プロの技でサックサク！鶏肉のカツレツのレシピ

Name: 鶏肉のカツレツ
Cook time: 30 min
Total time: 30 min
Yield: 2～3人分
Cuisine: イタリアン
Ingredients: 鶏むね…1枚; 卵…１個; 粉チーズ…５ｇ; パン粉…適量

miku

フードクリエイター・イタリア料理人のmikuです。今回は、「プロの技でサックサク！鶏肉のカツレツ」をご紹介します。イタリアンのカツレツをイメージして、サクっと軽い食感でチーズやレモンとの相性も抜群です。それではさっそく作っていきましょう！

鶏肉のカツレツの材料（２～３人分）

材料一覧

	鶏むね	1枚
	卵	１個
	粉チーズ	５ｇ
	パン粉細か目のもの	適量

付けあわせ

サラダ、ミニトマト、レモン

調理時間：30分

鶏肉のカツレツの作り方

1鶏肉は皮を取り、切れ目を入れて開いておく

両端の分厚い部分を半分に削ぐようにして開きます。
鶏肉の皮は冷凍しておけるので、ある程度の量がたまったら炒めて「鶏油」にするのがおすすめです！
「鶏油」でチャーハンを作ると絶品ですし、炒めた鶏皮はそのまま塩をまぶしてチップスとして美味しく頂けますよ。

2開いた鶏肉をラップで挟み、叩いて伸ばしていこう

薄く伸ばしていくので、ラップは大きめに包んでおきましょう。
ラップをすることで肉が動かないので叩きやすく、道具も汚れず使うことが出来ます。
めん棒がなければ、鍋を使ったり、ワインやオリーブオイルの瓶などを使うと良いですよ。
叩くことで繊維が壊れるので柔らかく、薄いのでサクッと仕上がります。

3薄く叩いたら、カットしよう

3等分、または2等分にカットします。
カットせずにそのままビッグカツとして揚げても、楽しいですね！

4塩、こしょうをして下味をつける

両面に塩、こしょうをしましょう。
ここで塩、こしょうをしっかりとしておくことで、ソースなど無くてもそのままで美味しいカツレツに仕上がります。
胡椒には、ブラックペッパーやホワイトペッパー、ピンクペッパーやグリーンペッパーなど様々な種類があるのですが、
白い食材、料理にはホワイトペッパーが合うと言われています。
ホワイトペッパーは「ピリッとした辛みと上品な香り」が特徴で、淡白な鶏肉にとても合いますよ。
もちろんブラックペッパーでパンチを効かせるのもアリです！

5下味をつけたら、両面に粉チーズを振る

揚げ物をするときは、一般的に「小麦粉・卵・パン粉」の順番で衣を付けていくのですが、今回はイタリアのミラノ風カツレツをイメージして「粉チーズ」を使うことで小麦粉を使わない作り方をご紹介します。

下味をつけた鶏肉に、粉チーズをまぶしぎゅっと押しつけてしっかりとまぶしておきます。
粉チーズが小麦粉の変わりになり、卵を絡みやすくしてくれるのと、
揚げた時にパン粉とチーズの香ばしさが広がりますよ。

6衣をつけていこう

溶き卵にくぐらせます。
この時に、余分な溶き卵は出来るだけ落としておきましょう。
卵液がついていればいるほど、衣が分厚くなり重たい仕上がりになるので、
余分な衣をつけないことで、軽くサクッと揚がります。

7「細か目」のパン粉を使って、軽くサクっとした仕上がりに

パン粉は「細か目」のものを使います。
スーパーでも売っていますが、今お家にある普通のパン粉をミキサーで細かくして使ってもOKです！
この細かいパン粉を使うということがポイントで、サクサクッと何枚でも食べられちゃうような軽さに仕上がりますよ。
上からもパン粉をかけて、手でぎゅっと押してしっかりとつけていきます。

この衣をつけた状態で冷凍保存しておけるので、ラップやジップロックなどに入れて冷凍しておけば、あとはいつでも揚げるだけで1品完成です！

8170℃の油で揚げよう

衣をつける作業まで終わったら、さっそく揚げていきましょう！
揚げ油の温度は、「170℃前後」。
衣を少し入れてみて、シュワッと浮いてきたらOKのサインです。
薄いので、油の量も少なくフライパンで揚げることが出来ますよ。

油切りのコツでサックサクに！

薄くすぐに火が通りやすいので、何度か裏返しながら全体がこんがりときつね色になるまで揚げていきます。
菜箸やトングで持って、カツの中心がジクジクと震えている感覚があれば、中まで火が通っているサインです。

きつね色に揚がったら、よく油をきっていきましょう。
揚がった瞬間が一番温度が高く、油から上げるとどんどん下がっていきます。
油の温度が高いほどサラサラで油が落ちやすいので、上げた瞬間にしっかりと振って油をきることでサックサクになりますよ。