料理人hiroです。今回は基本の炊き込みご飯のレシピをご紹介します。炊き上がりがベチャッとして、味がぼけてしまいがちですが、調味料+出汁の水分量をきっちりと測ることがポイントとなります。あとは鶏の旨味と野菜の風味でふっくらと彩りよく炊き上がります。難しいことは一切ナシです!早速作っていきましょう。
炊き込みご飯の材料(4〜5人分)
具材
お米 | 3合 | |
鶏もも肉皮無し | 100g | |
油揚げ | 30g | |
椎茸 | 2個 | |
しめじ | 1/2株 | |
人参 | 1/3本 |
調味料
酒 | 大さじ2 | |
みりん | 大さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ3 | |
和出汁 | 3合の線まで |
炊き込みご飯の作り方
今回のレシピのポイント
炊き込みご飯で大切なことは水分量です。はじめに洗米したお米に調味料と出汁を加えて、水の目盛にピッタリ合わせた後に、具材を加えていくのが確実な方法です。旨味たっぷりで味が染みて、おこげも美味しく食べられますよ♪
先に和出汁を作っておくと流れはスムーズ!
こちらは出汁パック1包に熱湯を加えて冷ましておいたものです。先に準備しておくと流れはスムーズで、時短となります。和風顆粒出汁を使用する場合は、お湯600ccに対して、和風顆粒出汁大さじ1/2で代用可能です。
洗米したお米に、みりん大さじ1、酒大さじ2、濃口醤油大さじ3を注ぎます。調味料を加えた後に、和出汁を3合の目盛まで注ぎます。
3合の目盛まで出汁をきっちりと!
炊き込みご飯は水分量が大事です。肉からも野菜からも水分が出るので、ここできっちりと水の量を決めておくことで、仕上がりのベチャ付き防止となります。余った和出汁はスープや茶碗蒸し、出汁巻きなどにどうぞ!
人参1/3本分はマッチ棒くらいの大きさにカットします。
椎茸2個は石突を除去し、軸の部分は輪切りに、傘の部分は0.3cm幅の薄切りにします。石突は可食部分ではないですが、軸は立派な過食部分です。
しめじ1/2株分は、石突を除去し、手で大まかに割いておきましょう。
油揚げ30gを小さく短冊切りにしておきましょう。
菜箸でサッと混ぜ、具材はお米の上にある状態に!
菜箸を使って、サッとかき混ぜます。かき混ぜると言っても出汁をくぐらせる程度で、具材はお米の上にあるような状態です。お米と具材が混ざっている状態だと、炊飯中にお米の対流を邪魔してしまい、炊きムラが出てしまいます。
炊き込みご飯は保温でなく冷まして保存!
炊き込みご飯は、長時間釜の中に保温状態で保管するのはNG。普通の白ごはんと違って腐敗が早く、釜に臭いが移ってしまいます。ラップに包んでおにぎりにしたり、粗熱を取って冷蔵庫、または冷凍庫に保存することをオススメします。
香ばしいおこげが入っていると、嬉しくなってしまうのは私だけではないはず。鶏肉と野菜、出汁で炊いていて誰もが喜ぶシンプルな仕上がりとなっています。まずは基本から丁寧に作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。