料理クリエイターの川久景子です。ねぎをたくさん食べられる料理といえばこれ!ねぎ焼きレシピです。生地は外カリカリ、中はねぎの甘さがたっぷり詰まっています。加熱すると、ねぎから水分が出てきてしまいますが、これを防ぐとっておきアイデアもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。では早速作りましょう。
ねぎの大量消費!ねぎ焼きの材料(2人分)
具材
青ねぎ | 1束(230g) | |
豚ばら薄切り肉 | 200g |
生地材料
薄力粉 | 200g | |
卵 | 2個 | |
和風顆粒だし | 小さじ1 | |
塩 | ひとつまみ | |
水 | 200~300ml |
ソース調味料
中濃ソース | 大さじ3 | |
ケチャップ | 大さじ2 | |
めんつゆ3倍濃縮 | 大さじ1/2 | |
砂糖 | 小さじ1 |
その他
かつおぶし | 2g(小袋2袋) | |
サラダ油 | 小さじ1 |
ねぎの大量消費!ねぎ焼きの作り方
青ねぎを流水で洗い、水分をペーパータオルなどで拭き取ったら根元1cm程度を切り落とし、小口切りにします。 小口切りは、5mm幅くらいに薄く切る切り方です。
散らばらないねぎの切り方
今回の青ねぎはもちろん、小口切りにする野菜は、切っていくとコロコロとまな板の上や作業台に転がっていってしまうことありませんか。実は、できるだけこの転がってしまわないように切る方法があるので、ご紹介します。
その方法とは、包丁の先で切ることで、転がっていかずにまな板の上に切ったものが残ります。これは、包丁の動きにポイントがあり、刃先で切ると、上下に動かすことが少ないため、切ったねぎの動きが少なく転がることが軽減されます。
包丁の腹辺りで切ると、力が入り、その分上下の動きが大きくなるため、動きに合わせてねぎが散らばっていってしまうことがあります。
これを解消するのが、刃先で小刻みにきること。たったこれだけですが、コロコロと転がっていってしまうことが減るので、覚えておくととても便利ですよ。
青ねぎに薄力粉をまぶす理由
生地に混ぜる前に、まずは薄力粉を青ねぎにまぶす理由は、ねぎの切り口を粉で多い、水分を閉じ込めることで、生地に混ぜた時にしっかり絡まり、焼いてもはがれにくくするためです。
切り口の水分がそのまま残っている状態で生地に混ぜて焼くと、ねぎと生地の間に水分のスペースができるため、生地を焼くとねぎがはがれやすくなり、食べている時にもポロポロとねぎが取れてしまうのを防ぐためです。
まぶす薄力粉の量は、それほど多くは必要なく、今回の材料で大さじ1程度で十分まんべんなく粉が行き渡りました。
生地を広げたら、木べらで突いて空気を抜く
生地を流し入れ豚肉を並べ入れる前に木べらなどで生地を突き、生地内の空気を抜くようにしながら広げます。どうしても、重たい生地の中に空洞(空気)ができてしまうので、木べらで突いて空気を抜きながらすき間なく青ねぎが行き渡るようにします。
先ほど、生地に薄力粉を振るい入れ、しっかりまぶしたので、青ねぎが生地からはがれにくくなっているので、生地が焼けてくる前に空気を抜きます。
外はカリカリ、中は青ねぎの甘さが際立つおいしさに!
生地の表面はカリカリに焼き上がります。最後に豚肉から出てきた油でカリッと仕上げているので、豚肉から出てきたうまみのある油も加わり、香ばしいという言葉が似合う仕上がりです。
反対に生地の中は、青ねぎがたっぷりすき間なくあり、加熱されたことでねぎらしい甘さが出てとても食べやすいです。生地を焼き始めた時に木べらで突いて空気を抜いたお陰で空洞がないため、生地が崩れることもなく、箸で挟みやすいのもうれしい。
そして、手作りしたお好みソースは格別のおいしさです。中濃ソースの甘辛さとケチャップの酸味、そして麺つゆのだしが効いた味に砂糖の甘さがしっかりひとつになり、市販されているお好み焼き用ソースと相違ないくらい、かなり完成度の高いソースです。
甘さと酸味、そしだしのおいしさが青ねぎととても相性がよく、甘さを増した青ねぎの存在を引き立ててくれます。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。