料理人hiroです。今回は基本の焼肉のタレのレシピをご紹介します。甘さを砂糖に頼って甘ったるくしてしまいがちですが、りんごと香味野菜をすりおろして凝縮し甘くすることがポイントとなります。冷蔵庫保存で1週間。使いきれない場合は冷凍も可能です。牛肉以外にも鶏や豚などお試しあれ!早速作っていきましょう。
焼肉のタレの材料(約400mℓ)
具材
りんご | 1/2個 | |
玉ねぎ | 1/2個 | |
ニンニク | 2片 | |
生姜 | 10g | |
白ごま | 大さじ1 |
調味料
ごま油 | 大さじ1 | |
上白糖 | 大さじ0.5 | |
ハチミツ | 大さじ1.5 | |
酒 | 大さじ3 | |
みりん | 大さじ3 | |
濃口醤油 | 200mℓ |
焼肉のタレの作り方
今回のレシピのポイント
りんごと香味野菜をすりおろし火にかけて甘さを出し、味を凝縮します。火にかけて冷ますことで保存性アップ!今回はりんごが良い仕事をしてくれます。
フルーティーなりんごの持つチカラ
りんごには「リンゴ酸」という成分が含まれています。「リンゴ酸」は肉をタレにつけてくぐらせた時に、肉を柔らかくしてくれる効果があるので、タレ作りには最適なんです。
フルーティーさが増して、お子様でも食べやすい焼肉のタレとなりますよ♪
次にニンニクと生姜をすりおろします。スタミナアップには欠かせない食材です。積極的に摂取しておきたい食材です。
最後に玉ねぎをすりおろします。甘みを出すためには玉ねぎのチカラも必要となります。
玉ねぎをうまく使いながら付着している固形も一緒にすりおろします。多少大きめの具材が入っていても大丈夫です。自家製感がありますし、火入れ時に問題はありません。 また、フードプロセッサーが家にある方はまとめて回してすりおろしてもらってもOKです。
甘さを引き出し、味を凝縮!
りんごと香味野菜はすりおろしたことで水分が出ていましたね。これを火にかけて水分を飛ばすと同時に、食材本来の甘みを十分に引き出します。味を凝縮していくんですね。3〜4分ほど炒める程度で十分です。
1分ほど炒めて、全体に馴染ませます。
濃口醤油200mℓと白ごま大さじ1を加えて、中火でひと煮立ちさせます。
ひと煮立ちさせることで大幅に保存性アップ!
「ひと煮立ち」とは食材を加えて温度が下がった後に加熱し、再沸騰させることを言います。沸騰してから15〜30秒ほど火にかけることで加熱殺菌となり、保存性がグンとアップするんです。必ずやっておきたいひと手間です。
肉だけでなく魚にも使える万能ダレ
牛肉のみならず豚肉や鶏肉と幅広く使ってもらいたいですが、ジャンルを超えて焼き野菜や魚にも使える万能ダレです。
例えばブリを使って照り焼き風にしてみたり、ニンニクと相性が良いカツオのたたきにサッとタレをかけてみたりと、自家製だからこそカスタマイズは自由に楽しめますね。まずは焼肉からでお願いします笑 ホットプレートで自家製ダレを使っての焼肉パーティーを是非楽しんで下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。