フードコーディネーター/料理研究家のyurikaです。今回は漬け込み不要で柔らか濃厚な基本の「豚の生姜焼き」のレシピをご紹介。生姜焼きの肉はたれに漬け込んで焼いた方が美味しく作れそうなイメージですが、漬け込まなくても『小麦粉』を使えば驚くほど柔らか濃厚に仕上がりますよ。それでは作っていきましょう!
漬け込み不要で柔らか濃厚!基本の生姜焼きの材料(2人分)
主な材料
豚ロースしょうが焼き用 | 200g | |
生姜 | 1かけ (15g) | |
にんにく | 1かけ | |
塩こしょう | 適量 | |
小麦粉 | 適量 | |
サラダ油 | 大さじ1 |
調味料A
醤油 | 大さじ1.5 | |
みりん | 大さじ1.5 | |
砂糖 | 大さじ1 |
付けあわせ
千切りキャベツ |
漬け込み不要で柔らか濃厚!基本の生姜焼きの作り方
今回のレシピのポイント
豚肉を焼く前に「小麦粉」を振るだけで、漬け込みなしでも柔らかくたれが絡んで濃厚な味わいに仕上がります。また、生姜はチューブではなく生のすりおろしを使うことで風味が格段にアップしますよ。
生姜は「生」のすりおろしで風味が濃厚に
すりおろし生姜はチューブのものだと手軽に使えて便利ですが、「生姜焼き」に使うのは生の生姜が断然おすすめです。生の生姜をすりおろした方が風味が強くフレッシュな味わいで、生姜の繊維が残るのでたれと混ぜた時に生姜の存在感がぐんとアップします。また、生姜の皮には辛み成分が多く含まれているので、皮ごとすりおろした方がピリッとした濃厚な味わいになりますよ。
『小麦粉』をまぶせば漬け込みなしでも濃厚柔らか!
豚の生姜焼きってレシピによってたれに漬け込んだり、漬け込まなかったり・・・どっちで作ったらいいのかと疑問に思ったことありませんか?たれに漬け込むことで味を染み込ませたり肉を柔らかくするという意味がありますが、漬け込むのに時間がかかってしまいます。
今回のレシピは肉をたれに漬け込まなくても『小麦粉』をまぶして焼くことで、小麦粉が肉をコーティングして肉汁が逃げにくくなりしっとり柔らかく仕上がります。さらにデンプン化した小麦粉によって肉にたれがしっかりと絡んで濃厚な味わいになりますよ。
肉にたれを絡めながら、たれにとろみが付くまで少し煮詰めます。肉にまぶした小麦粉がたれの絡みを良くしますよ。ほど良く煮詰まってたれが絡んだら火からおろしましょう。
漬け込みなしで柔らか濃厚!
小麦粉をまぶして焼くだけでしっとりと柔らかく、たれがお肉にしっかりと絡んで濃厚な味わい。生のすりおろし生姜を使うことで生姜の風味が引き立ち、ほど良くにんにくが効いているのでご飯が止まらなくなる美味しさです。ポイントを押さえれば漬け込まなくてもプロ並みの生姜焼きが失敗なしに作れるので、ぜひお試しくださいね。
フードコーディネーター/料理研究家。食系のメディア制作会社での経験を経て、現在はフリーランスとして食品企業のレシピ開発、フードコーディネート、レシピ写真・動画制作等に従事。手間をかけずに簡単に作れる、工程をシンプル化した時短料理が得意。約20カ国を旅した旅行好きで、世界の料理を手軽にアレンジしたレシピを研究中。