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生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)のカロリーは高い?低い?カロリーの内訳を理解してダイエットに役立てよう。糖質制限や低脂質などダイエットメニューに適しているかも判定!
このページでは生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)のカロリーは388kcal(100gあたり)!これってどうなの?
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)の可食部100gあたりのカロリーは、388kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中145位です。これは多い順にすると上位9%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルので生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)のカロリーを評価すると、54件中12位です。これは上位から22%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 388Kcal |
全体での評価 | 145位 / 1592件中(上位9%…高い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 12位 / 54件中(上位22%…高い) |
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)のカロリーは高い理由
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は、可食部100gあたり388kcalという高いカロリーを持っています。その理由を以下の栄養データを参考に解説します。
脂質の含有量が多い
生クリームに含まれる脂質の量は42.1gと非常に多いです。脂質はカロリーを多く含む栄養素であり、1gあたり9kcalという高いエネルギーを持っています。そのため、脂質の含有量が多い生クリームは、カロリーも高くなるのです。
糖質の含有量が低い
一方で、生クリームに含まれる糖質の量は5.4gと比較的低いです。糖質は脂質に比べて1gあたり4kcalというエネルギー量です。生クリームは砂糖などの甘味料をほとんど含まないため、糖質のカロリーも低くなっています。
食物繊維が含まれていない
生クリームには食物繊維が含まれていないため、その分カロリーが高くなります。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果があります。しかし、生クリームには食物繊維が含まれていないため、カロリーが高くても満腹感を得にくいのです。
タンパク質の含有量が低い
生クリームに含まれるタンパク質の量は4.4gと比較的低いです。タンパク質は1gあたり4kcalというエネルギー量ですが、生クリームは脂質の含有量が多いため、タンパク質のカロリーは相対的に低くなっています。
以上の理由から、生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)のカロリーは高いと評価されています。脂質の含有量が多く、糖質や食物繊維、タンパク質の含有量が比較的低いため、カロリーが高くなっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.4g | 4 | 21.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 4.4g | 4 | 17.6kcal |
脂質 | 42.1g | 9 | 378.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、378.9kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は、低糖質ダイエットに使える?
低糖質ダイエットを実践している方々にとって、食品選びは非常に重要です。特に糖質量が気になる食品は避けたいと思うことでしょう。そこで、今回は「生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)」に焦点を当て、その糖質量と低糖質ダイエットへの効果について考えてみましょう。
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)の糖質量
まず、生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)の糖質量について確認しましょう。生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)100gあたりの糖質量は約5.4gです。低糖質ダイエットを実践している方々にとっては、この数値は非常に魅力的なものと言えるでしょう。
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)の効果的な利用方法
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は、低糖質ダイエットにおいて効果的に利用することができます。まず、その豊富な脂肪分によって満足感を得ることができます。脂肪は消化に時間がかかるため、食後の満腹感を長く持続させることができるのです。
また、生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は糖質が少ないため、血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。糖質の摂取が少ないことで、インスリンの分泌も抑えられるため、脂肪の蓄積を防ぐことができるのです。
さらに、生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は食材や飲み物に使いやすい特徴もあります。コーヒーや紅茶に少し加えるだけで、クリーミーな味わいを楽しむことができます。また、ソースやドレッシングのベースとしても活用することができます。
まとめ
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。その糖質量が5.4gと少ないため、糖質制限を意識している方々にとっては選びやすい食品です。また、その豊富な脂肪分によって満足感を得ることができ、血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。食材や飲み物に使いやすい特徴もあり、さまざまな料理に取り入れることができます。低糖質ダイエットを実践している方々にとって、生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は有効な選択肢となるでしょう。
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は、低脂質ダイエットに使える!?
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は、低脂質ダイエットに不向き
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は、多くの方にとって美味しい食材の一つです。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な食材と言えます。なぜなら、生クリームには高い脂質が含まれているからです。
脂質の含有量は42.1g
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)の脂質の含有量は、なんと42.1gもあります。この数値は、低脂質ダイエットを実践している方にとっては非常に高い値と言えます。低脂質ダイエットでは、1日の脂質摂取量を制限することが一般的ですが、生クリームを摂取すると、その制限を大幅に超えてしまう可能性があります。
高脂質の影響
高脂質の食品を摂取すると、体内に脂肪が蓄積されやすくなります。さらに、脂質は1gあたり9kcalものエネルギーを提供します。そのため、生クリームを摂取すると、摂取した脂質が余分なエネルギーとして蓄積され、体重増加の原因となる可能性があります。
代替品の選択
低脂質ダイエットを実践する際には、生クリームの代わりに低脂肪の乳製品や植物性の代替品を選ぶことがおすすめです。低脂肪の乳製品には、脂質の含有量が少なく、カロリーも低いものがあります。また、植物性の代替品には、脂質が少ないだけでなく、コレステロールや飽和脂肪酸も含まれていないものがあります。
まとめ
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)は、低脂質ダイエットを実践する方にとっては避けるべき食材と言えます。その高い脂質の含有量やエネルギー量が、体重増加や健康への悪影響をもたらす可能性があります。代わりに、低脂肪の乳製品や植物性の代替品を選ぶことで、より健康的な食事を実現することができます。低脂質ダイエットを成功させるためには、食材の選択に注意し、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
最後に、生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 388 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 3.0 | g | |
└糖質 | 5.4 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 4.4 | g | 低い |
脂質 | 42.1 | g | 多い |
「生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 49.8 | g | 普通 |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 63 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 140 | mg | 普通 |
カリウム | 76 | mg | 低い |
カルシウム | 47 | mg | 普通 |
マグネシウム | 4 | mg | 低い |
リン | 130 | mg | 普通 |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 8 | μg | 多い |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 8 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 190 | μg | 多い |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 100 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 110 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 200 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | 8 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.09 | mg | 低い |
ビオチン | 1.0 | μg | 普通 |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
脂質: 乳脂肪由来22.5 g 、植物性脂肪由来19.6 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪)と同じ乳のクリームジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
生クリーム(乳脂肪) | 404 | 10.1 | 1.9 | 43.0 | 0 |
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪) | 388 | 5.4 | 4.4 | 42.1 | (0) |
生クリーム(植物性脂肪) | 353 | 5.2 | 1.3 | 39.5 | 0 |
ホイップクリーム(乳脂肪) | 409 | 16.2 | 1.8 | 40.7 | (0) |
ホイップクリーム(乳脂肪・植物性脂肪) | 394 | 15.0 | 4.0 | 38.4 | (0) |
ホイップクリーム(植物性脂肪) | 399 | 13.9 | 6.3 | 36.1 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 乳脂肪) | 205 | 6.4 | 5.2 | 18.3 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 乳脂肪・植物性脂肪) | 227 | 4.6 | 4.8 | 21.6 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 植物性脂肪) | 244 | 2.5 | 4.3 | 24.8 | (0) |
コーヒーホワイトナー(粉末状 乳脂肪) | 504 | 64.5 | 7.6 | 27.3 | 0 |
コーヒーホワイトナー(粉末状 植物性脂肪) | 542 | 59.4 | 2.1 | 36.2 | 0 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。