ際の注意点
低脂質ダイエットを行っている方がバンズを選ぶ際には、以下の点に注意することが重要です。
1. バンズの脂質量を確認する: パッケージや商品の説明に脂質の量が表示されていますので、確認して選ぶようにしましょう。
2. 他の脂質源を控える: バンズ自体の脂質量が少なくても、他の脂質源との組み合わせによっては、全体の脂質摂取量が増えてしまうことがあります。バターやマーガリン、ソースなどの使用量にも注意しましょう。
まとめ
バンズは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きですが、脂質の量は控えめです。低脂質ダイエットを行っている方がバンズを選ぶ際には、脂質の量を確認し、他の脂質源との組み合わせにも注意する必要があります。バンズを上手に活用して、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
最後に、バンズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「バンズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 274 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 50.6 | g | |
└糖質 | 48.2 | g | 多い |
└食物繊維 | 4.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 10.4 | g | 普通 |
脂質 | 4.8 | g | 普通 |
「バンズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 32.9 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「バンズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 470 | mg | 多い |
カリウム | 97 | mg | 低い |
カルシウム | 29 | mg | 普通 |
マグネシウム | 21 | mg | 普通 |
リン | 85 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.34 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 30 | μg | 多い |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 18 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | - | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 4 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 4 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.11 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.06 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.43 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.2 | μg | 多い |
ビタミンC | - | mg | 無し |
食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
バンズと同じ穀物のパンジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
食パン | 248 | 44.1 | 8.9 | 4.1 | 4.2 |
コッペパン | 273 | (52.1) | 9.2 | 3.8 | 3.9 |
フランスパン | 289 | 55.8 | 9.4 | 1.3 | 2.7 |
ライ麦パン | 252 | 49.0 | 8.4 | 2.2 | 5.6 |
ぶどうパン | 263 | 49.9 | 8.2 | 3.5 | 2.2 |
ロールパン | 309 | 48.6 | 10.1 | 9.0 | 2.0 |
クロワッサン リッチタイプ | 438 | 44.1 | 7.9 | 26.8 | 1.8 |
イングリッシュマフィン | 224 | 40.6 | 8.1 | 3.6 | 1.2 |
ナン | 257 | 46.9 | 10.3 | 3.4 | 2.0 |
ベーグル | 270 | 53.6 | 9.6 | 2.0 | 2.5 |
全粒粉パン | 251 | 41.9 | 7.9 | 5.7 | 4.5 |
クロワッサン レギュラータイプ | 406 | (51.2) | (6.5) | (20.4) | (1.9) |
くるみパン | 292 | (37.0) | (8.2) | (12.6) | (2.4) |
バンズ | 274 | 48.2 | 10.4 | 4.8 | 4.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。