このページではフランスパンのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
フランスパンのカロリーは289kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キューピー
フランスパンの可食部100gあたりのカロリーは、289kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中357位です。これは多い順にすると上位22%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「穀物」ジャンルのでフランスパンのカロリーを評価すると、100件中52位です。これは上位から52%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 289Kcal |
全体での評価 | 357位 / 1592件中(上位22%…高い) |
「穀物」ジャンル内での評価 | 52位 / 100件中(上位52%…平均的) |
フランスパンはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜフランスパンのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
なぜフランスパンのカロリーは高いのか?
フランスパンは、可食部100gあたり289kcalという高いカロリーを持っています。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質が多い
フランスパンは、可食部100gあたり55.8gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源となるため、多く摂取するとカロリーが高くなります。フランスパンは小麦粉を主成分としており、小麦粉には糖質が多く含まれています。そのため、フランスパンの糖質量が高いことが、カロリーの高さにつながっていると考えられます。
食物繊維が多い
一方で、フランスパンは可食部100gあたり2.7gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果があります。しかし、フランスパンの食物繊維量は他の食材と比較しても多いとは言えません。そのため、食物繊維の多さがカロリーの高さに直接的な影響を与えているわけではありません。
タンパク質は普通
フランスパンのタンパク質量は可食部100gあたり9.4gと、他の食材と比較して普通の量です。タンパク質は体の組織や筋肉の修復に必要な栄養素ですが、カロリーの高さに直接的な関係はありません。
脂質は低い
フランスパンの脂質量は可食部100gあたり1.3gと、他の食材と比較して低い量です。脂質は摂取するとカロリーになりやすいため、脂質量が少ないことはカロリーの高さに対してプラスの要素となります。
以上の栄養データから、フランスパンのカロリーが高い理由は、主に糖質の多さによるものと考えられます。フランスパンは小麦粉を主成分としており、小麦粉には糖質が多く含まれています。そのため、糖質の摂取量が多くなり、カロリーが高くなるのです。また、脂質量が少ないことはカロリーの高さに対してプラスの要素となります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「フランスパン」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 55.8g | 4 | 223.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.7g | 2 | 5.4kcal |
たんぱく質 | 9.4g | 4 | 37.6kcal |
脂質 | 1.3g | 9 | 11.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「フランスパン」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、223.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
フランスパンは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
フランスパンは、低糖質ダイエットに使える?
フランスパンは、多くの人々にとって美味しい食べ物の一つです。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、糖質量が気になる要素となります。そこで、今回はフランスパンの糖質量について考えてみたいと思います。
フランスパンの糖質量は55.8g
フランスパンの糖質量は、なんと55.8gもあります。これは、一般的な食事の糖質制限目標である50g以下を超える量です。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、この糖質量はかなり高いと言えるでしょう。
フランスパンは低糖質ダイエットに不向き
このように、フランスパンは低糖質ダイエットには不向きな食べ物と言えます。糖質量が高いため、血糖値の急上昇を招き、脂肪の蓄積を促進する可能性があります。さらに、糖質の摂取量が制限されている低糖質ダイエットでは、他の食事やおやつで糖質を摂る余裕がなくなってしまうかもしれません。
代替策としての低糖質パン
もしフランスパンが大好きで、低糖質ダイエットを実践したい場合には、代替策として低糖質パンを選ぶことができます。最近では、穀物の代わりに大豆やアーモンドなどの材料を使用し、糖質量を大幅に抑えたパンが販売されています。これらの低糖質パンをうまく活用することで、フランスパンの代わりに美味しいパンを楽しむことができます。
まとめ
フランスパンは、糖質量が55.8gと高く、低糖質ダイエットには不向きな食べ物です。糖質の摂取量を制限している方にとっては、他の食事やおやつで糖質を摂る余裕がなくなってしまう可能性もあります。代替策としては、低糖質パンを選ぶことができます。低糖質パンを活用することで、フランスパンの代わりに美味しいパンを楽しむことができます。低糖質ダイエットを実践している方は、糖質量を意識して食事を選ぶことが大切です。
フランスパンは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
フランスパンは、低脂質ダイエットに使える?
フランスパンは、多くの人にとって欠かせない食べ物の一つです。しかし、ダイエット中の人にとっては、その高い炭水化物や脂質の含有量が気になるところかもしれません。そこで、今回はフランスパンが低脂質ダイエットに使えるのかについて考えてみましょう。
フランスパンの脂質量は1.3g
まず、フランスパンの脂質量を見てみましょう。実際に調べてみると、フランスパン100gあたりの脂質量は1.3gということがわかりました。これは、他のパンと比べてもかなり低い数値です。つまり、フランスパンは脂質を抑えたダイエットにおいて、少し効果的な食材と言えるのです。
フランスパンの炭水化物量にも注目
ただし、フランスパンの脂質量だけでなく、炭水化物量にも注目する必要があります。フランスパン100gあたりの炭水化物量は、約49gとなっています。これは、ダイエット中の人にとってはやや高い数値と言えるでしょう。ですが、適度な量で摂取すれば、エネルギー源として利用することもできます。
バランスの取れた食事が大切
結論として、フランスパンは低脂質ダイエットに使える食材の一つと言えます。ただし、炭水化物の量には注意が必要です。バランスの取れた食事を心がけ、フランスパンを適度な量で摂取することが重要です。また、フランスパンにはビタミンやミネラルも含まれており、栄養面でも優れています。
まとめ
フランスパンは低脂質ダイエットに少し効果的な食材です。脂質量が1.3gという低い数値であり、炭水化物量にも注意すれば、バランスの取れた食事に組み込むことができます。ただし、摂取量には注意が必要であり、適度な量を守ることが大切です。ダイエット中でも、美味しくフランスパンを楽しむことができるので、上手に取り入れてみてください。
最後に、フランスパンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「フランスパン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 289 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 57.5 | g | |
└糖質 | 55.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 2.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.4 | g | 普通 |
脂質 | 1.3 | g | 低い |
「フランスパン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 30.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.8 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.6 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「フランスパン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 620 | mg | 多い |
カリウム | 110 | mg | 普通 |
カルシウム | 16 | mg | 普通 |
マグネシウム | 22 | mg | 普通 |
リン | 72 | mg | 普通 |
鉄 | 0.9 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.14 | mg | 多い |
マンガン | 0.39 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 29 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 20 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.1 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.45 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.9 | μg | 普通 |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
フランスパンと同じ穀物のパンジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
食パン | 248 | 44.1 | 8.9 | 4.1 | 4.2 |
コッペパン | 273 | (52.1) | 9.2 | 3.8 | 3.9 |
フランスパン | 289 | 55.8 | 9.4 | 1.3 | 2.7 |
ライ麦パン | 252 | 49.0 | 8.4 | 2.2 | 5.6 |
ぶどうパン | 263 | 49.9 | 8.2 | 3.5 | 2.2 |
ロールパン | 309 | 48.6 | 10.1 | 9.0 | 2.0 |
クロワッサン リッチタイプ | 438 | 44.1 | 7.9 | 26.8 | 1.8 |
イングリッシュマフィン | 224 | 40.6 | 8.1 | 3.6 | 1.2 |
ナン | 257 | 46.9 | 10.3 | 3.4 | 2.0 |
ベーグル | 270 | 53.6 | 9.6 | 2.0 | 2.5 |
全粒粉パン | 251 | 41.9 | 7.9 | 5.7 | 4.5 |
クロワッサン レギュラータイプ | 406 | (51.2) | (6.5) | (20.4) | (1.9) |
くるみパン | 292 | (37.0) | (8.2) | (12.6) | (2.4) |
バンズ | 274 | 48.2 | 10.4 | 4.8 | 4.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。