料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は、わらじのように平らで大きな形をしたがんもどきです。一般的ながんもどきに比べ、厚みがなく、外はサクサク中しっとりの新感覚な仕上がりです。具材に加えたごぼうやにんじんの歯応えのある食感や揚げた香ばしさがさらに食欲をそそります。 一般的にがんもどきには山いもを使いますが、今回は扱いやすい長いもを使うことで生地に重たさがないのもポイントです。また、生地がほんのり甘いので、お子さんも食べやすい豆腐料理です。 では、さっそく作りましょう!
大きなわらじがんもどきの材料(4人分)
具材
木綿豆腐 | 500g | |
長いも | 250g | |
乾燥ひじき | 2g | |
にんじん | 1/4本(30g) | |
ごぼう | 1/2本(120g) |
A
卵 | 1個 | |
砂糖 | 小さじ山盛り1(5g) | |
塩 | 小さじ1/2(2.5g) | |
片栗粉 | 大さじ2(18g) |
揚げ油
サラダ油 | 適量 |
大きなわらじがんもどきの作り方
ごぼうは、切って時間をおくと変色してくるのですぐ水につけます。こうすることで、変色予防とあく抜きができます。次第に水がくすんでくるので、その都度水を取り替え、透明になるまで続けます。
泡だて器で豆腐の形がなくなるようにはじめは押しつぶし、なめらかになってきたらかき混ぜながら長いもと均一の生地になるようにします。
最大のコツは豆腐の水切り!
豆腐は意外に水分を多く含んでいるため、しっかり水切りをすることで仕上がりを左右します。今回ご紹介した豆腐の水切り方法は、重石をのせて水切りする場合は、時間に余裕がある時におすすめです。ゆっくりゆっくり重みで水分を出していくので、時間はかかりますが、その分、水がしっかり抜けます。
反対に電子レンジで水切りする場合は、短時間で簡単に水をきることができ、便利な分、電子レンジ対応のキッチンペーパーを用意したり、加熱後はとても熱くなっているのでやけどしないように気をつけなければなりません。
どちらの方法も覚えておくといろいろな豆腐料理で使えるので、便利です。
いざ実食。外はサクサク、中しっとりで新感覚のがんもどき!
生地を広げて平らにして加熱していることで表面がサクサクに仕上がり、一般的に知られているがんもどきとはひと味違う食感に驚きます。中は豆腐と長いものしっとりやさしい食感に包まれ、ひじきやにんじん、そしてごぼうの食感がしっかり感じられ、意外なほど食べやすくがんもどきのイメージを払拭します。 生地に砂糖や長いもをたっぷり使っているのでほん海苔甘みがあります。
わらじのように平たく大きいがんもどきは意外なほど食べやすい!
平たく、まるでわらじのような大きさにすることでじゅわっとした従来のがんもどきのような水分を含んだ食感ではなく、サクサク食感でおやつにも、おつまみにもなる食べやすい仕上がりになります。かき揚げのような食感に感激すら覚えるこの「わらしがんもどき」は豆腐500gをペロリと食べれる逸品です。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。