料理人hiroです。今回は基本のめんつゆのレシピをご紹介します。仕上がりがアルコール臭くなってしまいがちですが、みりんと酒をしっかりと煮切ることがポイントとなります。仕上がりは約300mℓと使いやすい量で、麺類につけるだけでなく焼き物の調味料としてもご活用いただけます。早速作っていきましょう。
めんつゆの材料(約300mℓ)
具材
出汁昆布 | 5cm×5cm | |
かつお節 | 15g |
調味料
みりん | 120mℓ | |
酒 | 120mℓ | |
濃口醤油 | 200mℓ | |
上白糖 | 30g |
めんつゆの作り方
今回のレシピのポイント
みりんと酒を煮切ってアルコール分を飛ばします。出来ためんつゆを丁寧に濾して完全に冷ますことがポイントとなります。
中火にかけて沸騰させましょう。
沸騰したら弱火にして3分タイマーをかけます。
アルコール臭さをなくすには「煮切る」!
みりんと酒に含まれるアルコールのにおいは、時として料理の風味を損なうことがあります。「煮切る」とはアルコール分を飛ばすことを意味します。
煮切りをやるのとやらないのとでは仕上がりが大違い。自家製めんつゆ作りには特に心がけておきたいことです。
3分が経過。煮切ることでアルコール臭さがなくなりました。一旦火を止めて、他の調味料を加えていきます。
5分経ちました。これが出来立てのめんつゆです。丁寧に漉していきます。
不純物が混ざらないよう丁寧に漉す!
めんつゆは粉状のものがなく透き通っていますね。キッチンペーパーがかつお節と昆布を受け取ることで、粉状のものが入ることなく、不純物が混ざらないめんつゆが出来上がります。
キッチンペーパー内のかつお節と昆布にはめんつゆがたっぷりと含まれています。最後の一滴までギュッと漉しましょう。 出がらしのかつお節と昆布は捨てるのはもったいないです。これをご飯の上に乗せると、上品なふりかけになりますよ♪
麺類以外にも焼き物などの調味料としても使える!
私はここ数年ほど市販のめんつゆを常備していないです。それに頼った調理をしたくないのがひとつと、添加物が気になるからです。作るのであればやはり自家製で使い切れる量を仕込むようにしています。
素麺や蕎麦、うどんのつけ汁として、あるいは出汁のちょい足しとして。その他には冷奴や丼に使ったり焼き物の調味料として少し足したりと使い方は様々。濃縮2倍といったところなので、つけ汁では水をお好み量足して調整して下さい。冷蔵庫保存で2週間は持つ自家製めんつゆ、是非とも作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。