こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。和食のイメージが強い「さば」は、栄養豊富で積極的に食べたいお魚のひとつ。でも、意外とレパートリーが少ないのが悩みの種です。今回はスペインの洋風南蛮漬け「エスカベッシェ」をご紹介。さばがおしゃれな一皿に大変身です。それでは早速作っていきましょう!
サバのエスカベッシェの材料(2人分)
主な材料
サバ(3枚おろし) | 1/2尾分 | |
塩 | 小さじ1/2 | |
片栗粉 | 大さじ1~2 | |
パプリカ | 1/2個 | |
ピーマン | 1個 | |
玉ねぎ | 100g | |
マッシュルーム | 4個 | |
ミニトマト | 6個 | |
オリーブオイル | 大さじ3 |
マリネ液の材料
白ワイン | 100ml | |
お酢 | 50ml | |
水 | 50ml | |
砂糖 | 大さじ1と1/2 | |
塩 | 小さじ1 | |
ローリエ | 2枚 |
サバのエスカベッシェの作り方
塩は下味と臭み取りの効果
塩を振って少しおく事で、サバの身に塩が適度に染みてちょウド良い下味になります。また、出てきた水分に臭みが含まれるので、サバの生臭みを取る効果も期待出来ますよ。
片栗粉でカリッとしっかり食感
今回はこの後でマリネ液に漬け込むので、しっかりカリッとした食感に仕上げるためにあえて片栗粉を使っています。小麦粉を使うとカリッと感が弱くなるので、片栗粉がおすすめです。
マッシュルームの汚れは拭き取りましょう
マッシュルームは泥が付いている事がありますが、キッチンペーパーやふきんで優しく拭き取って下さい。洗ってしまうと風味やうま味が損なわれます。また、きのこに多く含まれるビタミンBやカリウムは水溶性のビタミン、洗うと流れ出してしまうのでご注意下さい。
マッシュルームは炒めすぎ注意です
マッシュルームを入れてからはサッと炒めるだけにして下さい。炒めすぎると水分が出たり、縮んでしまう原因に。マッシュルームは生で食べられるきのこなので、全体に油が回る程度に炒めたらすぐに火を止めて下さい。
ピタッとラップで保存しましょう
ラップをする時は、空気を入れないように食材にピタッと密着させましょう。ラップを伝ってマリネ液があがってくるので、食材全体を均一にマリネすることが出来ます。酸化して食材が傷む事も予防してくれますよ。
酸味と甘みが美味しさのポイント、彩り良く華やかな仕上がりです
甘酸っぱいマリネ液を吸ったサバが最高に美味しく仕上がっています。片栗粉で固めの食感に仕上げたので、カリッと良い歯ごたえ。野菜も甘みが増して、無理なく沢山食べられますね。前菜としても、お酒のおつまみとしても、おもてなしの一品としても万能。彩りが良いので、テーブルがパッと明るくなります。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」