大さじ調味で白いごはんに合うおかず料理研究家の川久景子です。今回ご紹介するのは、甘辛味の中にピリッと感じるカレー風味が食欲そそる丼料理です。ごはんまで染み込んだ調味料と、半熟卵のこってり濃厚な味付けがごはんと相性がよく、箸が進みますよ。 カレー風味にすることで、最後まで飽きない味なのもポイントです。肉みそがかたまりにならないコツもご紹介していますので参考にしてください。 では、さっそく作りましょう!
カレー風味の肉みそ丼の材料(2人分)
具材
合いびき肉 | 350g | |
玉ねぎ | 1個(200g) | |
にんにく | 1かけ(5g) | |
しょうが | 1かけ(5g) | |
卵 | 2個 | |
キャベツ | 大きめ1枚(90g) | |
米 | 1.5合(225g) |
調味料
カレー粉 | 大さじ1/2 | |
砂糖 | 大さじ3 | |
みそ | 大さじ3 | |
しょうゆ | 大さじ1 | |
水 | 大さじ3 | |
酢半熟卵をつくる時に使用 | 大さじ1/2 |
カレー風味の肉みそ丼の作り方
鍋に湯を沸騰させ、酢を加えたら卵を割り入れ、菜箸でひとかたまりになるように広がった白身を手前に寄せ集めながら丸くなるように整えます。お玉ですくい、菜箸でお玉にくっつかないように動かしながら湯の中で2分~3分加熱します。(泳がせるように加熱するのがコツ)
白身がかたまり、黄身を軽く押して弾力がでてきたらそのまま用意しておいた氷水の中へ入れ、冷やします。(このまま冷やし、使う時に軽くキッチンペーパーの上で水分を取り除きながら余分な白身などを取り除いて形を整えます)
玉ねぎに火が通り、透明になったらフライパンを軽く傾け、キッチンペーパーで余分な油を拭き取ります。ここで油を取り除くことで、仕上がった時に油っぽさがなくなるのでしっかり取り除きます。
あまり長く煮詰めると水分が飛び過ぎてパサついた仕上がりになるので、具材に味がしっかり絡まる程度煮詰めれば大丈夫です。
丼に炊けたご飯、キャベツ1/2量を盛りつけます。この時、キャベツの真ん中にくぼみをつくります。
さらに肉みそを盛り付け、ここでも真ん中にくぼみをつくったら水けをきった半熟卵をくぼみに入れて完成!
最大のコツは菜箸を数本使うこと!
最初から最後まで、菜箸数本を使うこと!ひき肉がかたまりになりにくく、他の材料を加えた後でも菜箸数本で混ぜることできれいなそぼろ状に仕上げることができます。
そして、そぼろ状になることで味の絡まりもよくなり、短時間の煮込みでもしっかり味がつきます。
いざ実食。濃いめの味つけが半熟卵と絡まって食欲が増します!
ひと口めは半熟卵を割らずに肉みそとご飯だけで。甘辛味の中に強すぎない味のカレー風味で箸が進みます。 これだけでも十分な仕上がりですが、やはり半熟卵を割ってとろとろの黄身を絡めながら食べるのは格別なおいしさに底上げしてくれます。 意外に千切りキャベツの食感がアクセントになり、調味料が十分染み込んだご飯と肉みそとの間で歯応えのあるキャベツが引き締めてくれます。
甘辛×カレー風味の肉みそはご飯が最後のひと粒までおいしい!
濃いめの味つけに仕上げた肉みその調味料が丼の最下層にあるご飯までしっかり味が染みこんで思わず丼を抱えて食べたくなるおいしさです!
ご飯とおかずがひとつになっているので、時間があまりない時やメニューに困った時にもおすすめですよ。
また、この肉みそはアレンジもきくので、野菜炒めやスープ、グラタンに使うこともできます。ぜひお試しくださいね!
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。