大さじ調味で白ごはんに合うおかず料理研究家の川久景子です。今回ご紹介する料理は、ご家庭の冷蔵庫によくある食材「かに風味かまぼこ(かにかま)」を使ったかに玉レシピです。かにかまは独特の甘みがあり、とても食べやすく調理もしやすいので、ぜひたっぷり使ってみてくださいね。この甘みが味の決め手にもなりますよ。 しめじとベーコンを一緒に加え、ボリュームと塩っけを味にプラスすることで、いつもとひと味違うかに玉が簡単に作れます。フライパンは20cmサイズを使用することで、ひとり分を作るのにちょうど良い大きさです。 では、さっそく作りましょう!
シンプルかに玉甘酢あんかけの材料(2人分)
具材
卵 | 4個 | |
ベーコン | 3枚(60g) | |
かに風味かまぼこ | 10本 | |
しめじ | 1株(125g) | |
黒こしょう | 少々 | |
米 | 1合半(225g) |
合わせ調味料
砂糖 | 大さじ1 | |
しょうゆ | 大さじ1・1/2 | |
酢 | 大さじ1/2 | |
酒 | 大さじ1/2 | |
鶏ガラスープの素 | 小さじ1 | |
片栗粉 | 大さじ1/2 | |
ごま油 | 小さじ1/2 | |
水 | 100ml |
炒め油
サラダ油 | 少量 |
シンプルかに玉甘酢あんかけの作り方
ベーコン、しめじに火が通ったら火を止め、黒こしょうを振るい入れて調味し、あら熱をとります。
さらに、あら熱が取れたベーコン、しめじ(各1/2量)を加え、混ぜます。この段階ではしっかり混ぜなくても大丈夫ですが、具材に卵液が絡まるようにしておきます。
表面に流れる卵液がなくなったら、そのままいじらずにフライパンを揺すりながら卵に火を通します。フライパンを揺するのは卵の焦げ防止と、丼に盛り付ける時にフライパンにこびりつかないようにするためです。
表面は半熟、縁が軽く固まりはじめたら火を止めます。
最大のコツは20cmのフライパンがちょウドいい!
ひとり分ずつ作る今回の料理は、大きなフライパンで一気に作るのもいいですが、ひとり分ずつ作るのがおすすめです。親子丼も同じですが、ひとり分ずつに分けて作ることで、火加減も、調理時間も意外と短くて済みます。
いざ実食。絶妙な甘酢がしっかり卵とご飯に絡み、食欲そそります
見た目以上にボリュームもあり、甘酢の味付けが絶妙で食欲をそそります。甘酢あんかけはやや多めの分量ですので、ご飯の最後のひと粒になるまでしっかり味が染み込み、食べれます。 カニカマの甘い味としめじのボリューム、ベーコンのほのかな塩っけが半熟卵に絡んでとても食べやすく、主張し過ぎないのでカニカマのおいしさと卵の半熟が一層引き立ちます。
手軽な食材でボリュームもおいしさのアップ!
一般的なかに玉には細切りたけのこやしいたけを加えて作りますが、自宅の冷蔵庫によく見かける食材を使うことで作りやすさがぐっと身近になります。かに玉のおいしさといえば、やはり「かに」のおいしさが一番キーポイントとなりますが、市販のカニカマを代用することで独特の甘さがでて食べやすく仕上がります。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。