フードコーディネーターのyurikaです。今回は失敗しない「基本の豚しゃぶ」の作り方と、豚しゃぶにぴったりな絶品たれ2種のレシピをご紹介。固くパサつきがちな豚しゃぶは身近な調味料を入れて茹でるだけでしっとり柔らか。3つのポイントに従えば、誰でも美味しく仕上がりますよ。それでは作っていきましょう!
「基本の豚しゃぶ」と絶品たれ2種の材料(2人分)
主な材料
豚肉 しゃぶしゃぶ用 | 200g | |
酒 | 大さじ2 | |
砂糖 | 大さじ1 |
ねぎだれ
長ねぎ | 10cm | |
ポン酢 | 大さじ2.5 | |
ごま油 | 小さじ2 | |
水 | 大さじ1/2 | |
鶏がらスープの素 | 小さじ1/2 | |
おろしにんにく | 小さじ1/2 | |
白いりごま | 小さじ1/2 |
ごまだれ
白練りごま | 大さじ2 | |
めんつゆ3倍濃縮 | 大さじ1 | |
マヨネーズ | 大さじ1/2 | |
水 | 大さじ1 | |
砂糖 | 小さじ1 | |
おろししょうが | 小さじ1/2 |
「基本の豚しゃぶ」と絶品たれ2種の作り方
今回のレシピのポイント
豚しゃぶをしっとり柔らかく茹でるポイントは「酒」と「砂糖」を加えて、沸騰させないこと。茹であがったら冷水には浸けずにそのまま冷ますことでうま味が逃げずに美味しさをキープできますよ。
「酒」と「砂糖」で茹でればしっとり柔らか
豚肉を柔らかく茹でるポイントは、お湯に「酒」と「砂糖」を入れること。酒には肉の臭みを取り肉の中の水分の流出を押さえるほかに、うま味を増す働きがあります。
砂糖には肉のタンパク質が固くなるのを防いで水分を保持する働きがあります。この2つの調味料を入れて茹でれば、パサパサせずしっとり美味しく仕上がりますよ。
沸騰しない温度で茹でる
豚しゃぶは沸騰した状態で茹でるのはNG。温度が高いとタンパク質がすぐに凝固して固くなってしまうほか、うま味も逃げてしまいます。鍋底からフツフツと泡が出るくらいの70〜80℃程度の温度で茹でることで肉が固くならず、アクも出にくくなるのでより美味しく仕上がりますよ。
茹でたらザルにあげて水気を切り、そのまま冷まします。
冷水には入れずにそのまま冷ます
冷水に入れた方が早く冷めるのでは?と思いますが、冷水に入れてしまうと水っぽくなってしまい、うま味も流れ出てしまいます。また、冷蔵庫に入れると脂が固まってしまう場合があるので、ちょっと時間がかかりますがザルの上で常温で冷ますのが美味しく作るコツです。
冷やして食べたい場合は金属製のボウルやバットに入れて、水が入らないように容器ごと氷水に浸けながら冷ますと短時間で冷やすことができますよ。
しっとり柔らかな豚しゃぶと2種類のたれが絶品
固くなりがちな豚しゃぶは、茹でる時に酒と砂糖を入れることでしっとり柔らか。沸騰させずに茹でて冷水に浸けずにそのまま冷ますことで、固くなったり水っぽくならずに美味しく仕上がります。薬味が効いたさっぱり「ねぎだれ」と、濃厚なごまの香りとコクの「ごまだれ」2種類のたれでそれぞれ違った味わいの豚しゃぶを楽しめますよ。
絶品たれは豚しゃぶサラダやそうめんなど色々な料理にも応用できるので、ぜひお試しくださいね!
フードコーディネーター/料理研究家。食系のメディア制作会社での経験を経て、現在はフリーランスとして食品企業のレシピ開発、フードコーディネート、レシピ写真・動画制作等に従事。手間をかけずに簡単に作れる、工程をシンプル化した時短料理が得意。約20カ国を旅した旅行好きで、世界の料理を手軽にアレンジしたレシピを研究中。