このページでは脱脂乳のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
脱脂乳のカロリーは31kcal(100gあたり)!これってどうなの?
脱脂乳の可食部100gあたりのカロリーは、31kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1374位です。これは多い順にすると上位86%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルので脱脂乳のカロリーを評価すると、54件中54位です。これは上位から100%に位置するカロリーで、評価は同じく「かなり低い」となります。
カロリー | 31Kcal |
全体での評価 | 1374位 / 1592件中(上位86%…かなり低い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 54位 / 54件中(上位100%…かなり低い) |
脱脂乳はカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ脱脂乳のカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
脱脂乳のカロリーがかなり低い理由
脱脂乳のカロリーがかなり低い理由は、以下の栄養データから明らかになります。
糖質がかなり低い
脱脂乳の糖質は可食部100gあたり5gと、かなり低い値となっています。糖質は体内でエネルギー源となるため、糖質の量が少ないほどカロリーも低くなります。脱脂乳は糖質が少ないため、カロリーも低くなっているのです。
食物繊維が無し
脱脂乳には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化吸収されずに体内を通過するため、カロリーにはほとんど寄与しません。そのため、食物繊維が無いことも脱脂乳のカロリーが低い理由の一つです。
タンパク質が低い
脱脂乳のタンパク質は可食部100gあたり3.4gと、低い値となっています。タンパク質は体内でエネルギー源となるため、タンパク質の量が少ないほどカロリーも低くなります。脱脂乳はタンパク質が低いため、カロリーも低くなっているのです。
脂質が低い
脱脂乳の脂質は可食部100gあたり0.1gと、低い値となっています。脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持つため、脂質の量が少ないほどカロリーも低くなります。脱脂乳は脂質が低いため、カロリーも低くなっているのです。
以上の理由から、脱脂乳のカロリーはかなり低いと評価されています。糖質・食物繊維・タンパク質・脂質の量が少ないため、カロリーも低くなっているのです。脱脂乳はダイエットやカロリーコントロールを意識している方にとって、良い選択肢となることでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「脱脂乳」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.0g | 4 | 20kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 3.4g | 4 | 13.6kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「脱脂乳」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、20kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
脱脂乳は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
脱脂乳は、低糖質ダイエットに使える?
こんにちは。今回は、乳(乳飲料)の一種である「脱脂乳」について、低糖質ダイエットにおいてどのような効果が期待できるのかについてご紹介します。
脱脂乳の糖質量は5g
まず、脱脂乳の特徴についてご説明いたします。脱脂乳は、乳脂肪分を取り除いた低脂肪な乳飲料です。そのため、一般的な牛乳と比較するとカロリーや脂質が低くなっています。また、糖質量も非常に少なく、一般的には5g程度とされています。
脱脂乳は低糖質ダイエットに少し効果的
低糖質ダイエットを行っている方にとって、糖質摂取量の制限は重要なポイントです。そのため、脱脂乳のような低糖質な乳飲料は、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
脱脂乳は、糖質量が5gと非常に少ないため、血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待できます。血糖値の急激な上昇は、インスリンの分泌を促し、脂肪の蓄積を助長する可能性があります。そのため、低糖質な脱脂乳を摂取することで、血糖値の上昇を抑え、脂肪の蓄積を防ぐことができるのです。
また、脱脂乳にはタンパク質も豊富に含まれています。タンパク質は、ダイエット中において重要な栄養素であり、食事の満足感を高める効果があります。そのため、脱脂乳を摂取することで、満腹感を得ることができ、食事制限のストレスを軽減することができるのです。
まとめ
脱脂乳は、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な飲み物と言えます。糖質量が5gと非常に少なく、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。また、タンパク質も豊富に含まれており、満腹感を得ることができます。ただし、個人の体質や目標によっては、他の飲み物と併用することが必要な場合もありますので、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
低糖質ダイエットを行う際には、バランスの取れた食事や適度な運動と併せて、脱脂乳を取り入れることで、より効果的なダイエットが期待できるでしょう。是非、試してみてください。
脱脂乳は、低脂質ダイエットに使える!?
脱脂乳は、低脂質ダイエットに使える?
低脂質ダイエットを実践している方にとって、脱脂乳は重要な存在です。脱脂乳は、乳(乳飲料)の中でも特に低脂質であり、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
脱脂乳の脂質量は0.1g
脱脂乳の特徴は、その低脂質量にあります。一般的な脱脂乳の脂質量は0.1gであり、これは非常に低い数値です。この低脂質量によって、脱脂乳を摂取することで脂質の摂取量を抑えることができます。
脱脂乳は低脂質ダイエットに特に効果的
脱脂乳は低脂質ダイエットに特に効果的です。なぜなら、脱脂乳を摂取することで脂質の摂取量を抑えることができるからです。脂質は、体内に摂取された後にエネルギーとして使われる前に脂肪として蓄積されます。そのため、脂質の摂取量を減らすことは、脂肪の蓄積を抑えることに繋がります。
また、脱脂乳は脂質以外の栄養素も含んでいます。たんぱく質やカルシウムなど、体に必要な栄養素を摂取することができます。これによって、低脂質ダイエットを実践しながらも、体に必要な栄養素をしっかりと摂取することができます。
まとめ
脱脂乳は低脂質ダイエットに特に効果的な乳飲料です。その低脂質量によって、脂質の摂取量を抑えることができます。また、脂質以外の栄養素も含んでおり、体に必要な栄養素を摂取することができます。低脂質ダイエットを実践しながらも、健康的に栄養を摂取したい方には、脱脂乳がおすすめです。是非、脱脂乳を取り入れて、理想の体型を目指しましょう。
最後に、脱脂乳の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「脱脂乳」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 31 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 4.8 | g | |
└糖質 | 5.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 3.4 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「脱脂乳」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 91.0 | g | 多い |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 3 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「脱脂乳」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 51 | mg | 普通 |
カリウム | 150 | mg | 普通 |
カルシウム | 100 | mg | 多い |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 97 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.01 | mg | 低い |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | 25 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | Tr | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.6 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.60 | mg | 多い |
ビオチン | 3.1 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
(100 g: 96.6 mL、100 mL: 103.5 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
脱脂乳と同じ乳の乳飲料ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ジャージー種の牛乳 | 77 | 5.1 | 3.9 | 5.2 | (0) |
ホルスタイン種の牛乳 | 63 | 4.9 | 3.2 | 3.7 | (0) |
牛乳 | 61 | 5.3 | 3.3 | 3.8 | (0) |
低脂肪牛乳 | 42 | 5.7 | 3.8 | 1.0 | (0) |
脱脂乳 | 31 | 5.0 | 3.4 | 0.1 | (0) |
コーヒー牛乳 | 56 | 7.4 | 2.2 | 2.0 | (0) |
フルーツ牛乳 | 46 | 9.9 | 1.2 | 0.2 | (0) |
人乳 | 61 | 7.3 | 1.1 | 3.5 | (0) |
やぎ乳 | 57 | 5.4 | 3.1 | 3.6 | (0) |
赤ちゃん用ミルク | 66 | 7.1 | 1.5 | 3.6 | 0 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。