洋食歴20年の料理人hiroです。おつまみでも肉料理が出てくると嬉しいものですね。今回は生姜を使って合わせ調味料を仕込んでおき、野菜と共に焼いた鶏もも肉にサッと纏わせたチキンジンジャー。皮面パリッと中ジューシーに焼き上げたチキンステーキは、お酒がすすむこと請け合いです。早速作っていきましょう。
チキンジンジャーの材料(2人分)
具材
鶏もも肉 | 1枚(300g) | |
長ネギ白い部分 | 1本分 | |
人参 | 1/2本 | |
生姜 | 15g |
調味料
米油サラダ油でも可 | 大さじ1 | |
塩 | 少々 | |
黒胡椒 | 少々 | |
酒 | 大さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ1 | |
上白糖 | 大さじ1 |
付けあわせ
絹さや |
チキンジンジャーの作り方(1分動画で早回し解説)
チキンジンジャーの作り方
人参は皮を剥いで、上半分を0.5cm幅に輪切りにしていきます。
並べたらフタを閉めて、弱火のまま蒸し焼きに。3分ほど焼きます。
蒸し焼きで野菜の甘みを引き出すのと、肉の火入れを確実に!
長ネギを並べたら、フタを閉めて再度蒸し焼きにします。実は蒸し焼きにすることが、栄養価を損なわず確実に火入れできる調理法なんです。
人参と長ネギは、鶏肉の皮面からじんわりと出てくる鶏油(チーユ)を吸って、焼き色をつけつつ甘みがどんどん出てきます。また、鶏もも肉は皮面が焼かれていくと同時に、野菜や肉の水分による蒸気で、肉の内面の温度も上がっていき、しっとりとした焼き上がりとなります。
一度、器に焼き人参と焼きネギを回収しておきます。もうこれだけでも美味しい立派な焼き野菜。塩胡椒などせずに、野菜本来の甘みを楽しんでもらいたいですね。
色んな角度からソースを纏わせるように火入れしよう
フライパンを傾けたり、肉の裏表を返しながらソースを纏わせていきます。隠し包丁を入れているので、ここにソースが入っていき、生焼けも防ぐことにもなりますし、確実に火入れできたチキンステーキとなります。また、ソースの水気を飛ばすことで「照り」が出てきますよ。
ナイフ&フォークでいただくおつまみもまたオツです。
箸ではなく、ナイフ&フォークでいただくのも良いですよね。蒸し焼きにされたチキンはしっとりとしていて、ボリュームを感じます。生姜醤油がまた食をすすませてくれます。ビールでも日本酒でも良さそうです。焼き野菜は何も下味をつけてないのに、鶏の旨みが染み込んでいて、これまたお酒のつまみになるんです。
火が入っているかどうかを確かめるには、肉の分厚い部分にナイフを入れて、断面を見ると良いでしょう。ピンクがかったものがあると生焼けです。鶏肉は確実に火を通すよう心がけて下さい。今回のチキンジンジャー、是非ともお肉のおつまみの仲間入りにして下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。