このページでは、嗜好品のミルクココアを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ミルクココアのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはミルクココアの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 400 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 80.4 | g | |
└糖質 | 75.1 | g | 多い |
└食物繊維 | 5.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 7.4 | g | 普通 |
脂質 | 6.8 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.7 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、嗜好品分類に所属する正式名称「<コーヒー・ココア類> ココア ミルクココア」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ミルクココアがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ミルクココアはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ミルクココアとは?どんな食材?
ミルクココアとは、嗜好品の一つであり、コーヒーやココアをベースにした飲み物です。その名の通り、ミルクを加えることでまろやかな味わいが特徴となっています。
ミルクココアの主な食材
ミルクココアの主な食材は以下の3つです。
1. ココアパウダー:ミルクココアの基本となる食材であり、カカオ豆から抽出されたパウダーです。濃厚なチョコレートの風味を持ち、甘さや苦さのバランスが重要です。
2. 砂糖:ミルクココアに甘さを与えるために使用される食材です。砂糖の量は個人の好みによって異なりますが、適度な甘さが全体の味わいを引き立てます。
3. 牛乳:ミルクココアにクリーミーな口当たりと豊かな風味を与えるために使用される食材です。牛乳の脂肪分や種類によって、ミルクココアの風味やテクスチャーが変わることもあります。
ミルクココアのバリエーション
ミルクココアには様々なバリエーションが存在します。例えば、バニラエッセンスやシナモンパウダーを加えることで香り豊かな味わいになったり、ホイップクリームやチョコレートシロップをトッピングすることでより豪華な一杯になることもあります。個人の好みやアレンジ次第で、様々なミルクココアの楽しみ方が広がります。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はミルクココアがダイエットにどう役立つか説明します!
ミルクココアはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 糖質と食物繊維がバランスよく含まれている
ミルクココアは、糖質が多い一方で、食物繊維も多く含まれています。糖質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると血糖値の上昇を招く可能性があります。しかし、食物繊維は消化吸収を緩やかにする効果があり、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。ミルクココアの食物繊維の含有量が多いため、糖質の摂取をバランスよくコントロールすることができます。
2. タンパク質が適度に含まれている
ミルクココアにはタンパク質が含まれており、可食部100gあたり7.4gです。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素であり、健康的な食事には適切な量の摂取が求められます。ミルクココアに含まれるタンパク質は普通の量であり、バランスの取れた食事に役立つと言えます。
3. 脂質と塩分の含有量が控えめ
ミルクココアは脂質と塩分の含有量が普通の範囲に収まっています。脂質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。また、塩分の摂り過ぎは高血圧や心臓病の原因となる可能性があります。ミルクココアは脂質と塩分の含有量が控えめであるため、健康的な食事に取り入れることができます。
おすすめ:ミルクココアのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ミルクココアに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
ミルクココアの特徴
ミルクココアは、以下のような無機質栄養データを持っています。
1. ミルクココアには多くの栄養素が含まれています
ミルクココアには、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなど、多くの無機質栄養素が含まれています。これらの栄養素は、体の健康維持に重要な役割を果たしています。
2. ミルクココアはカルシウムの摂取源として適しています
ミルクココアには、100gあたり180mgのカルシウムが含まれています。カルシウムは、骨や歯の形成に不可欠な栄養素であり、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。ミルクココアを摂取することで、カルシウムの適切な摂取量を確保することができます。
3. ミルクココアにはヨウ素やセレンなどの栄養素は含まれていません
ミルクココアには、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの栄養素は含まれていません。これらの栄養素は、体内の代謝や免疫機能に関与しており、健康維持に重要な役割を果たしています。しかし、ミルクココアにはこれらの栄養素が含まれていないため、他の食材から摂取する必要があります。
以上のように、ミルクココアは多くの栄養素を含んでおり、特にカルシウムの摂取源として適しています。ただし、ヨウ素やセレンなどの一部の栄養素は含まれていないため、バランスの取れた食事を心がける必要があります。
ミルクココアに含まれるビタミンを解説!
引用元:キューピー
1. ビタミンAの特徴
ミルクココアに含まれるビタミンAは、レチノール活性当量で8 μg含まれています。これは普通の量です。また、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は含まれていません。
2. ビタミンEの特徴
ミルクココアには、ビタミンEの種類であるα-トコフェロールが0.4 mg含まれています。この量は普通の量です。一方、β-トコフェロールは含まれていません。また、γ-トコフェロールとδ-トコフェロールは、それぞれ1.2 mgと0.1 mg含まれており、これらは多い量です。
3. その他のビタミンの特徴
ミルクココアには、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が含まれています。ビタミンB1とビタミンB6は普通の量で、ビタミンB2は多い量です。一方、ナイアシンは低い量です。パントテン酸は多い量が含まれています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はミルクココアの使用例としてレシピをご紹介します。
ミルクココアを使ったレシピ20選!
#1 ミルクココアで作れるココアマフィン
ミルクココア、ホットケーキミックス、牛乳、無塩バター、ホワイトチョコ
ミルクココアを使った、簡単なココアマフィンのレシピ。卵とココアを混ぜて、牛乳を加えて混ぜます。…
レシピを見る#2 つるっとやさしい甘み♪ ミルクココア寒天
牛乳(牛乳寒天用)、砂糖、純ココア
このレシピは牛乳と純ココアを使ったミルクココア寒天の作り方です。牛乳寒天の上にクラッシュした牛乳かんをのせて、優しい甘さでペロリと食べちゃいましょう!調理時間は短く、カロリーも299で塩分も0なので、お子様と一緒に楽しく作ることができます。…
レシピを見る#3 トースターで簡単♪ ミルクココアフレンチトースト
ミルクココアパウダー、お湯、バナナ、チョコレートシロップ、シナモンパウダー
ココアの風味を生かしたフレンチトーストのレシピ。ミルクココアをくわえた卵液に卵を浸すことでいつもと違ったフレンチトーストに仕上がります。…
レシピを見る#4 アメリカンケーキ
ホットケーキミックス、ミルクココア(粉末)、牛乳、キユーピーマヨネーズ
ココア味のアメリカンケーキのレシピ。ホットケーキミックスを使っているので、お手軽です。…
レシピを見る#5 卵を使わない!ココアケーキ
ホットケーキミックス、ミルクココア(粉末)、牛乳、キユーピーエッグケア(卵不使用)
卵を使わずにコクのあるケーキが作れるレシピ。卵不使用のマヨネーズ「キューピーエッグケア」を使うことで卵を使ったようなコクと濃厚な味わいのケーキに。…
レシピを見る#6 バレンタインにピッタリココアマフィンのレシピ
イチゴ、砂糖、レモン汁、無塩バター、ミルクココア、ホットケーキミックス、牛乳、生クリーム
イチゴをたっぷり使った簡単マフィンのレシピ。生地はホットケーキミックスを使うことで失敗しにくく簡単に作れます。…
レシピを見る#7 チョコ好き必見! ダブルチョコプリン
ミルクチョコレート、グラニュー糖、ココアパウダー
お鍋で作る、ダブルチョコプリンのレシピ。とっても簡単にできるのに、濃厚で美味しい。…
レシピを見る#9 ホットケーキミックスで作る! フライパンチョコバナナケーキ
ミルクチョコレート、バナナ、ココア
チョコ、バナナを使ったホットケーキミックスで作る簡単ケーキのレシピ。砂糖を加えなくても、加熱されたバナナの自然な甘みが口の中に広がります。…
レシピを見る#10 材料3つ!チョコ、卵なし!レンジでガトーショコラの作り方!
ホットケーキミックス、牛乳、ミルクココア
ホットケーキミックスと牛乳、ミルクココアを使い、電子レンジで調理する簡単ガトーショコラのレシピ。濃厚な味わいとしっとりとした食感が楽しめます。…
レシピを見る#11 濃厚!ふわトロ! 生チョコフィナンシェ
無塩バター、ミルク板チョコレート、砂糖、薄力粉、ベーキングパウダー、ココアパウダー、ミルクチョコレート
ミルク板チョコレートを活用した、おやつにおすすめなフィナンシェのレシピ。チョコレートの味が濃厚なフィナンシェのレシピ。…
レシピを見る#12 お家で簡単トリュフ風♡ カステラトリュフ
カステラ、ミルクチョコレート、くるみ、ココアパウダー
このレシピはカステラを使ったトリュフ風のお菓子です。パリパリしっとりした食感が楽しめます。…
レシピを見る#13 ココアベーグルラスク
ベーグル、ココアパウダー、グラニュー糖、牛乳、アーモンド
このレシピはココアを使ったベーグルラスクの作り方です。ベーグルは横に薄切りにし、アーモンドを粗く刻みます。…
レシピを見る#14 ミルキーな味わい! ココア寒天
棒寒天、純ココア、砂糖
このレシピは棒寒天を使ったミルキーな味わいのココア寒天です。ミルクココアを棒寒天で固めてぷるぷるとした食感に仕上げました。…
レシピを見る#15 タピオカ入りアイスココア
タピオカ、ココアパウダー、砂糖、牛乳、コーヒーフレッシュ、シナモンパウダー
このレシピはタピオカを使ったアイスココアです。タピオカはココナッツミルクだけでなく、濃厚なココアにも合うことが分かりました。…
レシピを見る#16 揚げてまぶすだけ! ココア揚げパン
コッペパン、ミルクココアパウダー、サラダ油
このレシピはコッペパンを使ったココア味の揚げパンです。ミルクココアパウダーを使うことで、手軽に味付けができます。…
レシピを見る#17 マシュマロ入りムース
ココアパウダー、熱湯、生クリーム、グラニュー糖、ラム酒、粉ゼラチン、マシュマロ、ミントの葉
このレシピはマシュマロを使ったムースの作り方です。まず、水に粉ゼラチンを振り入れてふやかしておきます。…
レシピを見る#18 バナナココアミルクアイスキャンデー
ココアパウダー、グラニュー糖、牛乳、バナナ
このレシピは、バナナとココアパウダーを使ったアイスキャンデーの作り方です。子どもたちに大人気の、ココアミルクとバナナの組み合わせで、甘くて美味しいアイスキャンデーが作れます。…
レシピを見る#19 サクッと美味しい! ひとくちココアドーナツ
ココア(加糖)、サラダ油、グラニュー糖
パクッと食べられる一口サイズのココアドーナツのレシピ。ホットケーキミックスを活用するので、気軽に作ることができます。…
レシピを見る#20 食べる手が止まらない♪ ココアブレッド
強力粉、純ココア、砂糖、ドライイースト、無塩バター、ミルクココアパウダー、サラダ油
このレシピはココアを使った美味しいブレッドの作り方です。一口食べたら口いっぱいに広がるココアの香りにうっとり!そのままでも美味しいですし、トーストやフレンチトーストにアレンジしても楽しめます。…
レシピを見る最後に、ミルクココアの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ミルクココア」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 400 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 80.4 | g | |
└糖質 | 75.1 | g | 多い |
└食物繊維 | 5.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 7.4 | g | 普通 |
脂質 | 6.8 | g | 普通 |
「ミルクココア」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 1.6 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.6 | g | 多い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.7 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ミルクココア」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 270 | mg | 多い |
カリウム | 730 | mg | 多い |
カルシウム | 180 | mg | 多い |
マグネシウム | 130 | mg | 多い |
リン | 240 | mg | 多い |
鉄 | 2.9 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.1 | mg | 多い |
銅 | 0.93 | mg | 多い |
マンガン | 0.74 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 8 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 1.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.42 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.90 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
別名: インスタントココア、調整ココア/粉末製品/テオブロミン: 0.3 g、カフェイン: Tr、ポリフェノール: 0.9 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ミルクココアと同じ嗜好品のコーヒー・ココアジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
コーヒー | 4 | 0.8 | 0.2 | Tr | - |
インスタントコーヒー | 287 | 65.3 | 14.7 | 0.3 | - |
コーヒー飲料(加糖・乳入) | 38 | 8.3 | 0.7 | 0.3 | - |
ピュアココア | 386 | 23.5 | 18.5 | 21.6 | 23.9 |
ミルクココア | 400 | 75.1 | 7.4 | 6.8 | 5.5 |
缶コーヒー(無糖) | 3 | 0.5 | 0.1 | Tr | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。