洋食歴20年の料理人hiroです。今回はキノコメインのヘルシーパスタです。キノコの風味や存在感を十分に活かして、上質な出汁を取り、和風ソースと麺をあわせます。とても食べやすく、ダイエットされている方にも最適です。フォークでなく、お箸で楽しんでも面白いですね。それでは早速作っていきましょう。
3種キノコの和風スパゲティの材料(2人前)
具材
スパゲティ | 240g | |
しいたけどんこ椎茸 | 3個 | |
しめじ | 80g | |
えのき | 80g | |
長ネギ(白い部分) | 1/2本分 | |
にんにく | 4かけ | |
九条ネギ | 適量 |
調味料
塩 | 適量 | |
米油サラダ油でも可 | 大さじ2 | |
酒 | 大さじ2 | |
薄口醤油 | 大さじ2 | |
和風顆粒出汁 | 小さじ1 | |
水 | 300mℓ |
3種キノコの和風スパゲティの作り方
弱火で香りを立てるようにじっくりと
ネギとニンニクの香りを油に移していく工程です。弱火でゆっくり炒めることで野菜が色づきしんなりしていきます。
キノコに塩を振りかけます
3種のキノコに塩をひとつまみほどふりかけます。この塩は下味をつけるだけでなく、キノコの水分を早く吐き出させ、時短でしんなりしてきます。塩を振りかけたら、中火で炒めていきましょう。
その後に、薄口醤油と和風顆粒出汁を加えます。薄口醤油は濃口醤油と違って、食材の色をいかし、さらにほん海苔と塩味を上塗りしてくれます。少量でも常備しておきたい調味料です。
水を足して一煮立ちさせます。これが今回のパスタソースとなります。
お湯に対し1%の塩を!
スパゲティを茹でるたっぷりのお湯を用意します。そのお湯に対し、1%の塩を加えます。例えば2ℓのお湯でしたら、20gの塩です。麺に下味をつけるだけでなく、コシを与えることができます。
沸騰しているところにスパゲティを加えます。麺の茹で時間は標準時間の1分前にタイマーをセットしましょう。スパゲティの歯応え(アルデンテ)を味わうためです。
菜箸やトングなどを使って、かき混ぜながら茹でます。
アルデンテを楽しむために
タイマーが鳴ったら、一度麺を味見します。噛んで確かめてみて、少し芯が残っているところで麺をソースに移します。軽く湯切りする程度でOKです。
強火にかけて、麺とソースを軽く和えます。味見してみて足りなければ塩を軽く足す程度でOK。
オリーブオイルで風味づけを!
味が決まったら、火を止めて、オリーブオイルを回しかけて素早く和えます。オリーブオイルは熱によって持ち味の風味が飛んでしまいます。必ず火を止めて和えるようにしましょう。
これでOK。お皿に盛り付けて、刻んだ九条ネギをあしらったら完成です。
キノコの食感と風味をたっぷりと楽しんでください
今回は調理工程で、キノコに塩をして炒めました。水を吐き出させたところにギュッと旨みが凝縮し、さらに調味料を含ませることで風味豊かな具材となります。和のキノコソースは、秋・冬の時期にはお値段が安く格別なものに仕上がります。是非とも今回のパスタレシピを、食のレパートリーに加えてみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。