粉寒天のカロリー・栄養を徹底解説！糖質・タンパク質・脂質量からダイエット適正も判断

粉寒天のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら！

まずは粉寒天の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。

カロリー	160	Kcal	平均的
炭水化物	81.7	g
└糖質	2.9	g	かなり低い
└食物繊維	79.0	g	多い
たんぱく質	0.2	g	かなり低い
脂質	0.3	g	低い
食塩相当量	0.4	mg	普通

データは「日本食品標準成分表（八訂）増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「てんぐさ　粉寒天」の値を表示。評価（普通、低い、多い等）は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。

このページでは引き続き、粉寒天がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています！

粉寒天はどんな食材？用途や使い道をざっくり紹介

引用元：DELISH KITCHEN

粉寒天とは？どんな食材？

粉寒天は、藻加工品の一種です。寒天という言葉からも分かるように、寒天を粉状にしたものです。寒天は海藻から作られる食材で、主にゼリーやデザートなどの食品に使用されます。

特徴１：透明で軽やかな食感

粉寒天は、その特徴的な透明な見た目と軽やかな食感があります。ゼリーやプリンなどに加えることで、食品に独特の食感を与えることができます。また、粉寒天は水に溶かすことができるため、簡単に調理に利用することができます。

特徴２：低カロリーで健康に配慮

粉寒天は、低カロリーであるため、ダイエットや健康に配慮した食事にも適しています。寒天自体にはほとんど栄養素は含まれていませんが、食品の中での使用量が少ないため、カロリーを気にせずに楽しむことができます。

特徴３：食材の風味を引き立てる

粉寒天は、その特有の食感や透明性だけでなく、食材の風味を引き立てる効果もあります。特にフルーツや果汁を使用したデザートに加えることで、食材の味をより一層楽しむことができます。さらに、粉寒天は加熱にも強いため、煮物やスープなどにも使用することができます。

粉寒天はダイエットに役立つ？カロリーや炭水化物を徹底評価！

1. 糖質がかなり低いため、糖尿病や血糖値の管理に役立つ

粉寒天は糖質が2.9gとかなり低いです。糖質の摂取量が多いと、血糖値が急激に上昇することがありますが、粉寒天を摂取することで血糖値の上昇を抑えることができます。そのため、糖尿病や血糖値の管理を必要とする方にとって、粉寒天は健康的な食材と言えます。

2. 食物繊維が多く含まれているため、腸内環境の改善に役立つ

粉寒天には食物繊維が79g含まれています。食物繊維は腸内環境を改善する効果があり、便通を促進したり、腸内の有害物質を排出する働きがあります。また、食物繊維は満腹感を与えることもあり、過食を防ぐ効果も期待できます。そのため、粉寒天を摂取することで腸内環境の改善やダイエットにも役立つことができます。

3. カロリーが平均的で脂質も低いため、ダイエットにも適している

粉寒天はカロリーが160kcalで、脂質も0.3gと低いです。カロリーが平均的でありながら脂質が低いため、ダイエット中の方にも適した食材と言えます。また、粉寒天は水分を吸収する性質があり、膨張して満腹感を与えることもあります。そのため、少量の粉寒天を摂取することで満腹感を得ることができ、食事の量を抑えることができます。

おすすめ：粉寒天のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください！

粉寒天に含まれる無機質の栄養を解説！

1. カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富

粉寒天は、可食部100gあたりにおいて、カルシウムが120 mg、マグネシウムが39 mg含まれています。これらのミネラルは骨や歯の形成に不可欠な栄養素であり、健康維持に重要な役割を果たします。粉寒天を摂取することで、ミネラルの摂取量を増やすことができます。

2. ナトリウムやカリウムの含有量が適度

粉寒天にはナトリウムが170 mg、カリウムが30 mg含まれています。ナトリウムは適度な量であり、カリウムも低い量です。過剰なナトリウム摂取は高血圧や心臓病のリスクを高めることが知られていますが、粉寒天はナトリウムの摂取量を抑えつつ、カリウムの摂取をサポートする食材として適しています。

3. ヨウ素やクロム、モリブデンの含有量が多い

粉寒天にはヨウ素が81 μg、クロムが39 μg、モリブデンが5 μg含まれています。これらの栄養素は体内での代謝や甲状腺機能の維持に関与しており、健康状態をサポートします。粉寒天を摂取することで、これらの栄養素を効果的に摂ることができます。

以上のように、粉寒天はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富であり、ナトリウムやカリウムの含有量も適度です。さらに、ヨウ素やクロム、モリブデンの含有量も多いため、健康維持に役立つ食材と言えます。

粉寒天に含まれるビタミンを解説！

引用元：dancyu

1. ナイアシンの含有量は低い

粉寒天に含まれるナイアシンの量は0.1 mgです。ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれ、エネルギー代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康をサポートします。しかし、粉寒天にはナイアシンが低い量しか含まれていないため、他の食品から摂取する必要があります。

2. ビタミンB12とビオチンの含有量は普通

粉寒天に含まれるビタミンB12の量は0.2 μg、ビオチンの量は0.1 μgです。ビタミンB12は赤血球の生成や神経機能の維持に重要な役割を果たし、ビオチンはエネルギー代謝や健康な肌や髪の維持に関与します。粉寒天には普通の量のビタミンB12とビオチンが含まれているため、摂取することでこれらの栄養素を補給することができます。

3. 他のビタミンは含まれていない

粉寒天にはビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・パントテン酸・ビタミンCは含まれていません。これらのビタミンは他の食品から摂取する必要があります。

粉寒天を使ったレシピ20選！

「粉寒天」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	160	Kcal	平均的
炭水化物	81.7	g
└糖質	2.9	g	かなり低い
└食物繊維	79.0	g	多い
たんぱく質	0.2	g	かなり低い
脂質	0.3	g	低い
「粉寒天」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	16.7	g	低い
有機酸	-	g	無し
灰分	1.2	g	普通
コレステロール	0	mg	無し
食塩相当量	0.4	mg	普通
アルコール	-	g	無し
「粉寒天」のビタミン・無機質等
ナトリウム	170	mg	普通
カリウム	30	mg	低い
カルシウム	120	mg	多い
マグネシウム	39	mg	多い
リン	39	mg	普通
鉄	7.3	mg	多い
亜鉛	0.3	mg	普通
銅	0.04	mg	普通
マンガン	1.01	mg	多い
ヨウ素	81	μg	多い
セレン	0	μg	無し
クロム	39	μg	多い
モリブデン	5	μg	多い
ビタミンA
└レチノール	(0)	μg	無し
└α-カロテン	0	μg	無し
└β-カロテン	0	μg	無し
└β-クリプトキサンチン	0	μg	無し
└β-カロテン当量	0	μg	無し
└レチノール活性当量	0	μg	無し
ビタミンD	(0)	μg	無し
ビタミンE
└α-トコフェロール	0	mg	無し
└β-トコフェロール	0	mg	無し
└γ-トコフェロール	0	mg	無し
└δ-トコフェロール	0	mg	無し
ビタミンK	Tr	μg	無し
ビタミンB1	0	mg	無し
ビタミンB2	Tr	mg	無し
ナイアシン	0.1	mg	低い
ビタミンB6	0	mg	無し
ビタミンB12	0.2	μg	普通
葉酸		μg	無し
パントテン酸	0	mg	無し
ビオチン	0.1	μg	普通
ビタミンC	0	mg	無し

別名： まくさ（和名）／試料： てんぐさ以外の粉寒天も含む

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

粉寒天と同じ藻の藻加工品ジャンルで栄養素を比較！

名前	カロリー	糖質	タンパク質	脂質	食物繊維
つくだ煮	150	25.5	6.0	1.0	6.8
ところてん	2	0.1	0.2	0	0.6
角寒天	159	1.4	2.4	0.2	74.1
寒天	3	0	Tr	Tr	1.5
乾燥わかめ	172	(14.4)	14.4	2.6	29.8
カットわかめ（乾）	186	9.1	17.9	4.0	39.2
粉寒天	160	2.9	0.2	0.3	79.0

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。