このページでは、果物のバナナを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
バナナのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはバナナの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 93 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 22.5 | g | |
└糖質 | 21.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「バナナ 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、バナナがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
バナナはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
バナナとは?どんな食材?
バナナは、果物の一種であり、黄色い皮に包まれた形状が特徴的な食材です。その形状からも分かるように、バナナは曲がっていることが一般的です。
バナナの特徴
バナナは、甘くてクリーミーな味わいがあり、多くの人に親しまれています。また、果肉は柔らかく、食べやすい食材です。バナナは、熟すと香りが広がり、より甘みが増します。
バナナの栄養価
バナナには、炭水化物や食物繊維、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。特にカリウムは、筋肉の働きや血圧の調節に重要な役割を果たしています。また、バナナには消化を助ける酵素も含まれており、胃腸の健康にも良い影響を与えます。
バナナは、そのまま食べるだけでなく、スムージーやケーキ、パンなどの材料としても幅広く利用されています。健康に良いだけでなく、美味しさも兼ね備えたバナナは、多くの人に愛されている食材です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はバナナがダイエットにどう役立つか説明します!
バナナはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
バナナの栄養データ
バナナの栄養データ(可食部100gあたり)は以下の通りです。
- カロリー:93kcal(やや低い)
- 炭水化物:22.5g
- 糖質:21.1g(普通)
- 食物繊維:1.1g(普通)
- タンパク質:1.1g(低い)
- 脂質:0.2g(低い)
- 塩分:0g(無し)
バナナの健康的な食事への役立ち方
バナナは健康的な食事に以下のように役立ちます。
1. カロリーがやや低い
バナナはカロリーがやや低いため、ダイエット中や体重管理をしている方に適しています。食事の中でカロリーを抑えたい場合に、バナナを選ぶことで満腹感を得ることができます。
2. 炭水化物が豊富
バナナには炭水化物が豊富に含まれています。炭水化物はエネルギーの源となる栄養素であり、運動前や運動後のエネルギー補給に適しています。また、炭水化物は脳のエネルギーとしても利用されるため、集中力や思考力を高める効果も期待できます。
3. 食物繊維が含まれる
バナナには食物繊維も含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する働きがあります。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。そのため、バナナを摂取することで血糖値の急激な上昇を抑えることができ、糖尿病の予防や管理にも役立ちます。
以上のように、バナナはカロリーがやや低く、炭水化物や食物繊維が豊富に含まれているため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:バナナのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
バナナに含まれる無機質の栄養を解説!
バナナの特徴
バナナは、無機質栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
カリウムが多い
バナナは、可食部100gあたりで360mgのカリウムを含んでいます。カリウムは、体内の細胞や組織の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。カリウムは、神経や筋肉の働きを調整し、血圧を正常に保つ役割もあります。バナナのカリウムの量は多いため、バナナを摂取することでカリウムの補給ができます。
カルシウムが低い
バナナは、可食部100gあたりで6mgのカルシウムを含んでいます。カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素ですが、バナナにはカルシウムが低い量しか含まれていません。そのため、バナナをカルシウムの補給源として摂取することは難しいかもしれません。カルシウムを十分に摂取するためには、他の食材やサプリメントからの摂取が必要です。
モリブデンが多い
バナナは、可食部100gあたりで7μgのモリブデンを含んでいます。モリブデンは、体内での代謝や酵素の働きに関与する栄養素です。モリブデンは、通常の食事から十分な量を摂取することができますが、バナナはモリブデンが多い食材の一つです。モリブデンの摂取量が不足すると、体内の代謝が円滑に行われない可能性があります。バナナを摂取することで、モリブデンの補給ができます。
以上のように、バナナはカリウムが多く、カルシウムが低い、さらにモリブデンが多いという特徴があります。バナナはカリウムの補給に適している食材であり、またモリブデンも豊富に含まれているため、バランスの取れた食事に取り入れることがおすすめです。ただし、カルシウムを摂取するためには他の食材を選ぶ必要があります。
バナナに含まれるビタミンを解説!
ビタミンAの特徴
- バナナにはレチノールは含まれておらず、ビタミンAは主にα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンの形で存在しています。
- バナナはα-カロテン、β-カロテン、β-カロテン当量の含有量が多く、ビタミンAの摂取に適しています。
- レチノール活性当量は5 μgで、一般的な量と言えます。
ビタミンEの特徴
- バナナにはα-トコフェロールが含まれており、ビタミンEの摂取源として適しています。
- β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
- α-トコフェロールの含有量は0.5 mgで、一般的な量と言えます。
その他のビタミンの特徴
- バナナにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCが含まれています。
- ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンの含有量は一般的な量と言えます。
- ビタミンB6の含有量は多く、ビタミンB6を摂取するのに適しています。
- ビタミンCの含有量も多く、バナナはビタミンCの良い供給源となります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はバナナの使用例としてレシピをご紹介します。
バナナを使ったレシピ20選!
#1 余った食パン消費に!マシュマロとろける「バナナシナモンパンプディング」
食パン、バナナ、ミックスナッツ、マシュマロ、バター、豆乳、砂糖、シナモン、バニラエッセンス、等
食パンとバナナを使った、バナナシナモンパンプディングのレシピ。食パンを切り、バナナを潰し、卵液を作ります。…
レシピを見る#2 簡単なのに贅沢&濃厚!失敗なしのしっとりバナナブラウニー
チョコレート、薄力粉、ベーキングパウダー、ココアパウダー、バナナ、砂糖、無塩バター
バナナとチョコレートを使った、しっとりバナナブラウニーのレシピ。バターとチョコレートを混ぜて、砂糖を加え、卵とバナナを混ぜ合わせ、最後に粉類を加えて焼き上げます。…
レシピを見る#3 レンジで簡単&低糖質スイーツ!おからパウダーdeチョコバナナ蒸しパン
完熟バナナ、アーモンドミルク、おからパウダー、アーモンドプードル、ココアパウダー、ベーキングパウダー、砂糖、バニラオイル
おからパウダーを使った、チョコバナナ蒸しパンのレシピ。完熟バナナを潰し、卵と混ぜ合わせ、砂糖とバニラオイルを加える。…
レシピを見る#4 チョコバナナケーキ
バター、ブラウンシュガー、薄力粉、ベーキングパウダー、バナナ、チョコチップ
バナナとチョコレートチップを使った、おやつにおすすめなパウンドケーキのレシピ。バナナはしっかりと潰して。…
レシピを見る#5 まるごとバナナ入りロールケーキ
グラニュー糖、ホットケーキミックス、牛乳、太白ごま油、バニラオイル、バナナ、生クリーム、練乳
ホットケーキミックスとバナナを使用した、おやつにぴったりなロールケーキのレシピ。専用の型やオーブンを使わず、フライパンで作れます。…
レシピを見る#6 簡単しっとり!初心者でも失敗しない基本のバナナケーキ
完熟バナナ、無塩バター、グラニュー糖、アーモンドパウダー、ベーキングパウダー
完熟バナナを使った、しっとり濃厚なバナナケーキのレシピ。バターと砂糖を混ぜ、卵を加えてしっかりなじませます。…
レシピを見る#7 こめ油の簡単バナナケーキのレシピ
バナナ、きび砂糖、こめ油、牛乳、薄力粉、ベーキングパウダー
こめ油とバナナを使った、おやつにぴったりなバナナケーキのレシピ。バター不使用のケーキです。…
レシピを見る#8 バナナブレット
バナナ、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、バター、牛乳、ラム酒
バナナブレットは、バナナを使って簡単に作れる美味しい焼き菓子です。まずはバナナをフォークで潰し、卵と砂糖を加えて混ぜます。…
レシピを見る#9 ビスケットの大量消費に!バナナビスケットボール
ビスケット、バナナ、チョコレート、チョコペン
ビスケットを砕いてバナナと混ぜ、丸めてチョコレートでコーティングするバナナビスケットボールのレシピ。バナナは完熟のものを使い、ビスケットは粗めに砕きます。…
レシピを見る#10 混ぜるだけ!黒ごまバナナアイスのレシピ
バナナ、プレーンヨーグルト、砂糖、すりごま(黒)、生クリーム
黒ごまとバナナので作る簡単なアイスレシピ。バナナの甘みと黒ごまの香りに、ヨーグルトの酸味が程よくマッチした、シャリシャリとした食感の楽しいアイスレシピ。…
レシピを見る#11 バナナとレモンのみたらし絹和え
バナナ、レモン汁、砂糖、バター、チャービル
みたらし団子ではなく、みたらしバナナのレシピ。輪切りにしたバナナにレモン汁をふると、バナナが黒く変色するのを防げます。…
レシピを見る#12 バナナップルアイス
パイナップル」、バナナ、牛乳、ココナッツミルク、はちみつ、ミントの葉
バナナとパイナップルを使ったアイスのレシピ。牛乳やココナッツミルク、はちみつと一緒にミキサーで混ぜ合わせることでより濃厚な味に仕上がります。…
レシピを見る#13 ふわふわいい香り♪ HMでバナナパウンドケーキ
バナナ、サラダ油、砂糖
ホットケーキミックスを活用したバナナパウンドケーキレシピ。バナナを生地に練り込んで、最後にカットしたバナナを乗せて焼くことでバナナの良い香りとゴロっとした触感の両方を感じられます。…
レシピを見る#14 チョコバナナパフェ
バナナ、アイスクリーム(バニラ)、チョコレート、砂糖、しょうゆ
手作りチョコソースをかけたバナナパフェのレシピ。手作りチョコソースにはしょう油を隠し味に加え、味に深みを出しています。…
レシピを見る#15 お豆腐で低カロリー豆腐バナナプリンのレシピ
バナナ、豆腐、ヨーグルト、レモン汁、ハチミツ、熱湯、粉ゼラチン
少ない材料で作れる、バナナを活用した豆腐プリンのレシピ。プリンに使用する主な材料は、豆腐なのでとてもヘルシーに食べられる一品です。…
レシピを見る#16 もっちり?しっとり?優しい甘さかぼちゃとバナナのスイーツボールのレシピ
カボチャ、バナナ、ホットケーキミックス、グラニュー糖
こねるだけで簡単に作れるスイーツボールのレシピ。素材の色をそのまま活かした鮮やかなスイーツです。…
レシピを見る#17 豆乳バナナプリン
バナナ、クルミ、ミントの葉、豆乳
豆乳で作るバナナプリンのレシピ。「ヤマサ 豆乳スイーツの素 バナナ風味」と調整豆乳だけで簡単に出来上がります。…
レシピを見る#18 可愛くラッピングバナナのキャンディーロールのレシピ
春巻きの皮、バナナ、ココア、砂糖、薄力粉
バナナを春巻きの皮で包んだおやつレシピ。バナナの甘味とココアのほろ苦さが絶妙なバランスです。…
レシピを見る#19 バナナパフェ
バナナ、ブルーベリー、スポンジケーキ、グラニュー糖、ピスタチオ、ミントの葉、豆乳
バナナを使用して作るパフェのレシピ。バナナはグラニュー糖を振り、バーナーで軽く炙ることで風味をプラス。…
レシピを見る#20 マヨミルクのバナナパンプディング
食パン、バナナ、牛乳、砂糖、キユーピーマヨネーズ
マヨネーズを活用した、15分で作れるバナナパンプディング。使用する材料は5つだけで、簡単に作ることが出来るレシピ。…
レシピを見る最後に、バナナの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「バナナ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 93 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 22.5 | g | |
└糖質 | 21.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「バナナ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 40 | % | 特になし |
水分 | 75.4 | g | 普通 |
有機酸 | 0.7 | g | 多い |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「バナナ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 360 | mg | 多い |
カルシウム | 6 | mg | 低い |
マグネシウム | 32 | mg | 普通 |
リン | 27 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.26 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 7 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 28 | μg | 多い |
└β-カロテン | 42 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 56 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 5 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.5 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.38 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.44 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.4 | μg | 普通 |
ビタミンC | 16 | mg | 多い |
廃棄部位: 果皮及び果柄
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。