こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。基本のトマトソースはパスタやお肉、お魚のソースなどに幅広く使える万能ソース。しっかり煮詰めればトマトのうま味がギュッと詰まって絶品の仕上りになります。今回はちょっとのコツで美味しさをアップさせたレシピをご紹介します。それでは早速作っていきましょう!
基本のトマトソースの材料(作りやすい量)
主な材料
ホールトマト | 200 | |
にんにく | 1かけ | |
オリーブオイル | 大さじ2 | |
バジル | 2~3枝 |
調味料の材料
塩 | 小さじ1/4 | |
こしょう | 少々 |
基本のトマトソースの作り方
ホールトマトを使って濃厚な味に仕上げる
今回は缶詰の「ホールトマト」を使う事で、うま味がギュッと詰まった濃厚な仕上りを目指します。「ホールトマト」はフレッシュトマトやカットトマトとは違い加熱用のトマトが使われているので、仕上りが格段に違ってきますよ。
潰す事でにんにくの香りが出やすくなる
にんにくは切れ目がない状態で加熱しても香りがあまり出てきません。潰して切れ目を入れる事で、独特の香りがトマトソースに溶け込み食欲をそそる仕上りになります。
にんにくの香りが強いのがお好みの方は、みじん切りにして使うとより濃厚な香りが楽しめます。
にんにくがチリチリとして香りが出るまでじっくり加熱
にんにくを入れた後は「弱火でじっくり加熱する」のが大事なポイントです。こうする事で焦げること無く、オリーブオイルにじっくりとにんにくの香りが移ります。加熱終了の目安は、良い香りがしてきてにんにくからチリチリと泡が出るまでです。こうなったらホールトマトを入れる合図。加熱しすぎると焦げる注意して下さいね。
ホールトマトで濃厚な仕上りを目指す
濃厚でうま味の強いトマトソースに仕上げたい時は、断然「ホールトマト」がおすすめです。メーカーによっても異なりますが、ホールトマトには「サンマルツァーノ」という煮込み料理にぴったりのトマトが使われている事が多く、濃厚な仕上りに。
カットトマトの缶詰やフレッシュトマトを使うと、軽くて濃厚さに欠ける仕上りになってしまう場合があります。スーパーで購入する際にちょっと気を付けて見てみて下さいね。
冷凍保存が可能
出来上がったトマトソースは冷凍保存が可能です。ジッパー付の保存袋に入れて平らに薄くのばして冷凍すると、使いたい分だけポキポキと折って使えるのでとても便利。パスタソースとして、お肉やお魚のソースとして、これがあるだけでお料理の幅が広がります。
トマトのうま味がギュッと詰まってる!濃厚な仕上りに大満足
材料少なめ、とってもシンプルな工程ですが、トマトのうま味がギュッと詰まって濃厚な仕上りになっています。ホールトマトを使う事で、いつものトマトソースよりうま味が凝縮しています。にんにくとバジルの香りがほんのり効いているのも良いアクセント。冷凍保存も出来るので、少し多めに作ってストックしておくと便利です。パスタやソテーしたチキン、ハンバーグのソースとしても喜ばれますよ。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」