
料理人hiroです。今回は基本のシーザーサラダのレシピをご紹介します。水っぽくして味ボケしてしまいがちですが、水に浸したものは水切り、炒めたものは油切りして「しっかり味」にすることがポイントとなります。使い切れる量のシーザードレッシングもイチから作ります。覚えていて損は無し!早速作っていきましょう。
シーザーサラダの材料(2人分)

具材
ベーコン | 80g | |
レタス | 1/2玉 | |
きゅうり | 1/2本 | |
トマト | 1個 | |
ニンニク | 1片 | |
アンチョビ | 2枚(16g) |
調味料
マヨネーズ | 30g | |
パルメザンチーズ | 15g | |
米酢 | 大さじ1 | |
牛乳 | 大さじ1 | |
オリーブオイル | 大さじ1 | |
黒こしょう | 適量 |
シーザーサラダの作り方
今回のレシピのポイント
野菜の下ごしらえ後はしっかりと水切り。そしてベーコンを焼いた後は油切りして必要のない水っぽさや油っぽさを事前に取り除いて盛り付けます。シーザードレッシングは簡単に作れますよ。

ボウルに冷水を用意して、レタスを一口大の大きさに手ちぎりします。

手ちぎりしたレタスは色が変わりにくいです。冷水につけてパリッとしたら、サラダドライヤーでしっかりと水気を取りましょう。

きゅうり1/2本を細切りにします。

カットした後のきゅうりはボウルに入れて塩をひとつまみふり、サッと混ぜておきます。短時間で水気が出て、しんなりとしてきます。 水気が出た分、味の入りも良くなります。盛り付ける際は水気を除きましょう。他のサラダできゅうりを加える場合にもやっておきたい下ごしらえです。

トマト1個を1.5cm角くらいのダイス状にカットしておきます。器にとっておきましょう。

ベーコン80g分は少し厚めにカットした後、1.5cmの角にカットしておきます。存在感を見せるためにベーコンブロックを使用してますが、ベーコンスライスでも代用可能です。

シーザードレッシングの「ミソ」となるアンチョビ
アンチョビを包丁でペースト状にするのは、ドレッシングに加えるためです。欧州においてアンチョビは日本で言うところの「味噌」のようなもの。シーザードレッシングのミソとなるのでしっかり叩いて混ぜやすい状態のペースト状にしておきましょう。
市販のアンチョビペースト(チューブタイプ)で代用するのもOKです。

ニンニク1片をすりおろしがねですりおろします。

あらかじめボウルにマヨネーズ30gを用意しておき、すりおろしニンニクを加えます。

黒こしょうを少し強めにふり、アンチョビ、パルメザンチーズ15g、米酢とオリーブオイルを各大さじ1を加えます。さらに、牛乳大さじ1も加えます。

臭み消しの役割を担う牛乳
牛乳はニンニクやアンチョビの臭みを和らげてくれる効果があります。バーニャカウダソース…一度耳にしたことあると思いますが、はじめに生のニンニクを牛乳で煮て臭みを和らげるんです。レバーなど浸すこともありますね。

混ぜ合わせたものが今回のシーザードレッシングとなります。使用するまで冷蔵庫で冷やしておきましょう。

油分が少なくて焦げそうだと思ったら、オリーブオイルを少量垂らす程度でOKです。表面に焼き色をつけるまで5分ほど弱中火で焼きましょう。

余分な油分は不必要!
具材としては丁度良く、焼き色をつけてさらに香ばしさをアップさせます。そんなベーコンですが、油っぽさも出てしまうのデメリットもあります。キッチンペーパーにとって余分な油分を吸わせておきましょう。
シーザーは古代ローマのシーザー(カエサル)ではない?

よく間違えがちですが、シーザーサラダのシーザーは、古代ローマの名将ジュリアス・シーザー(カエサル)ではないです。メキシコ人シェフのシーザーさんが開発したことからシーザーサラダなんですね。
具材はロメインレタスを使ったり、鶏肉を使ったりと色々です。クルトンを乗せている店もあります。ドレッシングはやはりチーズとアンチョビで味を取っているのは共通してますね。料理の歴史を紐解くと面白いものです。たっぷり具材のシーザーサラダ、是非作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。