洋食歴20年の料理人hiroです。今回のパスタは、軽いオイルベースでシラスとキャベツを組み合わせます。シラスが持つ磯の香りと、塩でボイルしたキャベツの甘みで最後まで飽きのないレベルに引き上げます!簡単に作れるまさにシンプルイズベストな一皿。さっぱり食べたい時には是非!それでは早速作っていきましょう。
釜揚げシラスとキャベツのスパゲティの材料(2人前)
具材
スパゲティ | 240g | |
ニンニク | 4かけ | |
釜揚げしらす | 70g | |
キャベツ | 1/5玉(300g) | |
アンチョビ | 1枚(6g) | |
赤唐辛子 | 1本 |
調味料
塩 | 適量 | |
白胡椒 | 少々 | |
米油サラダ油で可 | 大さじ2 | |
薄口醤油 | 大さじ1 | |
エキストラバージンオリーブオイル | 大さじ1 |
釜揚げシラスとキャベツのスパゲティの作り方(1分動画で早回し解説)
釜揚げシラスとキャベツのスパゲティの作り方
乾いたまな板で、水気がない状態で!
パセリの葉を摘んだら、利き腕ではない方(包丁を持つ方の反対の手)でパセリを優しく包みこむように握り、包丁のエッジを利用しながらゆっくり刻んでいきます。この時にパセリが水で濡れていたり、まな板が水濡れていたり、潰すように刻むのはNG。刻んだ後にすぐにダメになってしまうケースです。必ず乾いたまな板でゆっくりで良いので刻むようにしましょう。
荒く刻んだら、あとは軽くトントンと包丁のエッジを効かせて少し細かく刻みます。
キッチンペーパーを敷いた器の上に刻んだパセポンを載せます。実は葉と茎のままの状態より、この状態の方が日持ちするんです。ラップして冷蔵庫にしまって保管するようにしましょう。
キャベツは、まとめて5cm角ほどのざく切りに。具材のカットは以上です。
ニンニクが少し色づいたところで…
アンチョビを加えて、炒めていきます。この時にアンチョビを潰しながら弱火のまま炒めていくと良いです。塊のままだと食べた時にその部分だけとても塩っぱいです。アンチョビは欧州では日本でいうところの味噌のようなもの。魚介系のソースに加えるとより風味豊かとなります。
隠し味に!
さらに唐辛子と、隠し味に薄口醤油を足して、より日本人好みにします。薄口醤油は食材の色を活かすだけでなく、醤油味とほんのりとした塩味をプラスしてくれます。
パセポンをふたつまみほど加えましょう。
ソースをひと煮立ちさせ、少し煮詰めたら今回のソースは完成となります。スパゲティを茹でましょう。
茹で汁に必ず塩を加えよう
たっぷりのお湯に、1%の塩を加えます。例えば、2ℓのお湯だと20gの塩です。これでスパゲティを茹でた時に、麺に下味が付くだけでなく、コシを与えてくれます。標準の茹で時間の1分前にタイマーをセットして、時折かき混ぜながら茹でていきます。
麺をソースに移した後にやること
タイマーが鳴ったら、麺を噛んで確かめます。少し芯が残っていればOK。軽く湯切りして、麺をソースに移したら、茹で汁の中にキャベツを沈めます。茹で汁の鍋の火は切ったままで大丈夫です。
オリーブオイルは火を止めて!
麺とキャベツが合わさったら、最後に火を止めて、オリーブオイルを回しかけ、サッと和えたら完成です。お皿に盛り付けて、パセポンをあしらいましょう。
シンプルにして、最高の組み合わせ。
ニンニク+アンチョビ+釜揚げしらす+キャベツと入る具材は少なくとてもシンプルな印象ですが、ふんわりとした磯の香りと塩味、そして甘く歯応えのあるキャベツでとてもバランスが取れた一皿です。過去にこれにハマってしまったお客様がいて、「アレ、ないの?アレ!」と何度もオーダーされたのを今でも覚えています。やはり料理はシンプルが一番なんだなと思えてしまう瞬間でした。比較的安価で出来るパスタです。是非ともパスタのレパートリーに、今回のレシピを加えてみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。