このページでは、果物のりんごを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
りんごのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはりんごの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 56 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16.2 | g | |
└糖質 | 13.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 1.9 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.2 | g | かなり低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「りんご 皮つき 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、りんごがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
りんごはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
りんごとは?どんな食材?
りんごは、果物の一種であり、世界中で広く栽培されている人気のある食材です。その甘くて爽やかな味わいと、さまざまな栄養素が詰まっていることで知られています。
栄養価が高い
りんごは、ビタミンCや食物繊維、ポリフェノールなど、さまざまな栄養素を含んでいます。ビタミンCは免疫力を高める効果があり、食物繊維は腸内環境を整える効果があります。また、ポリフェノールには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を抑える効果があります。これらの栄養素は、健康をサポートするために重要な役割を果たしています。
料理に幅広く活用できる
りんごは、生でそのまま食べるだけでなく、さまざまな料理にも活用することができます。りんごの甘さと酸味は、スイーツやジャム、パイなどのデザートにぴったりです。また、サラダやスムージーに加えることで、さっぱりとした味わいを楽しむことができます。さらに、りんごは煮ることで柔らかくなり、ジューシーな味わいが増します。煮物やコンポートなど、さまざまな料理にアクセントを加えることができます。
保存がしやすい
りんごは、保存性に優れているため、長期間保存することができます。冷暗所で保存することで、風味や栄養価を保ちながら長く楽しむことができます。また、りんごは皮ごと食べることもできますので、手軽に食べることができます。
以上のように、りんごは栄養価が高く、料理に幅広く活用できる食材です。その甘さと酸味、そして保存性の良さから、多くの人々に愛されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はりんごがダイエットにどう役立つか説明します!
りんごはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーである
りんごは可食部100gあたりのカロリーが56kcalと非常に低いです。この低カロリーな特徴から、ダイエットや体重管理をしている方にとってりんごは理想的な食材と言えます。りんごを食べることで満腹感を得ることができ、カロリー摂取を抑えることができます。
2. 糖質が普通である
りんごの糖質は可食部100gあたり13.5gで、普通とされています。糖質はエネルギー源として必要な栄養素ですが、摂りすぎると血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。りんごの糖質量は適度であり、血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待できます。
3. 食物繊維が普通である
りんごには可食部100gあたり1.9gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることができます。りんごの食物繊維は普通の量であり、健康的な食事に役立つと言えます。
以上のように、りんごは低カロリーでありながら、適度な糖質と食物繊維を含んでいます。これらの特徴から、りんごは健康的な食事に取り入れることで、ダイエットや血糖値の管理に役立つ食材として活用できます。
おすすめ:りんごのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
りんごに含まれる無機質の栄養を解説!
りんごの特徴
りんごは、無機質栄養データを見ると、以下の特徴があります。
カリウムが普通量含まれています
りんごは、可食部100gあたりにおいて、カリウムが120 mg含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、血圧の上昇を防ぐ働きがあります。りんごには普通量のカリウムが含まれているため、健康な体を維持する上で役立つ食材と言えます。
カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛が低い量しか含まれていません
りんごに含まれるカルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛の量はいずれも低いです。これらの栄養素は骨や歯の形成や血液の酸素運搬に重要な役割を果たしていますが、りんごには十分な量が含まれていないため、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が必要です。
銅、マンガン、モリブデンが普通量含まれています
りんごには銅、マンガン、モリブデンが普通量含まれています。これらの栄養素は体内の酵素の働きをサポートし、代謝や免疫機能の維持に関与しています。りんごはこれらの栄養素を摂取する良い食材と言えます。
以上のように、りんごはカリウムを含むなど、特定の栄養素が豊富に含まれている一方で、他の栄養素は少ないです。バランスの取れた食事を心掛けながら、りんごを摂取することで、健康をサポートすることができます。
りんごに含まれるビタミンを解説!
ビタミンAの特徴
りんごに含まれるビタミンAは、以下の特徴があります。
1. レチノールは無し:りんごにはレチノールが含まれていません。レチノールはビタミンAの一種であり、視力の維持や免疫機能の強化に関与しています。
2. β-カロテンが多い:りんごにはβ-カロテンが多く含まれています。β-カロテンは体内でビタミンAに変換される物質であり、抗酸化作用や皮膚の健康維持に役立ちます。
3. レチノール活性当量は普通:りんごに含まれるレチノール活性当量は普通です。レチノール活性当量は、体内でビタミンAとして利用できる量を示します。
ビタミンEの特徴
りんごに含まれるビタミンEは、以下の特徴があります。
1. α-トコフェロールは普通:りんごにはα-トコフェロールが含まれています。α-トコフェロールはビタミンEの一種であり、細胞の酸化ストレスからの保護や血液の循環促進に役立ちます。
2. β-トコフェロール・γ-トコフェロール・δ-トコフェロールは無し:りんごにはβ-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。これらはビタミンEの別の形態であり、抗酸化作用や細胞の健康維持に関与しています。
その他のビタミン含有量
りんごには以下のビタミンも含まれています。
- ビタミンKは普通:りんごに含まれるビタミンKの量は普通です。ビタミンKは血液の凝固に関与しています。
- ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・パントテン酸は低い:りんごにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸が低い量しか含まれていません。これらのビタミンはエネルギー代謝や神経機能の維持に関与しています。
- ビタミンB6は普通:りんごに含まれるビタミンB6の量は普通です。ビタミンB6はタンパク質の代謝や血液の生成に関与しています。
- ビオチンは普通:りんごに含まれるビオチンの量は普通です。ビオチンは肌や髪の健康維持に役立ちます。
- ビタミンCは多い:りんごにはビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは抗酸化作用や免疫機能の強化に関与しています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はりんごの使用例としてレシピをご紹介します。
りんごを使ったレシピ20選!
#1 りんごジュースとパウンド型で「フレッシュ林檎の寒天寄せ」
100%りんごジュース、りんご、粉寒天、レモンジュース、メイプルシロップ
フレッシュ林檎を使った、寒天寄せのレシピ。りんごジュースやメイプルシロップで作る寒天ベースに、ダイスカットした林檎を加えて固めます。…
レシピを見る#2 電子レンジで簡単!りんごとレーズンのジャム
りんご、砂糖、レーズン、レモン汁
りんごとレーズンを使った、電子レンジで簡単に作れるジャムのレシピ。りんごを薄くスライスし、レーズンはお湯に浸して柔らかくします。…
レシピを見る#3 チキンのりんごとパプリカのソテー添え
鶏むね肉、リンゴ、パプリカ、小麦粉、料理酒、バター、醤油、塩胡椒、サラダ油、等
鶏むね肉とりんごを使用した、メインにおすすめなソテーのレシピ。りんごをメイン料理として調理した珍しいお料理です。…
レシピを見る#4 りんごとくるみ、カマンベールチーズのサラダ
りんご、胡桃、カマンベールチーズ、ミックスベビーリーフ、レタス、きゅうり、白胡椒、米酢、レモンジュース、等
リンゴとカマンベールを使った、副菜になるサラダのレシピ。野菜のの食感を良くする方法やリンゴの酸化を防ぐ方法等、為になるポイントが盛りだくさん。…
レシピを見る#5 野菜もお肉もたっぷり食べられる!鶏唐揚げのりんご酢ソースがけ
鶏もも肉、ベビーリーフなどの葉物、ミニトマト、塩コショウ、生姜、りんご酢、醤油、きび砂糖、ごま油、等
鶏唐揚げのさっぱりりんご酢ソースがけのレシピ。鶏もも肉に下味をつけ、片栗粉をまぶして揚げます。…
レシピを見る#6 りんごとアボカドのマスタードサラダ
ベビーリーフ、りんご、アボカド、ミックスナッツ、レーズン、ブルーチーズ、粒マスタード、オリーブオイル、バルサミコ酢、等
りんごとアボカドのマスタードサラダのレシピ。りんごとアボカドを薄切りにして、ミックスナッツやレーズン、ブルーチーズと一緒に盛り付けます。…
レシピを見る#7 あったかキャラメルりんごとアイスのデザート
りんご、バター、ミックスベリー、スライスアーモンド、砂糖、ラム酒、アイスクリーム
このレシピは、あったかキャラメルりんごとアイスのデザートの作り方です。りんごを皮付きのままくし切りにし、フライパンにバターを入れて溶かし、りんごを入れて焼き、砂糖とミックスベリーを入れて焼き、スライスレーズンを入れて焼き、全体的にこんがりと焼き色を付けると完成です。…
レシピを見る#8 りんごを使った給食メニュー!フルーツヨーグルトサラダ
りんご、パイナップル、プレーンヨーグルト、レモン汁、粉寒天、砂糖
りんごとパイナップルを使った、フルーツヨーグルトサラダのレシピ。粉寒天を使った寒天を作り、冷やし固めます。…
レシピを見る#9 豚肉のりんご煮
豚もも肉、たまねぎ、りんご、にんにく、ショウガ、砂糖、醤油、胡椒
豚肉とりんごを使った、豚肉のりんご煮のレシピ。豚肉は焼いて、たまねぎは炒めておきます。…
レシピを見る#10 りんごジュース大量消費!りんごのバラゼリー
りんご、りんごジュース、砂糖、レモン汁、ゼラチン
りんごのバラゼリーのレシピ。りんごをカットし、スライサーで薄くスライスします。…
レシピを見る#11 りんごカクテル
牛乳、ラム酒、りんごジュース、ゼラチン、りんご(飾り用)、ミントの葉
お酒が苦手な方にもおすすめしたい、あま~いカクテルのレシピ。ゼリー状になっているので、飲むというよりも食べるカクテル。…
レシピを見る#13 キャベツとりんごのヨーグルトマヨサラダ
キャベツ、りんご、くるみ、プレーンヨーグルト、キユーピーマヨネーズ
キャベツとりんごを活用した、5分で簡単に作れるマヨネーズサラダのレシピ。具材にくるみも加えて、味と食感にアクセントづけを。…
レシピを見る#14 野菜とりんごのうまつゆ漬け
長芋、セロリ、セロリの葉、りんご
箸休めにもなる漬物のレシピ。りんごは皮つきで使うので塩でよく洗っておきます。…
レシピを見る#15 マヨネーズで!ふんわりりんごのケーキ
りんご、ホットケーキミックス、キユーピーマヨネーズ
「キューピー」ならではの裏ワザおやつのレシピ。主原料が卵と油のマヨネーズは、ケーキにコクをプラスして食感をふわふわにしてくれます。…
レシピを見る#16 香ばしくほろ苦いキャラメルの風味が魅力の"キャラメルりんごのコンフィチュール"
りんご、グラニュー糖、レモン汁、りんごの自家製ペクチン、カルバドス
キャラメルにした砂糖とりんご、カルバドスで作るコンフィチュールのレシピ。りんごはマッチ棒状にカットしたものと、ミキサーでつぶしてジュースにしたものを使います。…
レシピを見る#17 ぽん酢煮りんごの焼き春巻
りんご、グラニュー糖、春巻きの皮、水溶き小麦粉、バター(有塩)、はちみつ、アイスクリーム
ポン酢とりんごでつくるスイーツのレシピ。りんごをグラニュー糖とポン酢で煮込む、驚きのアイディアレシピ。…
レシピを見る#18 さつまいもとりんごの甘煮(園児のお弁当用)
さつまいも、りんご、砂糖
園児のお弁当にオススメの、さつまいもとりんごの甘煮のレシピ。レンジを使って手早く出来るので、忙しい朝に重宝します。…
レシピを見る#19 日本酒にも合う"鶏のりんご照り焼きトマトソース"
鶏もも肉、りんごジュース、醤油、ローリエ、にんにく、バジル、赤唐辛子、トマト水煮缶、粗挽き黒胡椒、等
鶏もも肉を、りんご果汁入りの漬けだれと一緒に焼き上げる、鶏の照り焼きのレシピ。煮詰まったりんご果汁の凝縮された甘みで、ひと味違う照り焼きに仕上がります。…
レシピを見る#20 レンジでつくる りんごのみりんコンポート
りんご、みりん
りんごのコンポートのレシピ。コンポートはシロップやワインで作るヨーロッパの保存食です。…
レシピを見る最後に、りんごの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「りんご」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 56 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16.2 | g | |
└糖質 | 13.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 1.9 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.2 | g | かなり低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「りんご」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 8 | % | 特になし |
水分 | 83.1 | g | 多い |
有機酸 | 0.4 | g | 多い |
灰分 | 0.2 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「りんご」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 120 | mg | 普通 |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 5 | mg | 低い |
リン | 12 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 22 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 10 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 27 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.05 | mg | 低い |
ビオチン | 0.7 | μg | 普通 |
ビタミンC | 6 | mg | 多い |
廃棄部位: 果しん部
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。