こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。普段気に掛けていても、なかなか食べる機会の少ない「豆」。身体に良いのは分かっていても、どう料理すれば良いか迷いますよね。今回はそんな「豆」を主役にした、おしゃれな一品をご紹介します。それでは早速作っていきましょう。
色々お豆とアンチョビのビスマルク風の材料(2人分)
材料一覧
卵 | 1個 | |
空豆 | 3~4房 | |
グリンピース冷凍 | 50g | |
ひよこ豆水煮 | 80g | |
アンチョビフィレ | 2枚 | |
オリーブオイル | 大さじ1 | |
こしょう | 少々 | |
粉チーズ | 大さじ1 |
色々お豆とアンチョビのビスマルク風の作り方
必ずすぐに氷水に取りましょう
温泉卵はトロトロの食感が堪らない一品です。加熱後にそのまま放置してしまうと、あっという間にただの半熟卵になってしまうのでご注意下さい。取り出したら氷水に取って、すぐに冷やすのが大事なポイントです。
切り込みを入れた所を左右に開き、逆側を軽く摘まむようにして押す出すとツルッと出てきます。切り込みを入れずに爪などで皮を破って無理にむこうとすると、実に傷が付いてボロボロになるのでご注意下さいね。
グリンピースは冷凍のまま加熱しよう
冷凍のグリンピースは解凍せず、そのまま使って大丈夫です。解凍してしまうと、水分が出てきてぐちゃっとした状態になります。水分と一緒にせっかくの栄養も逃げてしまうので、解凍せずに使いましょう。
アンチョビが味の決め手
アンチョビはかたくちいわしを塩漬けにしたイタリアの発酵食品。強い塩分と独特の香り、うま味が特徴です。強い味わいの食材なので、豆独特の味や香りを良い意味で消してくれます。「豆はちょっと苦手」と言う方におすすめのプラス食材。
また、チューブタイプよりフィレタイプを使うのがおすすめです。フェレをみじん切りにして入れる事で、味わいにリズムが生まれます。
豆の食感がたまらない!チーズやアンチョビが効いてうま味倍増です
それぞれの豆の食感が違い、最後まで食べ飽きることのない一皿になりました。卵やアンチョビ、チーズの味わいがプラスされる事で食べ応えのある仕上がりです。豆をそれぞれ茹でるのは大変ですが、冷凍や水煮の豆を活用すれば手軽に楽しめますね。
アンチョビの代わりに、炒めたベーコンやソーセージを加えると更にボリュームのある仕上がりになります。おもてなしの前菜として、ワインのお供として、色々楽しんで下さいね。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」