このページではラクトアイスのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ラクトアイスのカロリーは217kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ラクトアイスの可食部100gあたりのカロリーは、217kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中556位です。これは多い順にすると上位34%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでラクトアイスのカロリーを評価すると、54件中30位です。これは上位から55%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 217Kcal |
全体での評価 | 556位 / 1592件中(上位34%…平均的) |
「乳」ジャンル内での評価 | 30位 / 54件中(上位55%…平均的) |
ラクトアイスはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜラクトアイスのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
ラクトアイスのカロリーは平均的な理由
ラクトアイスのカロリーは、可食部100gあたり217kcalであり、他の食材と比較して「平均的」と評価されます。この評価は、以下の栄養データを参照して行われています。
糖質
ラクトアイスの糖質は、可食部100gあたり21.8gで「普通」と評価されます。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満のリスクがあります。ラクトアイスの糖質量は適度であり、平均的な範囲に収まっています。
食物繊維
ラクトアイスの食物繊維は、可食部100gあたり0.1gで「普通」と評価されます。食物繊維は腸内環境を改善し、便通を促進する効果がありますが、ラクトアイスにはあまり含まれていません。そのため、食物繊維の摂取量を考えると、平均的な値と言えます。
タンパク質
ラクトアイスのタンパク質は、可食部100gあたり3.1gで「低い」と評価されます。タンパク質は体の成長や修復に必要な栄養素であり、不足すると筋肉量の減少や免疫力の低下などの問題が起こる可能性があります。ラクトアイスにはタンパク質が少ないため、平均的な値とは言えません。
脂質
ラクトアイスの脂質は、可食部100gあたり13.6gで「多い」と評価されます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や動脈硬化のリスクがあります。ラクトアイスには脂質が多く含まれているため、平均的な値と言えます。
以上の栄養データを考慮すると、ラクトアイスのカロリーは平均的と評価されます。糖質や脂質の量は適度であり、食物繊維やタンパク質の量は少ないですが、一般的な食品と比較してバランスの取れた栄養価を持っています。ただし、個々の食事内容や体調に応じて適切な摂取量を考慮する必要があります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ラクトアイス」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 21.8g | 4 | 87.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0.1g | 2 | 0.2kcal |
たんぱく質 | 3.1g | 4 | 12.4kcal |
脂質 | 13.6g | 9 | 122.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ラクトアイス」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、122.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ラクトアイスは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ラクトアイスは、低糖質ダイエットに使える?
ラクトアイスは、乳(乳製品)を主成分としたアイスクリームの一種です。その名前からもわかるように、乳製品を使用しているため、栄養価も高く、美味しさも人気です。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、ラクトアイスは避けるべき食品となります。
ラクトアイスの糖質量
ラクトアイスの糖質量は、一般的に21.8gとされています。この糖質量は、低糖質ダイエットを行っている方にとっては高い数値となります。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが一つのポイントとなりますが、ラクトアイスを摂取することで、その制限を超えてしまう可能性があります。
糖質制限の重要性
低糖質ダイエットでは、糖質の摂取量を制限することで、血糖値の上昇を抑え、体脂肪の燃焼を促進することが目的です。糖質を摂りすぎると、血糖値が急上昇し、インスリンの分泌が増えてしまいます。その結果、体内に余分なエネルギーが蓄積され、太りやすくなってしまいます。また、血糖値の急激な上昇は、糖尿病のリスクを高めることもあります。
ラクトアイスの代替品
ラクトアイスを食べたいという気持ちはわかりますが、低糖質ダイエットを実践している方には、他の代替品を選ぶことをおすすめします。例えば、低糖質のフルーツを凍らせたものや、低糖質のヨーグルトをアイスクリームのように楽しむことができます。これらの代替品は、糖質量を抑えたものが多く、低糖質ダイエットに適しています。
まとめ
ラクトアイスは、乳(乳製品)を主成分としたアイスクリームであり、糖質量が21.8gと高いです。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、糖質制限の観点から避けるべき食品となります。代わりに、低糖質のフルーツやヨーグルトを楽しむことをおすすめします。低糖質ダイエットを成功させるためには、糖質摂取量の制限が重要ですので、注意して食事を選ぶようにしましょう。
ラクトアイスは、低脂質ダイエットに使える!?
ラクトアイスは、低脂質ダイエットに不向きな食品である
低脂質ダイエットを実践している方にとって、食品選びは非常に重要です。その中で、乳製品の一種である「ラクトアイス」は、低脂質ダイエットには不向きな食品と言えます。以下にその理由を詳しく説明していきます。
ラクトアイスの脂質量は13.6g
まず、ラクトアイスの脂質量が問題となります。ラクトアイス100gあたりの脂質量は13.6gとなっています。低脂質ダイエットを行っている方にとっては、この脂質量は高いと言えるでしょう。低脂質ダイエットでは、1食あたりの脂質摂取量を10g以下に抑えることが推奨されています。そのため、ラクトアイスを摂取することで、その目標を達成することは難しいと言えます。
ラクトアイスの糖分量も高い
さらに、ラクトアイスには糖分も多く含まれています。糖分はエネルギー源として利用されますが、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める要因となります。ラクトアイスは、糖分量が高いため、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、糖分摂取量を抑えることが難しくなります。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを実践する上で、ラクトアイスの代替品としては、低脂肪ヨーグルトやフルーツを活用することがおすすめです。低脂肪ヨーグルトには乳製品の良質なタンパク質やカルシウムが含まれており、満腹感を得ながら脂質摂取を抑えることができます。また、フルーツは自然の甘みがあり、ビタミンや食物繊維も豊富に含まれています。これらの代替品を選ぶことで、低脂質ダイエットをより効果的に実践することができます。
まとめ
ラクトアイスは、低脂質ダイエットには不向きな食品であると言えます。その脂質量や糖分量の高さから、低脂質ダイエットを実践する上で避けるべき食品となります。代わりに、低脂肪ヨーグルトやフルーツを選ぶことで、より健康的な食生活を送ることができます。
最後に、ラクトアイスの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ラクトアイス」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 217 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 22.2 | g | |
└糖質 | 21.8 | g | 普通 |
└食物繊維 | 0.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 3.1 | g | 低い |
脂質 | 13.6 | g | 多い |
「ラクトアイス」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 60.4 | g | 普通 |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | 21 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ラクトアイス」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 61 | mg | 普通 |
カリウム | 150 | mg | 普通 |
カルシウム | 95 | mg | 多い |
マグネシウム | 12 | mg | 普通 |
リン | 93 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.01 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 19 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 10 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 10 | μg | 普通 |
ビタミンD | Tr | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.4 | mg | 多い |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.2 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.51 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.7 | μg | 普通 |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
乳固形分3.0 %以上、主な脂質: 植物性脂肪
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ラクトアイスと同じ乳の乳製品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
無糖練乳 | 135 | 12.2 | 6.8 | 7.9 | (0) |
加糖練乳 | 314 | 56.5 | 7.7 | 8.5 | (0) |
ヨーグルト(無糖) | 56 | 4.6 | 3.6 | 3.0 | (0) |
ヨーグルト(脱脂加糖) | 65 | 11.3 | 4.3 | 0.2 | (0) |
飲むヨーグルト | 64 | 11.5 | 2.9 | 0.5 | (0) |
乳酸菌飲料 | 64 | 16.0 | 1.1 | 0.1 | (0) |
アイスクリーム | 205 | 23.6 | 3.5 | 12.0 | 0.1 |
アイスミルク | 167 | 24.1 | 3.4 | 6.4 | (0) |
ラクトアイス | 217 | 21.8 | 3.1 | 13.6 | 0.1 |
ソフトクリーム | 146 | 20.5 | 3.8 | 5.6 | (0) |
シャーベット | 128 | 28.7 | 0.9 | 1.0 | (0) |
ヨーグルト(低脂肪無糖) | 40 | 4.8 | 3.7 | 1.0 | (0) |
ヨーグルト(無脂肪無糖) | 37 | 4.9 | 4.0 | 0.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。