大さじ調味で白ごはんに合うおかず料理研究家の川久景子です。今回は低カロリーでうれしい「鶏ささみ」をたっぷり使った春巻きレシピをご紹介します。 ささみと一緒にチーズと大葉を包んで巻きます。調味料は少ないですが、チーズのコクと大葉の爽やかな風味が加わり、とても食べやすい味に。 春巻きの皮から透ける大葉も見た目を楽しませてくれます。 では、さっそく作りましょう。
鶏ささみのチーズ春巻きの材料(4人分)
具材
鶏ささみ | 10本(500g) | |
大葉 | 10枚 | |
スライスチーズ | 10枚 | |
春巻きの皮 | 10枚 | |
揚げ油 | 適量 |
下味調味料
塩 | 1g | |
粗びき黒こしょう | 0.5g | |
酒 | 大さじ1/2 |
水溶き小麦粉
薄力粉 | 大さじ1 | |
水 | 大さじ2 |
鶏ささみのチーズ春巻きの作り方
多少、ささみの形が崩れても、後で小さくほぐすので、気にせず筋を取り除きます。
筋が残っていると、食べる時に引っかかりになり、食感が悪くなるので、手間になりますが、筋はすべて取り除いてください。
今回はフォークで押さえて取り除きましたが、包丁で筋の両端に切れ目を入れ、筋を下にし、45度に傾けた包丁の背を滑らせるようにして動かして筋を取ることもできます。
ラップをふんわりカブせ、電子レンジで600Wで2分加熱します。ラップをぴったりカブせると、電子レンジ加熱時に膨らんで破裂する恐れがあるため、少しラップに余裕を持たせるようにカブせてください。
これを10枚すべてに行います。
ささみは厚みがあると春巻きの皮で巻きにくいので、長さはあっても、厚みがでないようにほぐします。
水溶き小麦粉を小さめの器に混ぜ合わせて作っておきます。
手前から包むように一回巻き、両端に水溶き小麦粉を塗り内側に折ります。
上端に水溶き小麦粉をつけ、最後にぐるりと巻き上げて包みます。特に最後につける水溶き小麦粉は皮が剥がれないようにしっかりつけます。
これを合計10個作ります。
いざ実食。チーズとささみが絡まっておいしい!
熱々はチーズがとろりと流れ出てきてしっかりささみに絡んで濃厚な味があと引くおいしさです。大葉の爽やかな味が最後にしっかり感じられ、とても食べやすい仕上がりです。ささみは事前に電子レンジ加熱して火を通しておいたおかげで、肉質がかたくならず、やわらかい状態を保ったまま春巻きの皮に包まれて焼いているので、焼き時間が短い分、そのままの状態で仕上がっています。 何もつけなくてもおいしいですが、ケチャップをつけることで甘さと酸味が加わり、新しい味つけに。
アレンジもいろいろ!梅パターンもつくってみては
春巻きの皮で巻く時、ささみに練り梅を大さじ1/2程度のせて巻くと、梅の酸味がチーズの濃厚さに負けず、さっぱりとした味に変わります。練り梅は加熱しても風味が落ちないので、ぜひお試しください。
鶏ささみなら低カロリーでヘルシーな春巻きができる
時間が経っても味が変わらないので、お弁当のおかずにも使えるとても便利なおかずです。チーズでしっかりささみを包んでいるので、どこから食べてもしっかりこのふたつの味が楽しめます。大葉が春巻きの皮から透き通ってみえるのも美しい仕上がりのポイントです。
今回はささみを使いましたが、鶏むねを使ってもおいしくできます。その際、鶏皮は取り除き、電子レンジ加熱はささみより長めにしてください。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。