洋食歴20年の料理人hiroです。釜揚げしらすの旬は4月〜6月。その時期に通年出回るトマトや大葉も、旬の時期が重なります。重なった時期に味わう贅沢なパスタソースを「和風」にして、より日本人向けに食べやすくしました。オリーブオイルと相性が良い薄口醤油を活用します。それでは早速作っていきましょう。
しらすとトマトの和風スパゲティの材料(2人前)
具材
スパゲティ | 220g | |
ニンニク | 4かけ | |
釜揚げしらす | 80g | |
大葉 | 5枚 | |
トマト | 1個 |
調味料
米油 | 大さじ2 | |
酒 | 大さじ2 | |
水 | 250mℓほど | |
薄口醤油 | 大さじ1 | |
オリーブオイルエキストラバージンオリーブオイル | 大さじ1 |
しらすとトマトの和風スパゲティの作り方(1分動画で早回し解説)
しらすとトマトの和風スパゲティの作り方
大葉は必ず乾いたまな板の上で
大葉は水に濡れた状態でカットすると、すぐに傷んでしまいます。必ず乾いたまな板の上でカットするようにしましょう。軸を除去し、重ねて1cm角になるよう刻みます。器に入れておきましょう。
トマトは1cm角ほどのダイスにカットします。出てきたジュースも合わせて器に取っておきましょう。
冷たいフライパンの状態からスタート
冷たい状態でみじん切りにしたニンニクと、米油を合わせて、弱火で炒めていきます。ニンニクを焦がさないようじっくりと炒めて、油に香りを移すのが目的です。
時折、フライパンを火から離して、軽くゆすって炒めていきましょう。これもニンニクを焦がさないコツです。
薄口醤油はとても万能な調味料!
薄口醤油を加えます。薄口醤油は食材の色を活かす調味料で、醤油の持つ風味と、ほん海苔塩味も上塗りしてくれます。少量タイプで良いので、家庭に一本置いておきたい調味料です。
半分量の大葉をプラス
ソースの中に刻んだ大葉を半分加えて、火を止めておきましょう。加熱したところに大葉をプラスすると、風味豊かなソースに仕上がります。
味見をして、トマトを加えよう
一度パスタの味見をします。足りなければ塩を足す程度でOK。その後にトマトを加えて軽く和えます。トマトは温める程度に。理由は形を残したいためです。
最後に火を止めてオリーブオイルを
パスタとソースがうまく絡んだところで、火を止めてオリーブオイルを回しかけ、さらに和えます。この状態でお皿に盛り付け、仕上げに残りの大葉をパラパラとあしらったら完成となります。
夏にさっぱりいただける旬パスタ!
釜揚げしらす、トマト、大葉の旬が重なる時期は夏です。この時期、旬の一番安い時に、一番美味しいものを食べられる贅沢感がそこにあります。旬を意識しながら献立を立てると、コストはグンと安くなり、この時期にアレとアレを組み合わせてみようなど楽しくなってきます。今回のパスタはとてもシンプルな味付けでお手軽に出来ます。是非とも、パスタのレパートリーに加えて楽しんでみてくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。