このページでは生クリーム(植物性脂肪)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
生クリーム(植物性脂肪)のカロリーは353kcal(100gあたり)!これってどうなの?
生クリーム(植物性脂肪)の可食部100gあたりのカロリーは、353kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中218位です。これは多い順にすると上位13%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルので生クリーム(植物性脂肪)のカロリーを評価すると、54件中16位です。これは上位から29%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 353Kcal |
全体での評価 | 218位 / 1592件中(上位13%…高い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 16位 / 54件中(上位29%…高い) |
生クリーム(植物性脂肪)はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ生クリーム(植物性脂肪)のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
生クリーム(植物性脂肪)のカロリーが高い理由
生クリーム(植物性脂肪)は、可食部100gあたり353kcalという高いカロリーを持っています。これは他の食材と比較しても高いと評価されています。その理由を以下の栄養データから考えてみましょう。
糖質がかなり低い
生クリーム(植物性脂肪)の糖質は5.2gとかなり低いです。糖質はエネルギーの源となるため、糖質が少ない食材はカロリーも低くなります。生クリームは糖質が少ないため、カロリーが高くなっていると考えられます。
食物繊維が無し
生クリーム(植物性脂肪)には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助ける役割があり、食材のカロリーを抑える効果もあります。生クリームには食物繊維が含まれていないため、カロリーが高くなっていると考えられます。
タンパク質が低い
生クリーム(植物性脂肪)のタンパク質は1.3gと低いです。タンパク質は筋肉の構成要素であり、エネルギー源としても重要です。タンパク質が少ない食材はカロリーも低くなります。生クリームのタンパク質が低いため、カロリーが高くなっていると考えられます。
脂質が多い
生クリーム(植物性脂肪)の脂質は39.5gと多いです。脂質はエネルギーを多く含む栄養素であり、カロリーの主要な要素です。脂質が多い食材はカロリーも高くなります。生クリームの脂質が多いため、カロリーが高くなっていると考えられます。
以上の栄養データから、生クリーム(植物性脂肪)のカロリーが高い理由が明らかになりました。糖質が少なく、食物繊維やタンパク質が低く、脂質が多いことが、その要因として挙げられます。生クリームを摂取する際には、カロリーの高さに注意し、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「生クリーム(植物性脂肪)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.2g | 4 | 20.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 1.3g | 4 | 5.2kcal |
脂質 | 39.5g | 9 | 355.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「生クリーム(植物性脂肪)」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、355.5kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
生クリーム(植物性脂肪)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
生クリーム(植物性脂肪)は、低糖質ダイエットに使える?
生クリーム(植物性脂肪)は、糖質量が5.2gで、低糖質ダイエットに少し効果的です。
生クリーム(植物性脂肪)の糖質量
生クリーム(植物性脂肪)は、糖質量が5.2gと比較的低いです。糖質制限を行う際には、糖質の摂取を制限することが重要ですが、生クリーム(植物性脂肪)を使用することで、糖質摂取量を抑えることができます。
生クリーム(植物性脂肪)の効果
生クリーム(植物性脂肪)は、低糖質ダイエットに少し効果的です。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑えることができます。また、生クリーム(植物性脂肪)には脂肪が豊富に含まれており、満腹感を与える効果もあります。これにより、食事の量を減らすことができ、ダイエットの効果を高めることができます。
注意点
ただし、生クリーム(植物性脂肪)を摂取する際には、適量を守ることが重要です。過剰な摂取はカロリーの摂り過ぎに繋がり、逆にダイエットの妨げになる可能性があります。また、生クリーム(植物性脂肪)には脂肪が豊富に含まれているため、脂質の摂取量にも注意が必要です。
まとめ
生クリーム(植物性脂肪)は、糖質量が5.2gと比較的低く、低糖質ダイエットに少し効果的です。適量を守りながら摂取することで、血糖値の上昇を抑え、満腹感を得ることができます。しかし、過剰な摂取や脂質の摂取量には注意が必要です。生クリーム(植物性脂肪)を上手に取り入れながら、バランスの取れた食事と適度な運動を合わせることで、健康的なダイエットを実現しましょう。
生クリーム(植物性脂肪)は、低脂質ダイエットに使える!?
生クリーム(植物性脂肪)は、低脂質ダイエットに不向き
生クリーム(植物性脂肪)は、一般的にはデザートや料理のアクセントとして使われることがあります。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、その高い脂質量が懸念材料となるかもしれません。
生クリーム(植物性脂肪)の脂質量
生クリーム(植物性脂肪)の脂質量は、39.5gとなっています。この値は、低脂質ダイエットを目指している方にとっては高いと言えるでしょう。
低脂質ダイエットへの影響
低脂質ダイエットを実践する際には、脂質摂取量を制限することが重要です。生クリーム(植物性脂肪)の高い脂質量は、この制限を難しくする要因となります。
脂質は、エネルギー源として重要な役割を果たしますが、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。低脂質ダイエットを実践する方にとっては、生クリーム(植物性脂肪)は避けるべき食材と言えるでしょう。
代替品の選択
低脂質ダイエットを実践する方にとっては、生クリーム(植物性脂肪)の代替品を選ぶことが重要です。代替品としては、植物性のホイップクリームや低脂肪乳などがあります。これらの代替品は、脂質摂取量を制限しながらも、デザートや料理にアクセントを加えることができます。
まとめ
生クリーム(植物性脂肪)は、低脂質ダイエットを実践する方にとっては不向きな食材です。その高い脂質量が制限を難しくし、肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。代替品としては、植物性のホイップクリームや低脂肪乳などを選ぶことがおすすめです。健康的な食生活を実践するためには、適切な食材の選択が重要です。
最後に、生クリーム(植物性脂肪)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「生クリーム(植物性脂肪)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 353 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 3.3 | g | |
└糖質 | 5.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 1.3 | g | 低い |
脂質 | 39.5 | g | 多い |
「生クリーム(植物性脂肪)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 55.5 | g | 普通 |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 21 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「生クリーム(植物性脂肪)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 40 | mg | 普通 |
カリウム | 67 | mg | 低い |
カルシウム | 50 | mg | 普通 |
マグネシウム | 6 | mg | 低い |
リン | 79 | mg | 普通 |
鉄 | 0 | mg | 無し |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | 7 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 2 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 1 | μg | 普通 |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 99 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 99 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 9 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 4.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 2.7 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 5 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.17 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.7 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名:植物性生クリーム/(100 g:99mL、100 mL:102g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
生クリーム(植物性脂肪)と同じ乳のクリームジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
生クリーム(乳脂肪) | 404 | 10.1 | 1.9 | 43.0 | 0 |
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪) | 388 | 5.4 | 4.4 | 42.1 | (0) |
生クリーム(植物性脂肪) | 353 | 5.2 | 1.3 | 39.5 | 0 |
ホイップクリーム(乳脂肪) | 409 | 16.2 | 1.8 | 40.7 | (0) |
ホイップクリーム(乳脂肪・植物性脂肪) | 394 | 15.0 | 4.0 | 38.4 | (0) |
ホイップクリーム(植物性脂肪) | 399 | 13.9 | 6.3 | 36.1 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 乳脂肪) | 205 | 6.4 | 5.2 | 18.3 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 乳脂肪・植物性脂肪) | 227 | 4.6 | 4.8 | 21.6 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 植物性脂肪) | 244 | 2.5 | 4.3 | 24.8 | (0) |
コーヒーホワイトナー(粉末状 乳脂肪) | 504 | 64.5 | 7.6 | 27.3 | 0 |
コーヒーホワイトナー(粉末状 植物性脂肪) | 542 | 59.4 | 2.1 | 36.2 | 0 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。