このページではインスタントコーヒーのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
インスタントコーヒーのカロリーは287kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:Nadia
インスタントコーヒーの可食部100gあたりのカロリーは、287kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中367位です。これは多い順にすると上位23%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「嗜好品」ジャンルのでインスタントコーヒーのカロリーを評価すると、58件中7位です。これは上位から12%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 287Kcal |
全体での評価 | 367位 / 1592件中(上位23%…高い) |
「嗜好品」ジャンル内での評価 | 7位 / 58件中(上位12%…高い) |
インスタントコーヒーはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜインスタントコーヒーのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:Eレシピ
インスタントコーヒーのカロリーが高い理由
インスタントコーヒーは、可食部100gあたり287kcalのカロリーを含んでいます。このカロリーは、他の食材と比較して「高い」と評価されます。なぜなら、インスタントコーヒーには糖質やタンパク質が多く含まれているからです。
糖質の多さ
インスタントコーヒーには、可食部100gあたり65.3gの糖質が含まれています。この量は他の食材と比べて「多い」と言えます。糖質はエネルギー源として働きますが、摂り過ぎるとカロリーの増加や血糖値の上昇につながる可能性があります。
食物繊維の欠如
インスタントコーヒーには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を促進したり、便通を改善する効果があります。食物繊維の不足は、カロリーの吸収を促進し、満腹感を得にくくする可能性があります。
タンパク質の多さ
インスタントコーヒーには、可食部100gあたり14.7gのタンパク質が含まれています。これは他の食材と比べて「多い」と言えます。タンパク質は体の組織を修復し、筋肉の成長を促進する重要な栄養素ですが、摂り過ぎると余分なカロリーとなります。
脂質の低さ
インスタントコーヒーには、可食部100gあたり0.3gの脂質が含まれています。この量は他の食材と比べて「低い」と言えます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎるとカロリーの増加や健康リスクの増加につながる可能性があります。
以上の栄養データから、インスタントコーヒーのカロリーが高い理由が明らかになりました。糖質やタンパク質の多さがカロリーを増加させる一因となっています。また、食物繊維の欠如や脂質の低さもカロリーの特徴です。これらの情報を踏まえ、インスタントコーヒーを適切に摂取することが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「インスタントコーヒー」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 65.3g | 4 | 261.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | -g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 14.7g | 4 | 58.8kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「インスタントコーヒー」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、261.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
インスタントコーヒーは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
インスタントコーヒーは、低糖質ダイエットに使える?
糖質制限を行う際には、食品の糖質量を意識することが重要です。特に嗜好品であるコーヒーやココアには、糖分が含まれていることが多いです。しかし、インスタントコーヒーには糖質が65.3gも含まれていることが判明しました。このことから、「インスタントコーヒーは低糖質ダイエットに不向き」という結論が導かれます。
インスタントコーヒーの糖質量
インスタントコーヒーは、手軽に飲めることから多くの人に愛されています。しかし、その糖質量は驚くほど高いことがわかりました。一般的なインスタントコーヒーの糖質量は65.3gです。この量は、糖質制限を行う上で大きな影響を及ぼすことが考えられます。
低糖質ダイエットへの影響
低糖質ダイエットを行う際には、糖質の摂取量を制限することが求められます。糖質を摂りすぎると、血糖値の上昇や脂肪の蓄積につながる可能性があります。そのため、インスタントコーヒーのように糖質量が高い飲み物は、低糖質ダイエットには不向きと言えるでしょう。
代替品の選択
低糖質ダイエットを行う際には、インスタントコーヒーの代わりに他の飲み物を選ぶことがおすすめです。例えば、ブラックコーヒーやハーブティーは糖質量が非常に低いため、ダイエットに適しています。また、砂糖の代わりに甘味料を使用することも一つの方法です。
まとめ
インスタントコーヒーは、糖質量が65.3gと高いため、低糖質ダイエットには不向きです。糖質制限を行う際には、インスタントコーヒーの代わりに他の飲み物を選ぶことが重要です。ブラックコーヒーやハーブティーなど、糖質量の少ない飲み物を選ぶことで、健康的なダイエットを実現することができます。
インスタントコーヒーは、低脂質ダイエットに使える!?
インスタントコーヒーは、低脂質ダイエットに使える?
インスタントコーヒーは、多くの人にとって欠かせない朝の一杯です。その香り高い味わいと手軽さから、忙しい現代人にとっては便利な存在です。しかし、ダイエット中の方にとっては、脂質摂取量が気になるところです。
インスタントコーヒーの脂質量
実は、インスタントコーヒーには低脂質のタイプがあります。一般的なインスタントコーヒーの場合、脂質は0.3g程度と非常に低いです。これは、低脂質ダイエットを実践している方にとっては朗報です。
低脂質ダイエットの効果
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取を制限することで体重を減らす効果があります。脂質は高カロリーなため、摂取量を減らすことでカロリー摂取量を抑えることができます。また、脂質は満腹感を与えるため、食事の量を減らすことができます。
インスタントコーヒーの利点
インスタントコーヒーは、低脂質ダイエットに特に効果的な理由があります。まず、インスタントコーヒーはカロリーが低いため、ダイエット中でも気軽に楽しむことができます。また、インスタントコーヒーは手軽に作れるため、忙しい朝でも時間をかけずに準備することができます。
注意点もあります
ただし、インスタントコーヒーには注意点もあります。一部のインスタントコーヒーには、砂糖やクリームが含まれている場合があります。これらの添加物は脂質やカロリーを増やす可能性があるため、低脂質ダイエットを実践する場合は、無糖のインスタントコーヒーを選ぶことが重要です。
まとめ
インスタントコーヒーは、低脂質ダイエットに特に効果的な嗜好品です。低脂質のインスタントコーヒーを選ぶことで、カロリー摂取量を抑えることができます。ただし、砂糖やクリームを含まない無糖のインスタントコーヒーを選ぶことが重要です。忙しい朝でも手軽に作れるため、ダイエット中でも楽しむことができます。是非、低脂質ダイエットを実践する方におすすめの飲み物として取り入れてみてください。
最後に、インスタントコーヒーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「インスタントコーヒー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 287 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 56.5 | g | |
└糖質 | 65.3 | g | 多い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 14.7 | g | 多い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「インスタントコーヒー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 3.8 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 8.7 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「インスタントコーヒー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 32 | mg | 普通 |
カリウム | 3600 | mg | 多い |
カルシウム | 140 | mg | 多い |
マグネシウム | 410 | mg | 多い |
リン | 350 | mg | 多い |
鉄 | 3.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 1.90 | mg | 多い |
ヨウ素 | 8 | μg | 多い |
セレン | 5 | μg | 多い |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 7 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 47.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | 88.0 | μg | 多い |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
顆粒製品/カフェイン: 4.0 g、タンニン: 12.0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
インスタントコーヒーと同じ嗜好品のコーヒー・ココアジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
コーヒー | 4 | 0.8 | 0.2 | Tr | - |
インスタントコーヒー | 287 | 65.3 | 14.7 | 0.3 | - |
コーヒー飲料(加糖・乳入) | 38 | 8.3 | 0.7 | 0.3 | - |
ピュアココア | 386 | 23.5 | 18.5 | 21.6 | 23.9 |
ミルクココア | 400 | 75.1 | 7.4 | 6.8 | 5.5 |
缶コーヒー(無糖) | 3 | 0.5 | 0.1 | Tr | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。