
料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は、冬野菜の代表のひとつ・大根と噛めば噛むほどおいしさがにじみ出てくる豚バラかたまり肉を使った、とても作りやすくシンプルなおかずレシピです。豚肉にしっかり下味をつけることで、「脱・定番のバター醤油味のおかず」の完成です。 大根と豚肉を同じくらいの厚み、大きさに揃えることで食べやすくなり、加熱することできれいなあめ色に染まり、食欲をそそります。 ではさっそくつくりましょう!
豚バラかたまり肉と大根のバター醤油炒めの材料(2人分)

具材
豚バラかたまり肉 | 550g | |
大根 | 1/2本(800g) |
下味調味料
にんにくすりおろし | 10g | |
粗びき黒こしょう | 0.5g |
味付け調味料
しょうゆ | 大さじ2 | |
酒 | 大さじ2 | |
有塩バター | 15g |
豚バラかたまり肉と大根のバター醤油炒めの作り方

大きめのフライパンに大根が浸かる程度の水と一緒に入れ、中火でゆで始めます。大根は芯までやわらかくなるまで時間がかかるので、はじめにゆでておきます。
つまようじを刺してスッと通ったら火を止め、ざるにあげて湯をしっかりきっておきます。

ポリ袋に豚肉、下味調味料(にんにく、粗びき黒こしょう)を入れ、袋の口をふさいで肉にしっかり下味調味料が行き渡るようによくもみ混ぜます。水分があまりないので、にんにくがかたまりにならないようにしながら味をなじませます。

今回使用する豚肉はバラ肉なので、加熱しているとしだいに油がたくさん出てくるので、油を引く必要はありません。全体にこんがり焼き色が付き、軽く焦げ目が付くくらい焼いたら一旦火を止め、フライパンに残っている余分な油をキッチンペーパーでできる限り拭き取ります。

最大のコツは余分な油を取り除くこと!
焼いていると豚肉からびっくりするくらい油が出てきます。豚バラ肉はどうしても加熱すると油がたっぷり出てくるので、焼き上がり時にキッチンペーパーで余分な油を取り除きます。油が残ったままで調理を進めると、仕上がりが油っぽくなり、バターの油分と重なって味がくどさを感じてしまいます。
キッチンペーパーで拭き取る時、必ず一度火を止め、フライパンを軽く傾けると油が出てくるので、キッチンペーパーに染み込ませて取り除きます。
いざ実食。味がしっかり染みてて時短調理とは思えない!

まずは豚肉から。こんがり焼き色がついた表面は香ばしく、味がしっかり染み込んで噛めば噛むほどジュワッとおいしさと程よい油が出てきて端が止まらないおいしさです。 大根もしっかり味が染み込み、焦がしバターとしょうゆの相性のよい味付けに大根とは思えないくらい味に白ご飯との相性がとても相性のよいおかずです。 大根を事前にゆでておいたおかげで、ゆでている間に豚肉の下準備と調理が同時進行ででて時間を無駄にしないでできる手軽さも嬉しいです。
短時間でもしっかり味が染みたバター醤油味の和食

調味料がとても少ないのに味に深みのある仕上がりです。調味料はバターで軽く焦がすくらいで大根と豚肉にしっかり味が行き渡り、馴染みやすくなります。大根をあまり食べないかたも、バター醤油味に絡めることで食べやすさも増します。
今回は豚バラかたまり肉を使い、大根と同じくらいの厚みにしましたが、鶏ももで代用してもおいしくできます。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。