このページでは、調味料の中華だしを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
中華だしのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは中華だしの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 3 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 0.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 0.8 | g | かなり低い |
脂質 | 0 | g | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、調味料分類に所属する正式名称「<調味料類> (だし類) 中華だし」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、中華だしがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
中華だしはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Eレシピ
中華だしとは?どんな食材?
中華だしとは、中華料理に使用される調味料の一つです。その名の通り、中華料理の味を引き立てるために使われるだしのことを指します。中華だしは、様々な食材を組み合わせて作られ、独特な風味とコクを持っています。
中華だしの主な成分
中華だしの主な成分は、魚介類や野菜、香辛料などです。魚介類としては、主に鰹節や煮干しが使用されます。これらの魚介類から抽出される旨味が、中華だしのベースとなります。また、野菜としては、玉ねぎやにんじん、シイタケなどが使用され、さらなる風味を加えます。さらに、香辛料としては、生姜やにんにく、唐辛子などが加えられ、中華だしの独特な香りを引き立てます。
中華だしの使い方
中華だしは、中華料理の味を引き立てるために幅広く使用されます。例えば、炒め物や煮物、スープなど、様々な料理に取り入れることができます。中華だしを使うことで、料理に深みとコクが加わり、より一層美味しさが引き立ちます。また、中華だしは調味料としてだけでなく、スープのベースとしても使用することができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は中華だしがダイエットにどう役立つか説明します!
中華だしはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 低カロリーでダイエットに適している
中華だしは100gあたり3kcalと非常に低カロリーです。カロリーが低いため、ダイエット中の方やカロリーを気にする方にとっては嬉しい食材です。中華だしを使用することで、食事のカロリーを抑えることができます。
2. 糖質が非常に低く血糖値の上昇を抑える
中華だしに含まれる糖質は100gあたり0.1gと非常に低いです。糖質の摂取量が少ないため、血糖値の上昇を抑える効果があります。血糖値の急激な上昇は、インスリンの分泌を促し、糖尿病のリスクを高めることがありますが、中華だしを使用することで血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
3. 塩分が低く健康に配慮した食事に適している
中華だしに含まれる塩分は100gあたり0.1gと低いです。塩分の摂り過ぎは高血圧や心臓病のリスクを高めることがありますが、中華だしを使用することで塩分摂取量を抑えることができます。健康に配慮した食事を心掛ける方にとっては、中華だしは良い選択肢となります。
おすすめ:中華だしのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
中華だしに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ソラレピ
1. ナトリウムが普通量
中華だしは可食部100gあたりに20 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。中華だしは普通量のナトリウムを含んでおり、適度な塩味を与えることができます。
2. カリウム、カルシウム、マグネシウムが低い
中華だしはカリウム、カルシウム、マグネシウムの含有量が低い特徴があります。これらの栄養素は体内の骨や歯の形成や維持に重要な役割を果たしています。中華だしはこれらの栄養素を十分に補給するためには他の食材との組み合わせが必要です。
3. 鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは無し
中華だしには可食部100gあたりに鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていません。これらの栄養素は体内の代謝や免疫機能の維持に必要な役割を果たしています。中華だしはこれらの栄養素を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要です。
中華だしは塩味を与えるための調味料として使用されますが、栄養素の面ではナトリウムが普通量であり、カリウム、カルシウム、マグネシウムが低い特徴があります。また、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは含まれていません。そのため、中華だしを使用する際には他の食材との組み合わせを考える必要があります。
中華だしに含まれるビタミンを解説!
引用元:サントリー
中華だしのビタミン含有量の特徴
中華だしに含まれるビタミンの特徴は以下の3つです。
1. ビタミンB1が多い
中華だしにはビタミンB1が0.15 mg含まれており、他の調味料に比べて多く含まれています。ビタミンB1は炭水化物の代謝に関与し、エネルギーの生成や神経の正常な機能に必要な栄養素です。
2. ビタミンB2が低い
中華だしにはビタミンB2が0.03 mg含まれており、他の調味料に比べて低い量です。ビタミンB2はエネルギー代謝や細胞の成長・修復に関与し、皮膚や粘膜の健康を維持するために必要な栄養素です。
3. ナイアシン・ビタミンB6・パントテン酸が普通
中華だしにはナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が普通の量含まれています。これらのビタミンはエネルギー代謝や神経機能の維持に関与し、健康な体を維持するために必要な栄養素です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は中華だしの使用例としてレシピをご紹介します。
中華だしを使ったレシピ20選!
#1 中華だしとナンプラーで現地風!カオマンガイ風ご飯
サラダチキン、お米、顆粒チキンスープの素、キュウリ、プチトマト、パクチー(香菜)、砂糖、ナンプラー、みそ、等
このレシピはサラダチキンを使ったカオマンガイ風ご飯料理です。ご飯を炊く30分前に水洗いをし、キュウリを斜め薄切りにし、<つけダレ>の材料を混ぜ合わせておきます。…
レシピを見る#2 中華だしペーストを使って作る! 菜の花とえびと玉子の香味炒め
ごま油、塩こしょう、中華だしペースト
菜の花とえびで作る、味付けが簡単な炒めもののレシピ。市販の中華だしペーストを活用すると誰でも味が決まります。…
レシピを見る#3 おいもほっこり野菜ごろごろ豆乳スープのレシピ
サツマイモ、シメジ、ブロッコリー、豆乳、コンソメ、醤油、胡椒
コロコロさつま芋の豆乳スープのレシピ。コンソメと醤油のあっさり味の豆乳スープに、さつま芋などの野菜の旨味が混じりあった、ほっこりしたぬくもりのあるスープです。…
レシピを見る#4 さばの中華あんかけ
塩さば(3枚卸)、片栗粉、赤パプリカ、黄パプリカ、えのき茸、ごま油、しょうが、中華だし(粉末タイプ)、しょうゆ、等
さばの中華風あんかけのレシピ。あんにしょうがとレモンのアクセントを加えることで、脂ののったさばもさっぱりと食べやすくなっています。…
レシピを見る#5 さばの韓国風辛味煮
さば水煮」、こんにゃく、ごぼう、万能ねぎ、サラダ油、赤とうがらし、中華だしの素、砂糖、みそ、等
さばの水煮缶を使って簡単にできる韓国風辛味煮のレシピ。さばの水煮缶・こんにゃく・ごぼうを唐辛子・みそ・にんにくで煮込みます。…
レシピを見る#6 海からサラダフレークのあんかけチャーハン
海からサラダフレーク」、ごはん、たまご、レタス、青ねぎ、しょうが(みじん切り)、サラダ油、しょうゆ、こしょう、等
市販のカニ風味かまぼこを使ったあんかけチャーハンのレシピ。色鮮やかで見た目も美しい一品です。…
レシピを見る#7 天津飯~ケチャップあんかけ~
ご飯、サラダ油、ケチャップ、かに風味かまぼこ、にんじん、枝豆(冷凍)、ごま油、中華だし(顆粒)、片栗粉、等
ケチャップ風味のあんかけでいただく、天津飯のレシピ。ケチャップ風味のあんかけには、中華だしを入れているので、中華風オムライスのような一品に。…
レシピを見る#8 焼さけあらほぐしの焼きビーフン
焼さけあらほぐし」、乾燥ビーフン、にら、しいたけ、たまねぎ、しょうが、サラダ油、ごま油、顆粒中華だし、等
さけのフレークを使った焼きビーフンのレシピ。野菜やきのこのうま味、合わせ調味料をしっかりと含んだビーフンと、程よい塩味のさけのうま味を一緒に楽しむことができます。…
レシピを見る#9 手羽先と里芋の中華煮込み
里芋、ねぎ、しょうが、中華だし(鶏がらスープ)、水あめ、サラダ油(揚げ油として)、水溶き片栗粉、ごま油
手羽先と里芋を使った煮込み料理のレシピ。ねぎや生姜で風味豊かな味わい。…
レシピを見る#10 中華の定番! トマトと卵の炒め物
塩こしょう、サラダ油、中華だし(顆粒)
トマトと卵を使った簡単レシピ。こんなに簡単でシンプルな味付けなのに本格的。…
レシピを見る#11 ひと手間でお店のような味に☆焦がし醤油チャーハン
白ご飯、ウインナー、長葱、中華だしの素、醤油、塩胡椒、ごま油
醤油を焦がすというひと手間でお店のような味になる、焦がし醤油チャーハンレシピ。卵は溶かずに直接フライパンに入れることで手間いらず、素早くかき混ぜることで炒り卵状に。…
レシピを見る#12 海からサラダフレークと長いもの中華スープ
海からサラダフレーク」、長いも、万能ねぎ、中華だし(顆粒)、ごま油、しょうゆ、こしょう
長いものホクホクした食感でほっこりする中華スープのレシピ。長いもはしっかり煮る事で生とは違う食感が楽しめます。…
レシピを見る#13 春野菜たっぷりチヂミ マヨソース
キャベツ、玉ねぎ、にんじん、豚ばら肉(薄切り)、小麦粉、片栗粉、顆粒中華だし、しょうゆ、一味唐辛子、等
マヨネーズを添えて頂く野菜たっぷりチヂミのレシピ。香ばしい味でおつまみとしてもおすすめな一品です。…
レシピを見る#14 マヨネーズで!ふわふわたまごのほたてあんかけ
しいたけ(干し)、長ねぎ、にんじん、ほたて水煮(缶詰)、中華スープ、こしょう、片栗粉、サラダ油、キユーピーマヨネーズ、等
ふわふわな玉子焼きに仕上げたほたてあんかけのレシピ。卵にマヨネーズを加えるとふわふわになります。…
レシピを見る#15 ちくわの中華丼
まるごとおいしい太ちくわ」、白ごはん、白菜、にんじん、たけのこ水煮、うずら、お湯、にんにく、しょうが、等
コストの安いちくわがメインの中華丼。調理時間は15分前後。…
レシピを見る#16 はまぐりの紹興酒蒸し
はまぐり(小サイズ)、しいたけ、エリンギ、長ねぎ、にんじん、紹興酒、豆苗
はまぐりの紹興酒蒸しのレシピ。豆苗は水菜で、紹興酒は日本酒と中華だしでも代用できます。…
レシピを見る#17 さばのキムチ煮 バターみそ味
さば(切り身)、キムチ、白髪ねぎ、中華だしの素、みそ、バター
さばの切り身を使った、少し変わった味噌煮のレシピ。味噌煮にキムチを加えることで、発酵食品のうま味と酸味が味を深めます。…
レシピを見る#18 さばと春雨のピリ辛炒め
さば水煮」、春雨、さやいんげん、にんにく(みじん切り)、しょうが(みじん切り)、豆板醤、サラダ油、顆粒中華だし、さば水煮」の缶汁、等
さばの水煮缶を活用したレシピ。旨味たっぷりの水煮缶の汁も使って、春雨とともに中華風に炒め煮します。…
レシピを見る#19 酸辣湯(サンラータン)
鶏ささ身、チンゲン菜、たけのこ(水煮)、干ししいたけ、絹ごし豆腐、春雨、片栗粉、ごま油、こしょう、等
具沢山の酸辣湯スープのレシピ。中華だしを使わず鶏ささ身の茹で汁を使うので、さっぱりした味つけです。…
レシピを見る#20 お手軽中華エリンギとチンゲン菜の中華煮込みのレシピ
エリンギ、ゴマ油、チンゲンサイ、オイスターソース、醤油、砂糖、ニンニク、ショウガ、片栗粉、等
エリンギとチンゲン菜の中華煮込み料理のレシピ。アワビのオイスターソース煮込みをアワビと食感の似たエリンギに代えてアレンジしたひねりの効いたメニュー。…
レシピを見る最後に、中華だしの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「中華だし」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 3 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 0.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 0.8 | g | かなり低い |
脂質 | 0 | g | 無し |
「中華だし」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 99.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.2 | g | 低い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「中華だし」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 20 | mg | 普通 |
カリウム | 90 | mg | 低い |
カルシウム | 3 | mg | 低い |
マグネシウム | 5 | mg | 低い |
リン | 40 | mg | 普通 |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | - | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | - | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | 1.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.26 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名:湯(たん)/液状だし/鶏肉、豚もも肉、ねぎ、しょうがなどでとっただし
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
中華だしと同じ調味料の出汁ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
かつおだし 荒節 | 2 | 0.2 | 0.4 | Tr | 0 |
昆布だし 水出し | 4 | 0.9 | 0.1 | Tr | - |
かつお・昆布だし 荒節・昆布だし | 2 | 0.4 | 0.3 | Tr | - |
しいたけだし | 4 | 0.9 | 0.1 | 0 | - |
煮干しだし | 1 | 0 | 0.1 | 0.1 | (0) |
鶏がらだし | 7 | 0.3 | 0.9 | 0.4 | (0) |
中華だし | 3 | 0.1 | 0.8 | 0 | - |
洋風だし | 6 | 1.0 | 1.3 | 0 | - |
あごだし | 0 | Tr | 0.1 | 0 | Tr |
かつおだし 本枯れ節 | 2 | 0.3 | 0.5 | 0 | 0 |
昆布だし 煮出し | 5 | 1.1 | 0.1 | 0 | 0.1 |
かつお・昆布だし 本枯れ節・昆布だし | 2 | 0.5 | 0.3 | 0 | Tr |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。