このページでは、嗜好品のインスタントコーヒーを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
インスタントコーヒーのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはインスタントコーヒーの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 287 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 56.5 | g | |
└糖質 | 65.3 | g | 多い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 14.7 | g | 多い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、嗜好品分類に所属する正式名称「<コーヒー・ココア類> コーヒー インスタントコーヒー」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、インスタントコーヒーがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
インスタントコーヒーはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Nadia
インスタントコーヒーとは?どんな食材?
インスタントコーヒーは、嗜好品の一つであり、コーヒー豆を原料として作られる飲み物です。コーヒーの味わいや香りを手軽に楽しむことができることから、多くの人々に愛されています。
コーヒー豆
インスタントコーヒーの主成分は、コーヒー豆です。コーヒー豆は、コーヒーノキの実から採れる種子であり、主にアラビカ種とロブスタ種が使用されます。これらの種類のコーヒー豆には、それぞれ異なる風味や香りがあります。インスタントコーヒーの製造過程では、コーヒー豆を焙煎し、粉砕して抽出することで、コーヒーのエッセンスを取り出します。
加工と製造
インスタントコーヒーは、コーヒー豆のエッセンスを抽出した後、水分を取り除くことで作られます。この過程では、コーヒーエキスを凍結乾燥または噴霧乾燥することが一般的です。凍結乾燥では、コーヒーエキスを凍らせ、低温で水分を蒸発させることで乾燥させます。噴霧乾燥では、高温でコーヒーエキスを霧状にし、熱風で乾燥させます。これにより、コーヒーの風味や香りを保ちながら、粉末状のインスタントコーヒーが作られます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はインスタントコーヒーがダイエットにどう役立つか説明します!
インスタントコーヒーはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Eレシピ
1. カロリーが高くない
インスタントコーヒーの可食部100gあたりのカロリーは287kcalです。これは一般的な飲み物と比べるとやや高いですが、食事全体のカロリー摂取量を考えると、コーヒーのカロリーはそれほど大きな影響を与えません。健康的な食事に役立つためには、バランスの良い食事を心掛けることが重要です。
2. タンパク質が多い
インスタントコーヒーの可食部100gあたりのタンパク質は14.7gです。タンパク質は体の構造や機能を維持するために必要な栄養素であり、健康的な食事には欠かせません。インスタントコーヒーに含まれるタンパク質は他の食材と比べると少ないですが、食事全体のタンパク質摂取量を考えると、コーヒーが一部のタンパク質摂取源として役立つことができます。
3. 脂質と塩分が低い
インスタントコーヒーの可食部100gあたりの脂質は0.3g、塩分は0.1gです。脂質や塩分の摂り過ぎは健康に悪影響を与えることがありますが、インスタントコーヒーは脂質と塩分が比較的低いため、健康的な食事に取り入れやすい飲み物と言えます。ただし、他の食材や調味料との組み合わせによって、脂質や塩分の摂取量は変わることに注意が必要です。
おすすめ:インスタントコーヒーのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
インスタントコーヒーに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Nadia
1. カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが多く含まれています。
インスタントコーヒーはカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの無機質栄養素が多く含まれています。これらの栄養素は、体内で様々な役割を果たしており、健康維持に重要です。特にカリウムは体内の水分バランスを調整し、筋肉の収縮や神経伝達にも関与しています。カルシウムは骨や歯の形成に必要であり、マグネシウムやリンはエネルギー代謝に関与しています。鉄は酸素運搬や免疫機能の維持に必要であり、マンガンは酵素の働きを助けます。ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは微量ですが、体内の代謝や免疫機能に関与しています。
2. ナトリウムの含有量は普通です。
インスタントコーヒーにはナトリウムが含まれていますが、その含有量は普通です。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。インスタントコーヒーを摂取する際には、他の食品や飲み物とのナトリウムの摂取量を考慮しながらバランスの取れた食事を心がけましょう。
3. 銅の含有量は低いです。
インスタントコーヒーには銅が含まれていますが、その含有量は低いです。銅は体内の酵素の働きを助け、骨や結合組織の形成にも関与しています。しかし、過剰な銅の摂取は体内の鉄の吸収を妨げる可能性があります。銅の摂取については適量を守ることが重要です。
インスタントコーヒーに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンEの含有量は低い
インスタントコーヒーに含まれるビタミンEの主な成分であるα-トコフェロールの含有量は0.1 mgで、比較的低いです。
2. ビタミンB1とビタミンB6の含有量は低い
インスタントコーヒーに含まれるビタミンB1の含有量は0.02 mgで、低いです。同様に、ビタミンB6の含有量も0.01 mgで低いです。
3. ビタミンB2とナイアシンの含有量は普通以上
インスタントコーヒーに含まれるビタミンB2の含有量は0.14 mgで、普通の範囲内です。また、ナイアシンの含有量は47 mgで、比較的多いです。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はインスタントコーヒーの使用例としてレシピをご紹介します。
インスタントコーヒーを使ったレシピ20選!
#1 濃厚さがたまらない♡インスタントコーヒーで作るコーヒーゼリー
コーヒーゼリー、粉寒天、グラニュー糖、インスタントコーヒー、みるくソース、練乳、牛乳、ホイップクリーム、純ココアパウダー、等
インスタントコーヒー使用で簡単に作れる、コーヒーゼリーのレシピ。寒天はしっかりと溶かすのが、美味しく作るポイントです。…
レシピを見る#2 インスタントコーヒーで簡単!サクサク食感チョコ
チョコレート、グラニュー糖、水あめ、練乳、バター、コーヒー
インスタントコーヒーとチョコレートを使ったデザートになる洋菓子のレシピ。チョコレートはビターテイストのものを使用。…
レシピを見る#3 『粉ゼラチンでプルプル⭐︎』インスタントコーヒーゼリー
インスタントコーヒー(湯で溶かしたもの)、フロストシュガー、粉ゼラチン、生クリームホイップ練乳
朝食のデザートにもぴったりな、粉ゼラチンを活用したコーヒーゼリーのレシピ。粉ゼラチンと水を電子レンジで加熱し、インスタントコーヒーなどを加えて混ぜるだけの簡単調理。…
レシピを見る#4 キャラメルフラペチーノ
牛乳、インスタントコーヒー、お湯、練乳、キャラメルソース、ホイップクリーム
有名コーヒーショップのキャラメルフラペチーノを再現したレシピ。インスタントコーヒーで気軽に作れるキャラメルフラペチーノです。…
レシピを見る#5 クリームチーズティラミス
卵黄、グラニュー糖(A、牛乳、クリームチーズ、生クリーム、マリービスケット、インスタントコーヒー、グラニュー糖(B、お湯、等
クリームチーズとインスタントコーヒーで作れる、お手軽ティラミスのレシピ。マスカルポーネをクリームチーズに変更。…
レシピを見る#6 市販のアイスが大変身!ちょっと大人な「シナモン風味のティラミスアイス」
バニラアイス、クリームチーズ、ビスケット、レモン汁、バニラエッセンス、リキュール、インスタントコーヒー、シナモン、リキュール、等
バニラアイスとクリームチーズを柔らかくし、ビスケットを敷いた容器に入れます。レモン汁、バニラエッセンス、リキュールを混ぜたコーヒーシロップをかけ、シナモンを振りかけます。…
レシピを見る#7 市販のスポンジケーキで本格ティラミス
スポンジケーキ、卵黄、卵白、マスカルポーネチーズ、インスタントコーヒー、ラム、熱湯、グラニュー糖、生クリーム、等
スポンジケーキとマスカルポーネチーズを使った、本格的なティラミスのレシピです。コーヒーシロップにラム酒を加え、スポンジに染み込ませます。…
レシピを見る#8 ぷるんととろける食感!基本のコーヒーゼリー
インスタントコーヒー、グラニュー糖、粉ゼラチン、生クリーム、グラニュー糖
インスタントコーヒーを使った、基本のコーヒーゼリーのレシピ。ゼラチンを少なめにして、ぷるんととろける食感に仕上げます。…
レシピを見る#9 カプチーノゼリー
豆乳、シナモン(パウダー)、粉ゼラチン、インスタントコーヒー(粉)、熱湯、インスタントコーヒー(粉)、黒砂糖、しょうゆ
豆乳やインスタントコーヒーをゼラチンで固めていただくカプチーノゼリーのレシピ。甘さはひかえめに、ほろ苦く仕上げた一品です。…
レシピを見る#10 コーヒーゼリー。とろとろ派?しっかり派?
粉ゼラチン、グラニュー糖、インスタントコーヒー
理想の食感を目指す、コーヒーゼリーのレシピ。ゼラチンを増やせば硬めの食感になり、コーヒーの風味は弱くなります。…
レシピを見る#11 大人のコーヒーマフィン
カルーアコーヒリキュール、小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、オリーブ油、バナナ、板チョコレート、インスタントコーヒー、牛乳、等
コーヒーリキュールの入った、大人な味わいのマフィンのレシピ。コーヒーのビターな風味に、バナナやチョコレートがほんのり甘さをプラス。…
レシピを見る#12 混ぜるだけ!オレンジ風味のティラミス
マスカルポーネ(常温に戻しておく)、クリームチーズ(常温に戻しておく)、プリン、砂糖、マーマレード、グランマルニエ、インスタントコーヒー、カルーアコーヒーリキュール、熱湯、等
材料を切って混ぜるだけで簡単にできる、ティラミスのレシピ。オレンジの香りがふわっと香り、爽やかにいただける一品です。…
レシピを見る#13 TO-FUティラミス
木綿豆腐、はちみつ、カステラ、ココアパウダー、いちご、インスタントコーヒー、カルーア、コーヒー、リキュール、等
木綿豆腐を使った珍しいスイーツのレシピ。木綿豆腐を水切りし、はちみつを加えるなど、真新しさのある調理工程ですが、とてもヘルシーなスイーツを作ることができます。…
レシピを見る#14 キャラメル・ココアプリン
粉ゼラチン、グラニュー糖、無糖ココア、インスタントコーヒー、牛乳、生クリーム
ゼラチンで固める、卵アレルギーの方にもオススメなココアプリンのレシピ。粉ゼラチンを使って冷やし固めたココアプリンを、塩キャラメルソースをかけていただきます。…
レシピを見る#15 シンプルポークカレー
豚肉、コショウ、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、サラダ油、赤ワイン、ローリエ、カレールー、等
いつものカレーにちょっとの手間を加えた、シンプルなポークカレーのレシピ。調理のポイントは、大きめに切った豚肉を柔らかくするために、赤ワインを入れて、軽く炒め煮することです。…
レシピを見る#16 カルーアミルクのラスク
バケット(パンの耳やロールパンなど堅くなったパンでもOK)、バター、卵白、グラニュー糖、コンデンスミルク、インスタントコーヒー、カルーアコーヒーリキュール
カクテルの「カルーアミルク」で用いるカルーアコーヒーリキュールを使ったスイーツのレシピ。バゲットにカルーアコーヒーリキュール、インスタントコーヒー、コンデンスミルクなどを混ぜたクリームを塗って焼く大人の味です。…
レシピを見る#17 《喫茶店のコーヒーゼリー》ぷるぷる食感♪レンジで一発
インスタントコーヒー(ブラック)、砂糖、粉ゼラチン(ふやかさないタイプ)、コーヒーフレッシュやアイスクリームなど
コーヒーゼリーを簡単に作れるレシピ。使うのはインスタントコーヒーとふやかさないタイプの粉ゼラチン。…
レシピを見る#18 コーヒーハニーチーズ
スライスチーズ、インスタントコーヒー、ハチミツ
相性の良いチーズとハチミツにインスタントコーヒーを合わせたアイデアレシピ。チーズのマイルドなコクとハチミツの濃厚な甘さにカリッとビターなインスタントコーヒーが絶妙にマッチ。…
レシピを見る#19 ティラミス
グラニュー糖、薄力粉、ココアパウダー、インスタントコーヒー、牛乳、太白ごま油、板ゼラチン、マスカルポーネチーズ、生クリーム、等
マスカルポーネチーズを使った、暑い日に食べたいティラミスのレシピ。ココアスポンジとマスカルポーネチーズを使ったティラミスクリームを重ねて作ります。…
レシピを見る#20 ✽みんな大好き✽コーヒープリン 簡単なのにほめられデザート!
たまご、牛乳、砂糖、インスタントコーヒー、カラメル用砂糖
ほろ苦い大人のデザート、コーヒプリンのレシピ。作業時間は10分であとはオーブンで蒸し焼きにするだけ。…
レシピを見る最後に、インスタントコーヒーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「インスタントコーヒー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 287 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 56.5 | g | |
└糖質 | 65.3 | g | 多い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 14.7 | g | 多い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「インスタントコーヒー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 3.8 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 8.7 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「インスタントコーヒー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 32 | mg | 普通 |
カリウム | 3600 | mg | 多い |
カルシウム | 140 | mg | 多い |
マグネシウム | 410 | mg | 多い |
リン | 350 | mg | 多い |
鉄 | 3.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 1.90 | mg | 多い |
ヨウ素 | 8 | μg | 多い |
セレン | 5 | μg | 多い |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 7 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 47.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | 88.0 | μg | 多い |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
顆粒製品/カフェイン: 4.0 g、タンニン: 12.0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
インスタントコーヒーと同じ嗜好品のコーヒー・ココアジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
コーヒー | 4 | 0.8 | 0.2 | Tr | - |
インスタントコーヒー | 287 | 65.3 | 14.7 | 0.3 | - |
コーヒー飲料(加糖・乳入) | 38 | 8.3 | 0.7 | 0.3 | - |
ピュアココア | 386 | 23.5 | 18.5 | 21.6 | 23.9 |
ミルクココア | 400 | 75.1 | 7.4 | 6.8 | 5.5 |
缶コーヒー(無糖) | 3 | 0.5 | 0.1 | Tr | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。