
こんにちは。フードコーディネーターの上田みえです。柑橘のさっぱりした風味がおいしい、和食に欠かせない調味料のポン酢。実は簡単においしい自家製ポン酢が作れちゃいます。今回は、すだちで作る「基本の自家製ポン酢」の作り方をご紹介します。それでは早速作っていきましょう!
基本のポン酢の材料(80ml分)

具材
すだち果汁50ml | 7~10個 | |
かつお節 | 4g | |
だし昆布 | 3g |
調味料
醤油 | 大さじ4 | |
みりん | 小さじ2 |
基本のポン酢の作り方
今回のレシピのポイント
鍋をする時には欠かせない「ポン酢」ですが、料理にも万能に使え大活躍な調味料です。市販のもので定番に利用されていますが、実は簡単に手作りすることができます。長期間味を馴染ませて作ることもありますが、一晩で十分おいしく仕上がりますよ。すぐに使用したい場合はだし醤油と柑橘を混ぜて作ってもいいですが、今回はだし昆布やかつお節から作る基本のポン酢を作ります。
「レモン」や、夏は「すだち」、冬は「柚子」など、お好みの柑橘類で作ってみてくださいね。

みりんは煮切ることでまろやかに
みりんはそのままの状態ではアルコールが入っているため、仕上がりの味に影響がでてしまいます、それを防ぐため加熱することで、アルコールが飛び出汁の風味がよくまろやかに仕上がりますよ。
加熱する際は容器の中で沸騰させるため、吹きこぼれないよう少し大きめの容器に入れて加熱してくださいね。

搾り器などで絞ってもいいですし、そのまま手で絞っても大丈夫ですよ。
絞ったすだち果汁は濾し器などで種を取り除き、50ml程度になるよう計ります。すだちは大きさによって果汁の量も変わるので、絞りながら計量器で計っていくと無駄に絞らずに済みますよ。

すだちは横向きに切ると絞りやすい!
すだちを切る際は、房を横にして切りましょう。そうすると薄皮のない果肉だけの断面が多くなり、果汁が搾りやすくなります。
手で絞る際は、皮を下にして絞ると種が落ちにくく、皮の風味や栄養も一緒に絞ることができますよ。

寝かせる時間で味わいが変化する
一晩でもおいしく仕上がりますが、数週間など長く寝かせるとより旨味がでて酸味がやわらぎます。大量に作っておく場合は保存容器に入れ、だし昆布やかつお節を濾さずに使う分だけ濾していく使い方も、味の変化を楽しめますよ。
さわやかでフレッシュな酸味の自家製ポン酢!

手作りをすると自然でフレッシュな味わいのポン酢が楽しめます。さらに、酸味の量や寝かせる時間も自分好みに調整することができ、自分だけのポン酢が作れますよ。基本のポン酢の作り方をベースに、さまざまな柑橘類でぜひお試しくださいね。
フードコーディネーター/料理研究家。料理講師、レシピ開発、レシピ動画制作、広告撮影などを経験し、現在は料理人ライターとしての執筆でも活動中。「特別な食材を使わない、簡単ほっこりおうちごはん」をテーマに料理の楽しさをお伝えします。