こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。インド版のお漬物「アチャール」をご存じですか。お酢やレモン、スパイスを使うのでちょっとオリエンタルな雰囲気。さっぱりとした味は、箸休めとして、おつまみとして、色々活躍してくれますよ。それでは早速作っていきましょう!
さっぱり&スパイシー 2種のアチャールの材料(2~3人分)
玉ねぎのアチャールの材料
玉ねぎ | 200g | |
塩 | 小さじ1と1/2 | |
オリーブオイル | 大さじ1 | |
酢 | 大さじ2 | |
レモン汁 | 大さじ1 | |
砂糖 | 小さじ1 | |
カイエンペッパー | 小さじ2 |
キャベツとセロリのアチャール
キャベツ | 100g | |
セロリ | 70g | |
塩 | 小さじ1と1/2 | |
オリーブオイル | 大さじ1 | |
酢 | 大さじ2 | |
レモン汁 | 大さじ1 | |
クミンパウダー | 小さじ1/4 |
さっぱり&スパイシー 2種のアチャールの作り方
出てきた水分はキッチンペーパーでしっかり拭き取って下さい。塩が多いと感じるかもしれませんが、アチャールは保存食なので塩は多めに使っています。
辛みを効かせてスパイシーな仕上がりに
玉ねぎのアチャールに使う「カイエンペッパー」は唐辛子を粉末状にしたスパイスで、強い辛みと鮮やかな赤い色が特徴です。メーカーによって異なりますが「チリペッパー」も「カイエンペッパー」も同じもの。似ている物で「チリパウダー」もありますが、こちらは唐辛子にクミンやパプリカなどがブレンドされ、辛みと独特の香りが楽しめる商品です。クミンの香りをプラスしたい方は「チリパウダー」を使うと本格的な香りが楽しめます。
キャベツの芯は潰して使いましょう
キャベツの芯は甘みが強くて美味しい部分ですが、ちょっと固くて食べにくい部分でもありますね。また、そのまま使ってしまうと味が染み込みにくいと言う弱点も。そこで芯を美味しく食べるちょっとしたひと手間をご紹介します。芯の部分をまな板に置き、包丁や木べらでギュッと押しつぶしましょう。
繊維が潰れて柔らかくなり、味が染みこみやすくなります。ちょっとしたひと手間が料理をワンランクアップさせてくれます。
クミンの香りを効かせて爽やかな仕上がり
キャベツとセロリの清涼感と相性の良い「クミン」を使って味付けしてみました。こちらは辛いスパイスは入っていないので、辛みが苦手な方でも召し上がれます。クミンは少し個性の強いスパイスですが、これが入るだけでグッと本格的な味わいになります。残ったクミンは、いつものカレーに少し加えてみるとグッと香り高くい仕上がりになります。
簡単なのに本格的な味わい、副菜や箸休めとして大活躍します
玉ねぎのアチャールは酸味と辛みが効いた少し大人の味わいです。独特の酸味がやみつきになる美味しさ、カレーの付け合わせにはもちろん、ステーキやとんかつなど少し油っぽいお料理のお供としても相性ぴったりです。キャベツとセロリのアチャールは爽やかな風味が特徴です。辛くないのでどなたでも楽しめるのが嬉しいですね。さっぱりとしているので、唐揚げなど揚げ物のお供に最高です。冷蔵庫で1週間くらい保存可能なので、常備菜として是非お試し下さい。毎日少しずつ味が変わっていくので、変化を楽しむのも良いですね。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」