このページでは、藻のひじきを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ひじきのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはひじきの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 180 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 58.4 | g | |
└糖質 | 6.8 | g | 低い |
└食物繊維 | 51.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.2 | g | 普通 |
脂質 | 3.2 | g | 普通 |
食塩相当量 | 4.7 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「ひじき ほしひじき ステンレス釜 乾」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ひじきがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ひじきはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ひじきとは?どんな食材?
「ひじき」とは、海藻の一種であり、日本料理でよく使われる食材です。その特徴は、黒褐色の細長い形状と、独特の風味です。
ひじきの栄養価
ひじきには、豊富な栄養素が含まれています。例えば、食物繊維やミネラル(カルシウム、鉄、マグネシウム)などが豊富に含まれており、健康に良い効果をもたらします。また、ひじきには、葉酸やビタミンA、ビタミンCなども含まれており、美肌や免疫力の向上にも役立ちます。
ひじきの料理法と使い方
ひじきは、乾燥した状態で販売されており、調理する際には事前に戻す必要があります。戻したひじきは、煮物や炒め物、和え物など、さまざまな料理に使用することができます。また、ひじきの独特の風味を活かした和風のサラダやおにぎりなども人気があります。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はひじきがダイエットにどう役立つか説明します!
ひじきはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
ひじきの栄養データ
ひじきは、可食部100gあたり180kcalのカロリーがあります。炭水化物は58.4g含まれており、その中の糖質は6.8gで低い量です。一方、食物繊維は51.8g含まれており、多い量です。タンパク質は9.2g含まれており、普通の量です。脂質は3.2g含まれており、普通の量です。また、塩分は4.7g含まれており、多い量です。
ひじきの健康的な食事への役立ち
1. 食物繊維の豊富さによる腸の健康促進:
ひじきには豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。そのため、ひじきを摂取することで腸の健康を維持し、便秘の予防や改善に役立つことが期待できます。
2. 糖質の低さによる血糖値の安定化:
ひじきは糖質が低い食材です。糖質の摂り過ぎは血糖値の上昇を引き起こし、糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクを高めることがあります。しかし、ひじきのような糖質が低い食材を摂取することで、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。そのため、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防や管理に役立つ食材と言えます。
3. カロリーの控えめさによるダイエットへの貢献:
ひじきはカロリーが控えめな食材です。100gあたり180kcalというカロリーは、一般的な食材と比較しても低めです。そのため、カロリーコントロールが必要なダイエット中でも、ひじきを積極的に取り入れることで、満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。ダイエットや体重管理に役立つ食材として、ひじきを活用することができます。
以上のように、ひじきは食物繊維の豊富さや糖質の低さ、カロリーの控えめさなどから、健康的な食事に役立つ食材と言えます。ひじきをバランスの良い食事に取り入れることで、腸の健康促進や血糖値の安定化、ダイエットへの貢献など、様々な健康効果を期待することができます。
おすすめ:ひじきのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ひじきに含まれる無機質の栄養を解説!
「ひじき」の特徴
「ひじき」は、無機質栄養素を豊富に含んだ食材です。
1. ミネラルが多い
「ひじき」は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルを多く含んでいます。特にカリウムやカルシウムの含有量は多く、体に必要なミネラルを補給するのに適しています。
2. 鉄分も豊富
「ひじき」には、鉄分も多く含まれています。鉄分は、血液中のヘモグロビンの合成に必要な栄養素であり、貧血の予防や疲労回復に役立ちます。
3. ヨウ素の供給源
「ひじき」は、ヨウ素を豊富に含んでいます。ヨウ素は、甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や成長に関与しています。ヨウ素の不足は甲状腺機能低下症などの疾患を引き起こす可能性がありますが、「ひじき」の摂取によってヨウ素を適切に補給することができます。
以上のように、「ひじき」はミネラルや鉄分、ヨウ素の供給源として優れた食材です。バランスの取れた食生活を送るためにも、積極的に摂取することをおすすめします。
ひじきに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「ひじき」に含まれるビタミンAは、レチノールが0 μgで無く、α-カロテンが2 μg、β-カロテンが4400 μg、β-クリプトキサンチンが18 μg、β-カロテン当量が4400 μg、レチノール活性当量が360 μgと、多く含まれています。ビタミンAは、視力の維持や免疫力の向上に役立ちます。
2. ビタミンEの特徴
「ひじき」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが5 mg、β-トコフェロールが0 mgで無く、γ-トコフェロールが0.4 mg、δ-トコフェロールが0 mgと、多く含まれています。ビタミンEは、抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぎ、健康な皮膚や髪を保つのに役立ちます。
3. その他のビタミンの特徴
「ひじき」には、ビタミンKが580 μgで多く含まれています。また、ビタミンB1は0.09 mgで普通に含まれています。ビタミンB2は0.42 mgで多く含まれています。ナイアシンは1.8 mgで普通に含まれています。パントテン酸は0.3 mgで普通に含まれています。さらに、ビオチンは17 μgで多く含まれています。
以上のように、「ひじき」はビタミンAやビタミンEを多く含んでおり、またビタミンKやビタミンB2なども豊富に含まれています。これらのビタミンは、私たちの健康維持や免疫力向上に役立ちます。ただし、ビタミンD、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCは含まれていないことに注意してください。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はひじきの使用例としてレシピをご紹介します。
ひじきを使ったレシピ20選!
#1 基本の「ひじきサラダ」のレシピ!作り置きに便利!冷蔵庫にあると嬉しい一品
乾燥ひじき、ツナ缶、玉ねぎ、ミックスビーンズ、冷凍枝豆、マヨネーズ、上白糖、ごま油、濃口醤油、等
ひじきを使った、ひじきサラダのレシピ。ひじきを戻し、ツナ缶や玉ねぎ、ミックスビーンズ、冷凍枝豆を用意します。…
レシピを見る#2 忙しい日にぴったり!ツナとひじきの炊き込みご飯
乾燥ひじき、人参、きのこ、ツナ缶、油揚げ、醤油、みりん、顆粒だし
ツナとひじきの炊き込みご飯のレシピ。浸水したお米に、酒、醤油、みりん、顆粒だしを加えて炊飯器で炊きます。…
レシピを見る#3 ひじきとベーコンソテー
乾燥ひじき、ベーコン、グリーンオリーブ、にんにく、赤唐辛子
赤ワインと相性バツグンな、ひじきを使ったソテーのレシピ。ひじきを洋食に活用した珍しいお料理です。…
レシピを見る#4 ひじきと根菜のデリ風サラダ
れんこん、乾燥ひじき、にんじん、鶏ささみ、コーン、ミックスビーンズ、グリーンレタス、酢水、マヨネーズ、等
蓮根とひじきを使った、副菜におすすめなサラダのレシピ。お手製のドレッシングはマヨネーズベース。…
レシピを見る#5 野菜たっぷり!コーンとにんじん、ほうれん草とひじきおかかマヨサラダのレシピ
ひじき、人参、ほうれん草、コーン、Aかつおぶし、Aマヨネーズ、A醤油、Aごま油
副菜におすすめな、ひじきを使ったサラダのレシピ。ひじきをサラダに使用した珍しいお料理です。…
レシピを見る#6 ひじきと豆苗の混ぜご飯
ご飯、豆苗、ひじき、小えび(オキアミなど)、油揚げ、しょうゆ、みりん、ごま油
ひじきと豆苗を使った混ぜご飯のレシピ。豆苗はカットし、油揚げは味を良くするために油抜きをし、小エビと一緒に炒めます。…
レシピを見る#7 ひじきと大豆の煮物
ひじき、水煮大豆、鶏もも肉、にんじん、れんこん、こんにゃく、油(米油やサラダ油、出汁、砂糖、等
ひじきと大豆を使った、ボリュームたっぷりな煮物のレシピ。作り置きにぴったりなお料理です。…
レシピを見る#8 油揚げが主役のひじきの煮付け
乾燥ひじき、大豆の水煮、油揚げ、人参、しめじ、米油、上白糖、みりん、濃口醤油、等
油揚げが主役のひじきの煮付けのレシピ。ひじきを水に戻しておき、人参、しめじ、油揚げをカットして準備します。…
レシピを見る#9 なめたけひじきで作るおろしスパゲッティ
スパゲッティ、カリカリ梅、刻みねぎ、なめたけひじき、大根おろし(水気を軽く絞ったもの)、卵黄、めんつゆ、レモン汁
常備菜の「なめたけひじき」を活用する和風のおろしソーススパゲティのレシピ。なめたけに食物繊維豊富なひじきを加えて作るヘルシーな常備菜はいろいろな料理に活用できそう。…
レシピを見る#10 ひじき入り豆腐ハンバーグ
絹ごし豆腐、合挽きひき肉、ひじき、玉ねぎ、溶き卵、パン粉、こしょう、サラダ油
絹ごし豆腐とひじきが入った和風ハンバーグのレシピ。豆腐が入ってヘルシーですが、合い挽き肉もしっかり入っているので、淡白な味になりすぎません。…
レシピを見る#11 大豆とひじきのコロッケ
大豆、乾燥ひじき、鶏挽き肉、玉ねぎ、サラダ油、しょうゆ、プロセスチーズ、揚げ衣、小麦粉、等
大豆とひじきをメインに使った和風コロッケのレシピ。肉は鶏ひき肉を少量と、あとは大豆とひじきでボリュームを出しているので、ヘルシーな仕上がりに。…
レシピを見る#12 ひじき煮を使った「がんも」
ひじき煮、豆腐(木綿)、はんぺん、片栗粉、大根おろし、揚げ油
ひじき煮をリメイクしたがんもレシピ。ひじき煮自体に味がついているので味付けいらずで手軽に作れます。…
レシピを見る#13 ひじきチャーハン
ひじき(乾燥)、油揚げ、青ねぎ、ごま油、ちりめんじゃこ、ご飯、しょうゆ
ひじきを使用したチャーハンのレシピ。油揚げやちりめんじゃこを入れることで、和風チャーハンに仕上げています。…
レシピを見る#14 ひじきの豆サラダ
にんじん、玉ねぎ、ひじき、キユーピーマヨネーズ、サラダクラブミックスビーンズひよこ豆/青えんどう/赤いんげん豆
ひじきとミックスビーンズを活用した、10分で簡単に作れるサラダのレシピ。辛みのアクセントで、みじん切りの玉ねぎを入れるのがポイント。…
レシピを見る#15 ひき肉とひじきの炊き込みご飯
ひじき(乾)、にんじん、枝豆(さやつき・ゆでたもの)、鶏ひき肉、だし醤油
簡単栄養満点の炊き込みご飯のレシピ。炊飯器で炊くことでお米にも具材の栄養が移り無駄なく頂けます。…
レシピを見る#16 おかひじきのごま和え
おかひじき、えのきたけ、練りごま(白)、みりん、しょうゆ
ゴマは白胡麻を使用することによってより風味が豊かになっている胡麻和えです。おかひじきとエノキタケというバランスの取れた素材から出される味わいは飽きないです。…
レシピを見る#17 さけひじき雑炊
焼さけあらほぐし」、ごはん、えのきだけ、芽ひじき(乾燥)、白ごま、熱湯
焼きさけのフレークと芽ひじき、えのきだけ、ごはんを入れ、スープジャーの中で作る簡単雑炊のレシピ。材料もシンプルで調理も短時間で済ませられる一品です。…
レシピを見る#18 ひじきと根菜の煮物
芽ひじき、れんこん、にんじん、ごぼう、油揚げ、オリーブオイル、さやいんげん、料理酒、みりん、等
芽ひじきを使った煮物のレシピ。芽ひじきをあらかじめ熱湯でゆでておくのがポイント。…
レシピを見る#19 なめこひじきそば
そば、なめこ、ひじき、小ねぎ、めんつゆ、キユーピーディフェ
なめことひじきを活用した変わりそばのレシピ。ヘルシーな食材をたっぷりいただけるお蕎麦です。…
レシピを見る#20 彩りも食物繊維も豊かなアボカドとひじきのサラダのレシピ
ヒジキ、タマネギ、オリーブオイル、リンゴ酢、醤油、アボカド、プチトマト、ミックスビーンズ、胡椒、等
アボカドとひじきを使った食物繊維たっぷりのレシピ。濃厚なアボカドをお酢を加えたドレッシングでさっぱりと。…
レシピを見る最後に、ひじきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ひじき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 180 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 58.4 | g | |
└糖質 | 6.8 | g | 低い |
└食物繊維 | 51.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.2 | g | 普通 |
脂質 | 3.2 | g | 普通 |
「ひじき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 6.5 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 22.7 | g | 多い |
コレステロール | Tr | mg | 無し |
食塩相当量 | 4.7 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ひじき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1800 | mg | 多い |
カリウム | 6400 | mg | 多い |
カルシウム | 1000 | mg | 多い |
マグネシウム | 640 | mg | 多い |
リン | 93 | mg | 普通 |
鉄 | 6.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.0 | mg | 普通 |
銅 | 0.14 | mg | 多い |
マンガン | 0.82 | mg | 多い |
ヨウ素 | 45000 | μg | 多い |
セレン | 7 | μg | 多い |
クロム | 26 | μg | 多い |
モリブデン | 17 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン | 4400 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 18 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 4400 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 360 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 5.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.4 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 580 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.42 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.30 | mg | 普通 |
ビオチン | 17.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
ステンレス釜で煮熟後乾燥したもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。