米でん粉のカロリーは高い？低い？カロリーの内訳を理解してダイエットに役立てよう。糖質制限や低脂質などダイエットメニューに適しているかも判定！

米でん粉のカロリーは375kcal（100gあたり）！これってどうなの？

米でん粉の可食部100gあたりのカロリーは、375kcalです。

このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中174位です。これは多い順にすると上位10％に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。

また、日本食品標準成分表の「芋」ジャンルので米でん粉のカロリーを評価すると、55件中1位です。これは上位から1％に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。

カロリー	375Kcal
全体での評価	174位 / 1592件中（上位10％…高い）
「芋」ジャンル内での評価	1位 / 55件中（上位1％…高い）

なぜ米でん粉のカロリーは高いの？なにが含まれているの？

なぜ米でん粉のカロリーは高いのか？

「米でん粉」は、可食部100gあたり375kcalという高いカロリーがあります。この高いカロリーの理由について、以下の栄養データを参考に説明します。

糖質が多い

「米でん粉」は、可食部100gあたり89.3gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として体に取り込まれるため、多くの糖質を含む食材はカロリーが高くなります。

食物繊維が無し

「米でん粉」には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与えるため、食材のカロリーを抑える効果があります。しかし、「米でん粉」には食物繊維が無いため、エネルギーが速やかに吸収されることになり、カロリーが高くなります。

タンパク質がかなり低い

「米でん粉」には可食部100gあたり0.2gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。しかし、「米でん粉」にはタンパク質がほとんど含まれていないため、カロリーの主要な源が糖質となります。

脂質が低い

「米でん粉」には可食部100gあたり0.7gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、脂質の含有量が低いため、「米でん粉」のカロリーは脂質の影響が少なくなります。

以上の理由から、「米でん粉」は糖質が多く、食物繊維が無く、タンパク質がかなり低いため、カロリーが高くなっていると考えられます。

それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。

「米でん粉」のカロリー内訳
栄養素	栄養素の量	1グラム あたりの カロリー	栄養素 によるカロリー
炭水化物のうち、糖質	89.3g	4	357.2kcal
炭水化物のうち、食物繊維	(0)g	2	0kcal
たんぱく質	0.2g	4	0.8kcal
脂質	0.7g	9	6.3kcal

※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

米でん粉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える！？

米でん粉は、低糖質ダイエットに使える？

いま、低糖質ダイエットが注目されています。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼を促進するとされています。そのため、糖質の多い食品は避けるべきとされています。

米でん粉の糖質量

米でん粉は、芋から作られるでん粉の一種です。一般的なでん粉と比べると、糖質量が多くなっています。具体的には、100gあたりの糖質量は89.3gです。

米でん粉は低糖質ダイエットに不向き

上記の糖質量からもわかるように、米でん粉は低糖質ダイエットには不向きです。糖質を制限する目的で食事を選ぶ際には、他の代替品を選ぶことが重要です。

代替品としては、こんにゃくやシラタキヌードルなどが挙げられます。これらは糖質量が非常に少なく、低糖質ダイエットに適しています。また、野菜や魚、豆腐なども糖質量が少ないため、積極的に取り入れることがおすすめです。

まとめ

低糖質ダイエットを行う際には、米でん粉は避けるべき食品です。糖質量が多く、ダイエット効果を期待することができません。代替品として、こんにゃくやシラタキヌードル、野菜や魚、豆腐などを積極的に取り入れることが重要です。健康的なダイエットを目指す方は、糖質制限に注意し、バランスの取れた食事を心がけましょう。

米でん粉は、低脂質ダイエットに使える！？

米でん粉は、低脂質ダイエットに特に効果的

最近、健康や美容に関心を持つ人々が増えています。特に、ダイエットは多くの人が取り組んでいるテーマです。そこで注目されているのが、「米でん粉」という食材です。米でん粉は、低脂質ダイエットに特に効果的だと言われています。

低脂質であることのメリット

まず、米でん粉が低脂質であることには、ダイエットにおいて大きなメリットがあります。脂質は体に取り込まれるとエネルギーとして蓄えられやすく、過剰摂取すると体重増加の原因となります。しかし、米でん粉は低脂質であるため、脂肪の摂取を抑えることができます。これにより、カロリー摂取量を減らすことができ、ダイエット効果が期待できるのです。

食物繊維の豊富さ

また、米でん粉には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える働きがあり、便秘の改善や腸内の有害物質の排出を促進します。さらに、食物繊維は満腹感を与える効果もあるため、食事の量を抑えることができます。これにより、過食を防ぐことができ、ダイエットをサポートすることができるのです。

バランスの良い栄養素

さらに、米でん粉はバランスの良い栄養素を含んでいます。特に、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、健康的な食事をサポートします。ダイエット中は栄養不足になりやすいため、バランスの良い食事が重要です。米でん粉を利用することで、栄養バランスを保ちながらダイエットを行うことができるのです。

まとめ

米でん粉は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。脂質を抑えることでカロリー摂取量を減らし、ダイエット効果を期待することができます。また、食物繊維の豊富さにより、腸内環境を整えることができ、満腹感を与える効果もあります。さらに、バランスの良い栄養素を含んでいるため、健康的な食事をサポートします。今後も、米でん粉を活用した低脂質ダイエットが注目されることでしょう。

「米でん粉」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	375	Kcal	高い
炭水化物	89.3	g
└糖質	89.3	g	多い
└食物繊維	(0)	g	無し
たんぱく質	0.2	g	かなり低い
脂質	0.7	g	低い
「米でん粉」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	9.7	g	低い
有機酸	-	g	無し
灰分	0.1	g	低い
コレステロール	(0)	mg	無し
食塩相当量	0	mg	無し
アルコール	-	g	無し
「米でん粉」のビタミン・無機質等
ナトリウム	11	mg	普通
カリウム	2	mg	低い
カルシウム	29	mg	普通
マグネシウム	8	mg	低い
リン	20	mg	低い
鉄	1.5	mg	多い
亜鉛	0.1	mg	低い
銅	0.06	mg	普通
マンガン	-	mg	無し
ヨウ素	-	μg	無し
セレン	-	μg	無し
クロム	-	μg	無し
モリブデン	-	μg	無し
ビタミンA
└レチノール	0	μg	無し
└α-カロテン	-	μg	無し
└β-カロテン	-	μg	無し
└β-クリプトキサンチン	-	μg	無し
└β-カロテン当量	0	μg	無し
└レチノール活性当量	0	μg	無し
ビタミンD	(0)	μg	無し
ビタミンE
└α-トコフェロール	-	mg	無し
└β-トコフェロール	-	mg	無し
└γ-トコフェロール	-	mg	無し
└δ-トコフェロール	-	mg	無し
ビタミンK	(0)	μg	無し
ビタミンB1	0	mg	無し
ビタミンB2	0	mg	無し
ナイアシン	0	mg	無し
ビタミンB6	(0)	mg	無し
ビタミンB12	(0)	μg	無し
葉酸		μg	無し
パントテン酸	(0)	mg	無し
ビオチン	-	μg	無し
ビタミンC	0	mg	無し

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

米でん粉と同じ芋のでん粉ジャンルで栄養素を比較！

名前	カロリー	糖質	タンパク質	脂質	食物繊維
キャッサバでん粉	354	85.3	0.1	0.2	(0)
くずでん粉	356	85.6	0.2	0.2	(0)
米でん粉	375	89.3	0.2	0.7	(0)
小麦でん粉	360	86.0	0.2	0.5	(0)
サゴでん粉	357	86.1	0.1	0.2	(0)
さつまいもでん粉	340	82.0	0.1	0.2	(0)
じゃがいもでん粉	338	81.6	0.1	0.1	(0)
とうもろこしでん粉	363	86.3	0.1	0.7	(0)
くずきり（ゆで）	133	32.5	0.1	0.1	0.8
ごま豆腐	75	8.9	1.5	4.3	1.0
おおうばゆりでん粉	327	82.8	0.1	0.1	0.8

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。