大さじ調味で白いごはんに合うおかず料理研究家の川久景子です。今回ご紹介する料理は「フライパン×調理時間15分」で手軽につくれる鶏肉となすの照り炒め。 今回は甘さと照りの決め手として、砂糖やみりんを使わずに“はちみつ”を使います。はちみつは、甘さを与える「砂糖」と、こってりさと照りを与える「みりん」の役割をひとつで解決できる調味料。時短にもなり見栄えもいつもと違った仕上がりになりますよ。 ではさっそく作っていきましょう!
はちみつが決め手の「鶏肉となすの照り炒め」の材料(2人分)
具材
鶏もも | 1枚(300g) | |
なす | 3本(300g) | |
片栗粉 | 大さじ2(18g) | |
塩 | ひとつまみ | |
白いりごま | 大さじ1/2(3g) | |
サラダ油 | 大さじ1 |
調味料
はちみつ | 大さじ2 | |
しょうゆ | 大さじ2 |
調味料
にんにくチューブであれば2㎝ | 1片(5g) |
はちみつが決め手の「鶏肉となすの照り炒め」の作り方
なすのへたの1cm下くらいを切り落とすのが目安です。あまり深く切り落とす必要はありません。なぜなら、ガクで隠れている部分もしっかりおいしいなすの果実なので、無駄なく使いましょう!
切ったらボウルにたっぷり水を注ぎ、なすを入れて変色予防とあく抜きをします。
少し話が脱線しますが、なすを切ってすぐ調理する場合は水に浸けてあく抜キスる必要はありません。変色する前に調理すれば大丈夫です。
鶏肉に片栗粉をまんべんなくまぶします。このあと鶏肉をゆでるため、全体にしっかり粉がつくようにしておきます。
ゆでたら鶏肉をざるにあげ、湯をきっておきます。予熱で中まで火を通します。
冷めてくると鶏肉同士がくっついてきてしまいますが、そのまま置いておいて大丈夫です。
なすが油を吸い始めてきたら塩を振ってふたをし、5分蒸し焼きにします。ときどきフライパンを揺すって焦げないようにします。
塩を振るうことで、なすの水分が外に出てきます。
弱火にし、合わせておいた調味料をまわし入れ、全体に味が馴染むように混ぜながら煮汁がなくなるまで煮絡めます。
器に盛りつけ、白いりごまを指で軽く潰しながら散らしたら完成です!
【ポイント】最大のコツはなすの水分を拭き取ること
水に浸しておいたなすを焼く前に、水分を布巾などでしっかり拭き取ってから加熱することで、火の通りが早く、調味料の馴染みもよくなります。
はちみつは甘みと照りの二役をこなします
仕上げの照りにも大活躍のはちみつ。照りというと、みりんを思い浮かべがちですが、はちみつを使うことで照りはもちろん、甘みもあるので、砂糖を使う必要がありません。 ※1歳未満のお子さんにははちみつを使わないように気を付けてくださいね。
ごまを指で潰しながら振り入れると風味がアップ!
白いりごまを指で軽くすり潰しながら使うことで、潰れたごまの香りが広がり、風味がアップします。 指で軽くすり潰す方法は、親指、人差し指、中指を使って小刻みに潰しながら振るいます。
いざ実食。はちみつの甘みに隠し味のにんにくが食欲そそります!
濃厚な味つけの中に、はちみつの甘みと照りが引き立ちます。砂糖やみりんでは表現できない味つけです。 そして、鶏肉を揚げずにゆでているので、ぷりっとした食感がとてもやわらかく食べやすい食感です。隠し味のにんにくが味を引き締め、白いご飯のおかずにぴったりの一品ですよ。
はちみつを調味料で使うととっても便利!
今回のレシピでは、フライパンで15分で完成するおかずレシピをご紹介しました。
おかず料理の甘さと照りは砂糖とみりんを利用することが多いかと思いますが、はちみつを使うことでふたつの役割をします。とても便利な調味料なので、普段の料理にもぜひ使ってみてくださいね。
また、冷めても味が変わらないので、お弁当のおかずにもおすすめです。特に鶏肉をゆでているので、時間が経っても硬くなりにくいのも嬉しいポイントです!
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。