料理人hiroです。今回は基本のあおさの味噌汁のレシピをご紹介します。あおさの磯の香りと色を飛ばしてしまいがちですが、味噌を溶いた後に加えることがポイントとなります。これで逃すことなく、贅沢感を味わえる味噌汁に仕上がります。緑があるだけで見映えして美味しそう!となりますね♪早速作っていきましょう。
あおさの味噌汁の材料(4人分)
具材
あおさ | 4g | |
絹ごし豆腐 | 200g | |
人参 | 1/4本 | |
長ねぎ | 1/4本 |
調味料
水 | 1L | |
出汁パック | 1包 | |
味噌 | 80g |
あおさの味噌汁の作り方
今回のレシピのポイント
味噌汁が出来上がる少し前に、あおさをサッと水で戻して加えると磯の香りと色が飛びません。長時間煮てしまうと溶けてドロドロになってしまい色もくすんでしまいます。
人参1/4本分は薄めのイチョウ切りに。
絹ごし豆腐200gはキッチンペーパーにとり、お好みの大きさでキューブ状にカットします。
豆腐は先にカットして余分な水気をとる!
煮汁に加えるときに手のひらに豆腐を乗せてカットするのもアリですが、必要以上に水分が入ってしまいます。先にカットしてキッチンペーパーにとっておくことで自然と余分な水気をとることができます。
また手のひらで乗せてカットするよりも、まな板の上の方が安定し形がキレイです。
2具材を出汁で煮ていこう
鍋に水1ℓと出汁パック1包を加えて火にかけます。先に出汁パックを水に浸しておくと、短時間で出汁パックを取り出せます。和風顆粒出汁の場合は、小さじ2ほどで代用することが可能です。
固いものから加えていきましょう。沸騰したところに人参を加えます。
人参を2分ほど煮たところで、長ネギを加えます。
その後に、絹ごし豆腐を崩さないよう加えましょう。
3分ほど弱中火で煮ていきましょう。ここからは出来るだけかき混ぜないようにしましょう。豆腐が崩れてしまいます。
味噌を溶くときは必ず火を消してから!
味噌を加えるときは、必ず火を消して煮汁と一緒に溶いていきます。沸騰した状態で味噌を加えてしまうと風味が飛んでしまうからです。
加えた後に温め直すときグラグラと沸騰させないことも、それが理由。火を止めて味噌を溶くようにしましょう。
味噌漉しを使っても、おたまだけ使って味噌を溶くのも、それは好みですのでどちらでもOKです。
直前にかぶるくらいの水に浸す程度でOKです。味噌汁の火を止めたままで、あおさに含む水気を軽く切りながら加えていきましょう。
あおさは火を通さないで正解!
あおさを加えたら、温め直す時以外は火にかけないほうが良いです。あおさが持つ磯の香りや色が飛んでしまうからです。火にかけると緑色から茶色に変色し見た目が悪くなってしまいます。ここが今回の重要ポイントです。
心も体もホッとするお味噌汁です♪
あおさは腸内環境を整える食物繊維や、塩分を排出するカリウムなど栄養素が豊富で、ダイエットにも良い海の幸。私の中で「あおさの味噌汁」は旅館やホテルの朝食というイメージが強いです。
磯の香りに出汁と味噌の旨味が重なって、良質なお味噌汁となります。あおさは乾物なので常備しておくと色々と便利です♪心も体もホッとするあおさの味噌汁、是非とも作ってみてくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。