このページでは冷麺のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
冷麺のカロリーは249kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
冷麺の可食部100gあたりのカロリーは、249kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中455位です。これは多い順にすると上位28%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「穀物」ジャンルので冷麺のカロリーを評価すると、100件中72位です。これは上位から72%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 249Kcal |
全体での評価 | 455位 / 1592件中(上位28%…高い) |
「穀物」ジャンル内での評価 | 72位 / 100件中(上位72%…低い) |
冷麺はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ冷麺のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
冷麺のカロリーが高い理由
冷麺は、穀物(麺類)を主成分とする料理であり、そのカロリーは可食部100gあたり249kcalと高いとされています。では、なぜ冷麺のカロリーは高いのでしょうか?その理由について考えてみましょう。
糖質が多い
冷麺の糖質は可食部100gあたり57.1gと多く含まれています。糖質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると体内で脂肪に蓄積される可能性があります。そのため、糖質の摂取量が多い冷麺はカロリーが高くなる傾向があります。
食物繊維が普通
冷麺の食物繊維は可食部100gあたり1.1gと普通の量です。食物繊維は消化吸収されにくく、腸内環境を整える効果があります。しかし、冷麺には他の食材と比べて食物繊維が少ないため、満腹感を得にくく、カロリーの摂り過ぎにつながる可能性があるのです。
タンパク質が低い
冷麺のタンパク質は可食部100gあたり3.9gと低い量です。タンパク質は体の構成要素であり、代謝にも関与しています。しかし、冷麺には他の食材と比べてタンパク質が少ないため、満腹感を得にくく、カロリーの摂り過ぎに繋がる可能性があるのです。
脂質が低い
冷麺の脂質は可食部100gあたり0.7gと低い量です。脂質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると体内で脂肪に蓄積される可能性があります。冷麺には他の食材と比べて脂質が少ないため、他の食材と比べてカロリーが低いと言えます。
まとめ
冷麺のカロリーが高い理由は、糖質の多さやタンパク質・脂質の少なさにあります。糖質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると脂肪に蓄積される可能性があります。また、冷麺には食物繊維が少ないため、満腹感を得にくくなり、カロリーの摂り過ぎにつながる可能性があります。冷麺を食べる際は、適量を意識し、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「冷麺」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 57.1g | 4 | 228.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.1g | 2 | 2.2kcal |
たんぱく質 | 3.9g | 4 | 15.6kcal |
脂質 | 0.7g | 9 | 6.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「冷麺」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、228.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
冷麺は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ヤマサ
冷麺は低糖質ダイエットに不向き
冷麺は、多くの人にとって夏の代表的な食べ物です。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な食品と言えます。なぜなら、冷麺には糖質が多く含まれているからです。
冷麺の糖質量は57.1g
冷麺は、主成分として穀物である麺を使用しています。この麺には、糖質が多く含まれています。実際、冷麺の糖質量は57.1gとなっており、低糖質ダイエットには不向きな数字です。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすダイエット方法です。糖質は、体内でブドウ糖に変換され、エネルギーとして利用されます。しかし、摂り過ぎると余分なエネルギーとなり、脂肪として蓄積されることがあります。
冷麺の糖質制限には難しさがある
冷麺は、その名の通り冷たく食べることが一般的です。そのため、麺の代わりに野菜や豆腐を使用することが難しいです。また、冷麺のスープにも糖質が含まれていることがあります。これらの要素から、冷麺を低糖質ダイエットに適した食品とすることは難しいのです。
低糖質ダイエットに適した食品の選択
低糖質ダイエットを実践する際には、冷麺のような糖質量の多い食品を避けることが重要です。代わりに、野菜や魚、肉などのタンパク質を豊富に含む食品を選ぶことがおすすめです。これらの食品は、満腹感を与えながら糖質の摂取を抑えることができます。
まとめ
冷麺は、糖質量が57.1gと多く含まれているため、低糖質ダイエットには不向きな食品です。低糖質ダイエットを実践する際には、冷麺のような糖質の多い食品を避け、代わりにタンパク質を豊富に含む食品を選ぶことが重要です。健康的なダイエットを目指す方は、食事内容に注意を払いながら、バランスの取れた食事を心がけましょう。
冷麺は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
冷麺は、低脂質ダイエットに使える?
冷麺は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品と言えます。穀物(麺類)の一種である冷麺は、その低脂質な成分が注目されています。
冷麺の脂質量は0.7g
まず、冷麺の脂質量についてご説明します。冷麺は、1食分の脂質量が0.7gと非常に低いです。この脂質量は、他の麺類や主食と比較しても非常に低い値です。低脂質ダイエットを行いたい方にとっては、冷麺は理想的な選択肢と言えるでしょう。
冷麺の低脂質成分の効果
冷麺の低脂質成分には、ダイエットに効果的な要素が含まれています。まず、低脂質な冷麺は、カロリー摂取を抑えることができます。脂質は高カロリーな成分であり、摂り過ぎると体重増加の原因となります。しかし、冷麺は低脂質であるため、カロリー摂取を抑えることができます。
また、冷麺の低脂質成分は、脂肪の吸収を抑える働きもあります。脂肪は過剰に摂取すると、体内に蓄積されてしまいます。しかし、冷麺の低脂質成分は、脂肪の吸収を抑える効果があります。これにより、脂肪の蓄積を防ぐことができます。
冷麺の他の栄養価について
冷麺は、低脂質だけでなく、他の栄養価も優れています。冷麺には、食物繊維やビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持やダイエットにとって重要な役割を果たします。冷麺を摂ることで、栄養バランスを保ちながらダイエットを行うことができます。
まとめ
冷麺は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品です。低脂質成分が脂質摂取を抑え、脂肪の吸収を抑える効果があります。また、他の栄養価も豊富に含まれており、健康維持やダイエットに役立ちます。低脂質ダイエットを目指す方には、冷麺を積極的に取り入れることをおすすめします。
最後に、冷麺の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「冷麺」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 249 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 57.6 | g | |
└糖質 | 57.1 | g | 多い |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 3.9 | g | 低い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「冷麺」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 36.4 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「冷麺」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 530 | mg | 多い |
カリウム | 59 | mg | 低い |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 12 | mg | 普通 |
リン | 57 | mg | 普通 |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.21 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | Tr | mg | 無し |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.11 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
冷麺と同じ穀物の麺類ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
大麦めん | 343 | 63.2 | 12.9 | 1.7 | 6.3 |
うどん | 249 | 54.2 | 6.1 | 0.6 | 3.6 |
そうめん・冷や麦 | 333 | 71.0 | 9.5 | 1.1 | 2.5 |
中華めん | 249 | 50.4 | 8.6 | 1.2 | 5.4 |
沖縄そば麺 | 266 | 52.5 | 9.2 | 2.0 | 2.1 |
マカロニ・スパゲッティ | 347 | 68.9 | 12.9 | 1.8 | 5.4 |
蕎麦(生) | 271 | 50.3 | 9.8 | 1.9 | 6.0 |
冷麺 | 249 | 57.1 | 3.9 | 0.7 | 1.1 |
でん粉めん | 129 | 31.4 | 0.1 | 0.2 | 0.8 |
緑豆はるさめ | 78 | 19.1 | Tr | 0.1 | 1.5 |
春雨 | 76 | 19.1 | 0 | Tr | 0.8 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。