こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。イタリアンでは定番のニョッキですが、お店で食べるイメージの強いお料理ですね。でも、実は材料3つだけ、作り方もびっくりするほど簡単なんです。自分で手作りしたニョッキは格別の美味しさですよ。それでは早速作っていきましょう!
トマトソースと合わせるもちもち自家製ニョッキの材料(2~3人)
材料一覧
じゃがいも | 300g | |
強力粉 | 100g | |
塩(ニョッキ生地用) | 小さじ1/4 | |
打ち粉 | 適量 | |
にんにく | 1かけ | |
オリーブオイル | 大さじ2 | |
ホールトマト | 400g | |
バジル | 2枝 | |
塩 | 小さじ1/2 | |
こしょう | 少々 |
トマトソースと合わせるもちもち自家製ニョッキの作り方
茹でれば皮がスルッとむけます
茹でたじゃがいもの皮は手でスルッとむけます。むくタイミングは「ちょっと熱いかな」を思うくらいの温度。茹でたて熱々でむくと水蒸気が上がりすぎて乾燥してしまいます。逆に冷たくなってしまうと皮がむきづらくなります。粗熱が取れたぐらいで、ペーパーなどに包みながらむいて下さい。
小さいつぶつぶは残っていても大丈夫です
マッシュが終わった状態です。大きな塊が無くなり、滑らかな状態になるまで潰して下さい。ただし、小さいつぶつぶ(2~3mmくらいの粒)は残っていたも大丈夫。裏ごしまでする必要はありません。
強力粉は少し残して入れましょう
強力粉は少量残して、様子を見ながら加えていきます。じゃがいもの水分量はその都度違うので、強力粉を一気に全量入れてしまうと多すぎてしまう事も。もし粉っぽくてまとまりそうに無い場合は、少量のオリーブオイルや水を加えて調整して下さい。
ホールトマトとカットトマトの違い
メーカーによっても違いますが、一般的に加熱して作るソースや煮込み料理には「ホールトマト」がおすすめです。煮込み料理に向く「サンマルツァーノ」という細長い形の品種が多く使われていて、コク深い仕上がりになります。(写真左側)「カットトマト」はミニトマトなどを使っている事が多く、軽やかで酸味が強いのが特徴。スープやサラダに使う時はこちらの方がおすすめです。(写真右側)
もちもちの食感を楽しんで!
自分で手作りしたニョッキはもちもちの食感がたまりません。トマトソースの酸味や甘み、うま味との相性も抜群です。ニョッキもトマトソースも冷凍保存が可能。ニョッキはバットなどに広げて冷凍し、しっかり凍ってから保存袋に入れましょう。トマトソースは一食分に小分けにして冷凍すると使う時とても便利です。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」