大さじ調味で白いご飯に合うおかず料理研究家の川久景子です。今回は豆腐を使ったヘルシーだけど満腹感を与え、甘酢あんをたっぷり絡めて食べる豆腐ハンバーグをご紹介。 合いびき肉でつくる一般的なハンバーグに比べ、カロリーが抑えられているのに満腹感が得られるのは、生地に鶏ひき肉を加えているからです。また、味の主張はないものの、鉄分も得られるひじきをたっぷり加えることで栄養もしっかり摂れます。 甘酢あんにエリンギを加えることで、単調になりやすい食感にアクセントも加えてくれるので最後まで飽きずに食べれます。
豆腐ハンバーグの甘酢あんの材料(2人分)
具材
木綿豆腐 | 300g(一丁) | |
鶏ひき肉 | 230g | |
乾燥ひじき | 3g | |
片栗粉 | 大さじ2 | |
塩 | ひとつまみ(1g) | |
黒こしょう | 少々 | |
サラダ油 | 大さじ1 |
甘酢あん
エリンギ | 2本(70g) | |
砂糖 | 大さじ2 | |
酢 | 大さじ2 | |
しょうゆ | 大さじ2 | |
水 | 150ml |
水溶き片栗粉
片栗粉 | 大さじ1 | |
水 | 大さじ1 |
豆腐ハンバーグの甘酢あんの作り方
ひじきが戻ったらざるにあげ、水けをきります。布巾などに入れて絞ったりする必要はありませんが、ざるに入れて軽く水けがきれれば大丈夫です。
エリンギの長さを半分にし、2mm幅程度の薄切りにします。あまり薄く切りすぎるとエリンギ独特の食感がなくなってしまうので気をつけてください。
混ぜるときのコツは、手で豆腐の形をにぎり潰すようにすることです。できる限り豆腐の固形物をなくしながら、混ぜます。
豆腐の固形物が残っていると、ハンバーグの形にし、焼き始めるとそこから形が崩れ始めてきてしまうので、なめらかな生地になるように仕上げます。
小判型に形が整ったら、真ん中をギュッと押してくぼみを作ります。くぼみを作ることで焼いたときに火の通りが早くなり、中までしっかり加熱され生焼き防止になります。
焼いていくうちに生地が膨らんでくぼみが浅くなるので、深めに作ります。
これを合計4個作ります。
焼けたらフライ返しで上下を裏返し、こんがり焼けていなければ、もう少し焼き時間を伸ばします。
裏返したらフライパンにふたをし、弱火~中火にして蒸し焼きにします。
一旦火を止め、水溶き片栗粉をもう一度かき混ぜてから小鍋にまわし入れます。1ヶ所に注ぎ入れるのではなく、小鍋の中で円を描くように注ぎます。
水溶き片栗粉を入れたら菜箸でググルグル混ぜ合わせ、溶き馴染ませます。
再び火を点け、かき混ぜながら任意のとろみになるまで加熱し、火を止めます。
最大のコツは豆腐を潰すこと!
生地作りで豆腐の形がなくなるくらいなめらかに潰して混ぜること!
先ほどもお伝えしましたが、豆腐のかたまりが残っているとその部分から焼いているときに空気が入り、亀裂ができて形が崩れ始めてくることがあるので気をつけます。
いざ実食。甘酢がしっかり絡んでおいしい!
豆腐のハンバーグだけでは味が淡泊なので少し味気ないですが、とろみがついた甘酢が絡んでとても食べやすく、ほどよい酸味と甘みで箸が進みます! また、豆腐のハンバーグに入れたひじきと甘酢あんに加えたエリンギのコリコリとした食感が気持ちよく、食べていても飽きませんよ。
なめらか食感のハンバーグに甘酢あんが絡んで食べ飽きないおいしさ
ハンバーグ生地を混ぜて焼き、甘酢あんを絡めてできる手軽さがうれしいおかずです。低カロリーな割にしっかり満腹感を感じられるので、ダイエット中の食事にもおすすめです。
普段はひじきをしっかり食べる機会が少ないかたも、豆腐ハンバーグに練り込むことで思いのほかたっぷり食べれるのも嬉しいですよね。甘酢あんにしっかり絡めると、白いご飯との相性もいいので食が進みます!
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。