
大さじ調味で白ごはんに合うおかず料理研究家の川久景子です。今回は夏の暑さで体力が落ちやすいシーズンに体にうれしいメニューをご紹介します。月見そばはあたたかいかけそばだけでなく、冷やして食べることでもおいしく、すりおろした長いもは栄養もたっぷりなので手軽に取り入れやすい料理です。 お好みで柚子こしょうを添えることでさっぱりとして風味も爽やかな味つけになります。 では、さっそく作りましょう!
お月見とろろそばの材料(2人分)

具材
そば乾麺 | 2束(200g) | |
長いも | 440g | |
卵 | 2個 | |
焼き海苔 | 全型1/2枚 | |
柚子こしょうお好みで | 少量 |
そばつゆ
しょうゆ | 大さじ3 | |
みりん | 大さじ2 | |
和風顆粒だし | 大さじ1/2 | |
塩 | ひとつまみ | |
冷水 | 600ml |
お月見とろろそばの作り方

最大のコツ長いもをすりおろす時にペーパーを巻く!
味とは関係ありませんが、今回の料理で一番大変な作業といえば「長いもをすりおろすこと」。皮をむいた部分を素手で持つとかゆくなり、ベトベトした手触りで作業がおそくなります。そうならないために皮をむいて、すりおろすときの持ち手部分にキッチンペーパーなどをカブせてすりおろすことでスムーズに作業を進めることができます!
いざ実食。長いもと卵黄が混ざってネバネバつるっとおいしい!

月見そばといえば、あたたかいかけそばのイメージが強いですが、冷やしたそばつゆにすりおろしてトロトロの長いもにコクのある卵黄が絡まって他に例えようのないおいしさです。しっかり長いもが絡まっておいしさが最後まで続きます。そして、何といっても(お好みで)添えた柚子こしょうがおいしさをワンラックアップして大人のおいしさに上げてくれます。爽やかでありながらピリッとした風味は定番の七味唐辛子とはひと味違った新鮮なおいしさです。
夏の冷製月見そばは夏バテ予防にも!

夏の暑さに疲れた体にやさしい長芋は、栄養がたっぷりあります。ビタミンB1は疲労回復に、カリウムで体のむくみ予防に、そして食物繊維で便秘予防にと、うれしいこと尽くし。すりおろすことで手軽に取り入れることができ、火照った体に冷製そばと卵黄のコクが染みわたり、食が落ちる季節に取り入れやすいメニューです。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。