このページではアイスミルクのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
アイスミルクのカロリーは167kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:dancyu
アイスミルクの可食部100gあたりのカロリーは、167kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中705位です。これは多い順にすると上位44%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでアイスミルクのカロリーを評価すると、54件中33位です。これは上位から61%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 167Kcal |
全体での評価 | 705位 / 1592件中(上位44%…平均的) |
「乳」ジャンル内での評価 | 33位 / 54件中(上位61%…やや低い) |
アイスミルクはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜアイスミルクのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:dancyu
アイスミルクのカロリーは平均的な理由
アイスミルクは、可食部100gあたり167kcalのカロリーを含んでいます。このカロリーは他の食材と比較して「平均的」と評価されています。なぜアイスミルクのカロリーが平均的なのか、以下の栄養データを参照して説明します。
糖質の量は普通
アイスミルクは、可食部100gあたり24.1gの糖質を含んでいます。この糖質の量は一般的な食材と比較して「普通」と評価されています。糖質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂り過ぎには注意が必要です。アイスミルクの糖質量は適度な範囲に収まっており、平均的なカロリーと一致しています。
食物繊維は無し
アイスミルクには可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な栄養素であり、健康維持に役立ちます。しかし、アイスミルクは食物繊維を含まないため、その点では平均的とは言えません。
タンパク質の量は低い
アイスミルクは可食部100gあたり3.4gのタンパク質を含んでいます。このタンパク質の量は他の食材と比較して「低い」と評価されています。タンパク質は体の組織の修復や成長に重要な役割を果たす栄養素ですが、アイスミルクには少量しか含まれていません。そのため、タンパク質を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要です。
脂質の量は普通
アイスミルクは可食部100gあたり6.4gの脂質を含んでいます。この脂質の量は他の食材と比較して「普通」と評価されています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体に必要な脂溶性ビタミンの吸収にも関与しています。アイスミルクの脂質量は適度な範囲に収まっており、平均的なカロリーと一致しています。
以上の栄養データから、アイスミルクのカロリーが平均的である理由が明らかになりました。糖質や脂質の量が適度であり、タンパク質や食物繊維の量が少ないという特徴が平均的なカロリーにつながっています。アイスミルクを食べる際には、バランスの良い食事を心がけることが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「アイスミルク」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 24.1g | 4 | 96.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 3.4g | 4 | 13.6kcal |
脂質 | 6.4g | 9 | 57.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「アイスミルク」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、96.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
アイスミルクは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
アイスミルクは、低糖質ダイエットに使える?
乳(乳製品)の「アイスミルク」は、糖質量が24.1gで、した。
アイスミルクは低糖質ダイエットに不向き
アイスミルクは、乳(乳製品)の一種であり、多くの人々に人気のあるデザートです。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な食品と言えます。
アイスミルクの糖質量は、なんと24.1gもあります。低糖質ダイエットでは、通常の食事で摂取する糖質を制限することが目的ですが、アイスミルクを摂取することで、一度に大量の糖質を摂取してしまうことになります。
また、アイスミルクには砂糖や甘味料が多く含まれており、これらの成分は血糖値を急上昇させる可能性があります。低糖質ダイエットでは、血糖値の急激な上昇を避けることが重要ですので、アイスミルクは避けるべき食品と言えます。
さらに、アイスミルクには脂肪分も含まれています。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を抑える一方で、脂肪分を適度に摂取することが求められますが、アイスミルクの脂肪分は高いため、バランスの取れた食事にはなりません。
低糖質ダイエットを実践している方は、アイスミルクを避けることをおすすめします。代わりに、糖質が少ないヨーグルトや豆乳アイスクリームなどを選ぶことで、デザートを楽しむことができます。
アイスミルクは美味しいですが、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質量が高く、血糖値の急上昇やバランスの崩れを引き起こす可能性があります。低糖質ダイエットを成功させるためには、アイスミルクを控えることが重要です。
アイスミルクは、低脂質ダイエットに使える!?
アイスミルクは、低脂質ダイエットに不向き?
アイスミルクは、乳(乳製品)の一種であり、一般的にアイスクリームと比べて脂肪含有量が低いとされています。しかし、実際にはアイスミルクにも一定の脂肪が含まれており、低脂質ダイエットには不向きな食品と言えます。
アイスミルクの脂肪含有量
アイスミルクの脂肪含有量は、100gあたり6.4gとされています。一般的なアイスクリームと比べると、確かに脂肪含有量は低いです。しかし、低脂質ダイエットを実施する際には、脂肪摂取量を極力抑える必要があります。
低脂質ダイエットとは
低脂質ダイエットは、脂肪摂取量を制限することで体重管理や健康維持を目指す食事法です。脂肪は高カロリーであり、摂り過ぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まるため、脂肪摂取量を制限することが重要です。
アイスミルクの脂肪含有量の考え方
アイスミルクの脂肪含有量が低いとはいえ、100gあたり6.4gの脂肪は決して少ないとは言えません。低脂質ダイエットを実施する場合、脂肪摂取量を極力抑える必要がありますので、アイスミルクは避けるべき食品と言えます。
代替品としてのアイスミルク
アイスミルクは低脂質ダイエットには不向きですが、代替品として活用することは可能です。例えば、一般的なアイスクリームと比べて脂肪含有量が低いため、アイスクリームの代わりにアイスミルクを選ぶことで、摂取する脂肪量を抑えることができます。
まとめ
アイスミルクは低脂質ダイエットには不向きな食品です。脂肪含有量が6.4gということは、脂肪摂取量を抑える目的での選択には適していません。低脂質ダイエットを実施する際には、他の低脂質な食品を選ぶことが重要です。
最後に、アイスミルクの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「アイスミルク」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 167 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 23.9 | g | |
└糖質 | 24.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 3.4 | g | 低い |
脂質 | 6.4 | g | 普通 |
「アイスミルク」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 65.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | 18 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「アイスミルク」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 75 | mg | 普通 |
カリウム | 140 | mg | 普通 |
カルシウム | 110 | mg | 多い |
マグネシウム | 14 | mg | 普通 |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 21 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 9 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 22 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.3 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.43 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
乳固形分10.0 %以上、乳脂肪分3.0 %以上、植物性脂肪を含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
アイスミルクと同じ乳の乳製品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
無糖練乳 | 135 | 12.2 | 6.8 | 7.9 | (0) |
加糖練乳 | 314 | 56.5 | 7.7 | 8.5 | (0) |
ヨーグルト(無糖) | 56 | 4.6 | 3.6 | 3.0 | (0) |
ヨーグルト(脱脂加糖) | 65 | 11.3 | 4.3 | 0.2 | (0) |
飲むヨーグルト | 64 | 11.5 | 2.9 | 0.5 | (0) |
乳酸菌飲料 | 64 | 16.0 | 1.1 | 0.1 | (0) |
アイスクリーム | 205 | 23.6 | 3.5 | 12.0 | 0.1 |
アイスミルク | 167 | 24.1 | 3.4 | 6.4 | (0) |
ラクトアイス | 217 | 21.8 | 3.1 | 13.6 | 0.1 |
ソフトクリーム | 146 | 20.5 | 3.8 | 5.6 | (0) |
シャーベット | 128 | 28.7 | 0.9 | 1.0 | (0) |
ヨーグルト(低脂肪無糖) | 40 | 4.8 | 3.7 | 1.0 | (0) |
ヨーグルト(無脂肪無糖) | 37 | 4.9 | 4.0 | 0.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。