このページではホイップクリーム(乳脂肪)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ホイップクリーム(乳脂肪)のカロリーは409kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ホイップクリーム(乳脂肪)の可食部100gあたりのカロリーは、409kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中111位です。これは多い順にすると上位6%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでホイップクリーム(乳脂肪)のカロリーを評価すると、54件中6位です。これは上位から11%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 409Kcal |
全体での評価 | 111位 / 1592件中(上位6%…高い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 6位 / 54件中(上位11%…高い) |
ホイップクリーム(乳脂肪)はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜホイップクリーム(乳脂肪)のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
ホイップクリーム(乳脂肪)のカロリーが高い理由
ホイップクリーム(乳脂肪)のカロリーが高い理由について考えてみましょう。ホイップクリームは、可食部100gあたり409kcalのカロリーを含んでいます。他の食材と比較すると、ホイップクリームのカロリーは「高い」と評価されています。
脂質が多い
ホイップクリームのカロリーが高い理由の一つは、脂質の含有量が多いことです。可食部100gあたりのホイップクリームの脂質は40.7gです。脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを含んでおり、ホイップクリームの脂質量が多いため、カロリーも高くなっています。
糖質もあるが、普通
ホイップクリームには糖質も含まれていますが、可食部100gあたりの糖質量は16.2gです。この量は他の食材と比較すると「普通」と評価されます。糖質は1gあたり4kcalのエネルギーを含んでおり、ホイップクリームの糖質量もカロリーに寄与しています。
タンパク質は低い
ホイップクリームにはタンパク質も含まれていますが、可食部100gあたりのタンパク質量は1.8gと低いです。タンパク質は1gあたり4kcalのエネルギーを含んでいますが、ホイップクリームのタンパク質量は少ないため、カロリーにはあまり寄与しません。
食物繊維は無し
ホイップクリームには食物繊維は含まれていません。食物繊維は体にとって重要な栄養素であり、消化吸収を遅らせる効果がありますが、ホイップクリームには含まれていないため、カロリーには直接的な影響を与えません。
以上のように、ホイップクリーム(乳脂肪)のカロリーが高い理由は、脂質の含有量が多いことが主な要因です。また、糖質も含まれていますが、タンパク質や食物繊維の量は少ないため、カロリーにはあまり寄与しません。ホイップクリームを摂取する際には、その高カロリーに注意し、適量を守ることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ホイップクリーム(乳脂肪)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 16.2g | 4 | 64.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 1.8g | 4 | 7.2kcal |
脂質 | 40.7g | 9 | 366.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ホイップクリーム(乳脂肪)」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、366.3kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ホイップクリーム(乳脂肪)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
ホイップクリーム(乳脂肪)は、低糖質ダイエットに使える?
ホイップクリーム(乳脂肪)は、糖質量が16.2gで、した。
ホイップクリーム(乳脂肪)は、甘くて美味しいデザートやドリンクのトッピングとして人気があります。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、糖質量が気になるところです。
ホイップクリーム(乳脂肪)は低糖質ダイエットに不向き
ホイップクリーム(乳脂肪)は、糖質量が16.2gと比較的高いです。低糖質ダイエットでは、糖質摂取量を制限することが重要ですので、ホイップクリーム(乳脂肪)は避けるべき食品と言えます。
糖質制限を目指す方にとって、ホイップクリーム(乳脂肪)は他の代替品に比べて糖質量が高いため、摂取することでダイエットの効果が損なわれる可能性があります。また、ホイップクリーム(乳脂肪)には脂肪分も含まれており、カロリー摂取量の増加にもつながることが考えられます。
代替品としては、低糖質のホイップクリームやホイップクリームの代わりに使用できる食品があります。例えば、低糖質のホイップクリームは糖アルコールを使用して甘さを出しており、糖質量を抑えることができます。また、ヨーグルトや豆乳を泡立てて使用することもできます。
低糖質ダイエットを実践する際には、食品の糖質量を確認し、摂取する量を制限することが大切です。ホイップクリーム(乳脂肪)は糖質量が高いため、ダイエットには不向きな食品と言えます。代替品を使用することで、美味しさを楽しみながら糖質制限を実践することができます。
ホイップクリーム(乳脂肪)は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
ホイップクリーム(乳脂肪)は、低脂質ダイエットに不向き
ホイップクリーム(乳脂肪)の脂質含有量は、低脂質ダイエットには不向きです。乳(クリーム)のホイップクリーム(乳脂肪)に含まれる脂質は、40.7gと非常に高い値です。そのため、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、摂取すべきではありません。
低脂質ダイエットの重要性
低脂質ダイエットは、健康的な体重管理や心臓病、高血圧、糖尿病などの予防に効果的です。脂質は高カロリーであり、過剰摂取すると体重増加や生活習慣病のリスクが高まります。そのため、脂質を制限することは、健康を維持する上で重要な要素です。
ホイップクリーム(乳脂肪)の高脂質含有量
ホイップクリーム(乳脂肪)は、その名の通り乳から作られるため、乳脂肪が主成分です。乳脂肪は脂質の一種であり、40.7gという高い脂質含有量を持っています。この高脂質は、低脂質ダイエットを実践している方にとっては避けるべきものです。
代替品の選択
低脂質ダイエットを実践する際には、ホイップクリーム(乳脂肪)の代わりに低脂肪のホイップクリームを選ぶことが重要です。低脂肪のホイップクリームは、脂質含有量を抑えた製品であり、カロリー摂取を制限しながらも甘いデザートを楽しむことができます。
まとめ
ホイップクリーム(乳脂肪)は、低脂質ダイエットには不向きな食品です。その高脂質含有量から、脂質制限を行っている方には摂取を控えることをおすすめします。代わりに低脂肪のホイップクリームを選ぶことで、甘いデザートを楽しみながらも健康的な食事を実践することができます。
最後に、ホイップクリーム(乳脂肪)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ホイップクリーム(乳脂肪)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 409 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 12.9 | g | |
└糖質 | 16.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 1.8 | g | 低い |
脂質 | 40.7 | g | 多い |
「ホイップクリーム(乳脂肪)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 44.3 | g | 普通 |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 110 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「ホイップクリーム(乳脂肪)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 24 | mg | 普通 |
カリウム | 72 | mg | 低い |
カルシウム | 54 | mg | 多い |
マグネシウム | 4 | mg | 低い |
リン | 45 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 7 | μg | 多い |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 13 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 340 | μg | 多い |
└α-カロテン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン | 98 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 99 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 350 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | 13 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.08 | mg | 普通 |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0.2 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.12 | mg | 低い |
ビオチン | 1.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
クリームにグラニュー糖を加えて泡だてたもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ホイップクリーム(乳脂肪)と同じ乳のクリームジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
生クリーム(乳脂肪) | 404 | 10.1 | 1.9 | 43.0 | 0 |
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪) | 388 | 5.4 | 4.4 | 42.1 | (0) |
生クリーム(植物性脂肪) | 353 | 5.2 | 1.3 | 39.5 | 0 |
ホイップクリーム(乳脂肪) | 409 | 16.2 | 1.8 | 40.7 | (0) |
ホイップクリーム(乳脂肪・植物性脂肪) | 394 | 15.0 | 4.0 | 38.4 | (0) |
ホイップクリーム(植物性脂肪) | 399 | 13.9 | 6.3 | 36.1 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 乳脂肪) | 205 | 6.4 | 5.2 | 18.3 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 乳脂肪・植物性脂肪) | 227 | 4.6 | 4.8 | 21.6 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 植物性脂肪) | 244 | 2.5 | 4.3 | 24.8 | (0) |
コーヒーホワイトナー(粉末状 乳脂肪) | 504 | 64.5 | 7.6 | 27.3 | 0 |
コーヒーホワイトナー(粉末状 植物性脂肪) | 542 | 59.4 | 2.1 | 36.2 | 0 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。