こんにちは、筋肉料理研究家Ryotaです。僕は毎日筋トレをしながらお料理をして、コンテストに出場しながらボディメイクしています。今回作るのは基本のとんかつ。豚肉に衣を付けて揚げるだけと工程はシンプルですが、家で作るとベチャッとしてしまいがちな一品。コツを押さえてお店のようにサクサクに仕上げましょう!
基本のとんかつの材料(2人分)
具材
豚ロース肉厚切り | 2枚(約250g) | |
キャベツ | 1/4個(約350g) | |
溶き卵 | 1個分 | |
薄力粉 | 適量 | |
パン粉 | 適量 | |
とんかつソース | 適量 |
付けあわせ
ミニトマト |
基本のとんかつの作り方
今回のレシピのポイント
とんかつをお店のように仕上げるポイントは豚肉の下ごしらえと油の温度、さらに油の切り方。ほんの少しの一手間で、仕上がりのサクサク食感がより際立ちますよ。
真ん中から半分ほどに分けて、繊維を断つようにして千切りにします。
キャベツは切り方によって食感が変わる
キャベツは繊維を断つように切ると、柔らかくふわふわとした食感に仕上がります。一方、繊維に沿って切ると、よりシャキシャキ感が際立ちます。
食感の違いは好みにもよりますが、とんかつなどのフライものに添えるときは、ふわっとしている方が一緒に食べるときの食感のバランスがよくなりますよ。
キャベツをすべて千切りにしたら、ボウルに入れて冷水に浸けましょう。こうすることで、ふわふわながらもシャキッとみずみずしい食感になります。
ざるなどに上げたら、しっかり水気を切っておきましょう。しっかり水気を切っておけばよりふんわり仕上がるので、サラダスピナーなどを利用するのもおすすめです。
豚ロース肉の筋って?
豚ロース肉の筋とは、赤身と脂をつないでいる部分のこと。ここを切っておくと、焼いたときに肉が縮みにくくなって火を均一に通すことができるようになるので、よりジューシーなとんかつに仕上げることができます。
さらに、肉たたきで豚ロース肉を叩き、肉の厚みを均一にしましょう。肉たたきが無い場合は、肉にラップを被せてめん棒やコップの底で叩いたり、または包丁の背で叩くのもおすすめです。
続けて、溶き卵に浸しましょう。
最後に、全体にパン粉をまぶします。衣をボリューミーに仕上げたい場合は、再度薄力粉→溶き卵→パン粉の順番で付けていきましょう。
衣を付け終わったら、豚ロース肉と衣をなじませるために10分ほど置いておきます。その間に、揚げ油の準備をしておきましょう。
4豚ロース肉を揚げよう
鍋などに揚げ油を入れて熱し、油が170~180℃くらいになったら、豚肉を入れて揚げましょう。
入れてすぐはパン粉が固まっていないので、30秒ほどは触らずにそのままにしておきます。
温度の目安は?
揚げ油の温度は、温度計が無くても菜箸で調べることができます。菜箸を濡れた布巾などで湿らせ、揚げ油に入れて泡の状態を以下と照らし合わせて確認してみましょう。
・小さめの泡が静かに上がってくる 160℃くらい
・大きめの泡が上がってくる 170~180℃
・大きめの泡が勢いよく上がってくる 190℃くらい
菜箸で返しながら2~3分揚げ、こんがりきつね色になってきたら引き上げて、油を切りましょう。
とんかつは立てて油を切る!
とんかつの油を切るときは、立てるように置くと油切れがよくなって、よりサクサクとした食感に仕上がります。
上手く立たないときは、深めのバットに網をセットして立てかけるようにするのもおすすめです。
サクサクとんかつは受験生にもおすすめ!
家で作るとベチャッとしてしまいがちなとんかつも、コツを押さえて揚げればお店のようにサクサク食感に。
とんかつはスタミナが付いて働き盛りの方はもちろん、「勝つ」ということで受験生の学生さんにもおすすめの一品です。
記事を参考にして、ぜひサクサクジューシーなとんかつを作ってみてくださいね!
学生時代運動経験ゼロ・病気で精神病院に入院するも筋トレとお料理で立ち直り、現在はパーソナルトレーナー・料理研究家として活動中。