このページではサゴでん粉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
サゴでん粉のカロリーは357kcal(100gあたり)!これってどうなの?
サゴでん粉の可食部100gあたりのカロリーは、357kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中207位です。これは多い順にすると上位13%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「芋」ジャンルのでサゴでん粉のカロリーを評価すると、55件中4位です。これは上位から7%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 357Kcal |
全体での評価 | 207位 / 1592件中(上位13%…高い) |
「芋」ジャンル内での評価 | 4位 / 55件中(上位7%…高い) |
サゴでん粉はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜサゴでん粉のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
サゴでん粉のカロリーが高い理由
サゴでん粉のカロリーは可食部100gあたり357kcalで、他の食材と比較すると高いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に解説します。
糖質が多い
サゴでん粉は、可食部100gあたり86.1gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源となる栄養素であり、摂取すると体内でブドウ糖に分解されます。そのため、糖質の摂取量が多いとカロリーが高くなる傾向があります。
食物繊維が無し
一方で、サゴでん粉には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化吸収がされず、腸内で水分を吸収して便を柔らかくする効果があります。食物繊維が少ないと、満腹感を得るのに時間がかかり、食べ過ぎてしまう可能性があります。
タンパク質がかなり低い
サゴでん粉には可食部100gあたり0.1gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素であり、エネルギー源としても利用されます。タンパク質の摂取量が少ないと、代謝が低下し、カロリーの消費が減る可能性があります。
脂質が低い
サゴでん粉には可食部100gあたり0.2gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源となる栄養素であり、体内でのビタミンの吸収や細胞の構成にも関与しています。脂質の摂取量が少ないと、エネルギー不足や栄養不足のリスクが高まる可能性があります。
以上のように、サゴでん粉のカロリーが高い理由は、糖質が多く、食物繊維が無く、タンパク質と脂質が少ないことにあります。これらの栄養データを踏まえて、サゴでん粉を摂取する際には適切な量やバランスを考えることが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「サゴでん粉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 86.1g | 4 | 344.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0.1g | 4 | 0.4kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「サゴでん粉」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、344.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
サゴでん粉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
サゴでん粉は、低糖質ダイエットに使える?
「サゴでん粉は低糖質ダイエットに不向き」ということが、糖質量を比較することで明らかになりました。
サゴでん粉の糖質量
まず、芋(でん粉)の「サゴでん粉」の糖質量は86.1gとなっています。この糖質量は、低糖質ダイエットを行う上で考慮しなければならない重要な要素です。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットとは、糖質の摂取量を制限することで体重を減らすダイエット方法です。糖質はエネルギー源として使われるため、摂りすぎると余分なエネルギーとなり、脂肪として蓄積される可能性があります。
サゴでん粉の糖質量と低糖質ダイエット
サゴでん粉の糖質量が86.1gであることからも分かるように、低糖質ダイエットには不向きです。この糖質量は、一般的な低糖質ダイエットの目標である1日の糖質摂取量を超えてしまいます。
低糖質ダイエットを成功させるためには、糖質の摂取量を制限する必要があります。そのため、糖質量が多い食品は避ける必要があります。サゴでん粉は糖質量が高いため、低糖質ダイエットにおいては適さない食品と言えます。
代替品としての利用
ただし、サゴでん粉は低糖質ダイエットには適さないものの、他の目的で利用することはできます。例えば、料理のとろみ付けやパン作りに使用することができます。
低糖質ダイエットを目指す方は、サゴでん粉の代わりに糖質量の低い代替品を選ぶことをおすすめします。例えば、アーモンド粉やココナッツ粉などが良い選択肢となります。
まとめ
サゴでん粉は糖質量が86.1gと高く、低糖質ダイエットには不向きです。低糖質ダイエットを成功させるためには、糖質の摂取量を制限する必要がありますので、糖質量が多い食品は避けるべきです。代わりに糖質量の低い代替品を選ぶことをおすすめします。
サゴでん粉は、低脂質ダイエットに使える!?
サゴでん粉は、低脂質ダイエットに使える?
こんにちは、皆さん。今回は、芋の「サゴでん粉」についてお話しします。サゴでん粉は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として注目されています。その理由を詳しくご説明いたします。
サゴでん粉の脂質量はわずか0.2g
まず、サゴでん粉の脂質量についてご説明します。サゴでん粉は、わずか0.2gの脂質を含んでいます。この低脂質量は、ダイエットをしている方にとって非常に魅力的なポイントです。脂質を制限することは、体重管理や健康維持にとって重要な要素ですので、サゴでん粉はその点で優れた食材と言えるでしょう。
サゴでん粉の栄養価も高い
さらに、サゴでん粉の栄養価も高いことが特徴です。サゴでん粉には、ビタミンB1やビタミンC、カリウム、マグネシウムなどの栄養素が含まれています。これらの栄養素は、私たちの健康維持に欠かせないものです。ダイエット中でも、栄養バランスを保ちながら摂取することが大切ですので、サゴでん粉はその点でもおすすめです。
サゴでん粉の使い方
では、サゴでん粉の使い方についてご紹介しましょう。サゴでん粉は、主にデザートやスープのとろみ付けに使われます。例えば、フルーツと合わせてサゴでん粉を使ったプリンや、野菜スープにサゴでん粉を加えてコクを出すことができます。これらの料理は、低脂質でありながら食べごたえもありますので、ダイエット中でも満足感を得ることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?サゴでん粉は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材としておすすめです。脂質量がわずか0.2gという点や、栄養価の高さがポイントです。また、使い方も簡単で、デザートやスープに使うことができます。ダイエット中でも満足感を得ながら、健康的な食事を楽しむことができるので、ぜひ取り入れてみてください。
最後に、サゴでん粉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「サゴでん粉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 357 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 86.1 | g | |
└糖質 | 86.1 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 0.1 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「サゴでん粉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 13.4 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.2 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「サゴでん粉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 7 | mg | 普通 |
カリウム | 1 | mg | 低い |
カルシウム | 7 | mg | 低い |
マグネシウム | 3 | mg | 低い |
リン | 9 | mg | 低い |
鉄 | 1.8 | mg | 多い |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | 0.37 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | (0) | mg | 無し |
ビタミンB2 | (0) | mg | 無し |
ナイアシン | (0) | mg | 無し |
ビタミンB6 | (0) | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0) | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
サゴでん粉と同じ芋のでん粉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
キャッサバでん粉 | 354 | 85.3 | 0.1 | 0.2 | (0) |
くずでん粉 | 356 | 85.6 | 0.2 | 0.2 | (0) |
米でん粉 | 375 | 89.3 | 0.2 | 0.7 | (0) |
小麦でん粉 | 360 | 86.0 | 0.2 | 0.5 | (0) |
サゴでん粉 | 357 | 86.1 | 0.1 | 0.2 | (0) |
さつまいもでん粉 | 340 | 82.0 | 0.1 | 0.2 | (0) |
じゃがいもでん粉 | 338 | 81.6 | 0.1 | 0.1 | (0) |
とうもろこしでん粉 | 363 | 86.3 | 0.1 | 0.7 | (0) |
くずきり(ゆで) | 133 | 32.5 | 0.1 | 0.1 | 0.8 |
ごま豆腐 | 75 | 8.9 | 1.5 | 4.3 | 1.0 |
おおうばゆりでん粉 | 327 | 82.8 | 0.1 | 0.1 | 0.8 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。