フードコーディネーターの内田有紀です。今回は濃厚ななめらかホワイトソースがおいしい基本のエビドリアのご紹介です。エビはもちろん、鶏肉やハムなどご家庭にあるもので応用が効くので、基本を覚えておくと便利ですよ。ぜひお試しください。
基本のエビドリアのレシピの材料(4人分)
主な材料
エビ今回は冷凍の殻なしのものを使用 | 10尾 | |
玉ねぎ | 1個 | |
しめじ | 1/2パック | |
舞茸 | 1/2パック | |
ごはん | 150g | |
とろけるチーズ | 80g | |
バター | 15g |
調味料A
ローリエ | 1~2枚 | |
塩 | 小さじ1/2 | |
水 | 1カップ |
ホワイトソースの材料
バター | 30g | |
薄力粉 | 大さじ1 | |
牛乳 | 1カップ | |
エビの蒸し煮汁 | 1/2カップ | |
生クリーム | 大さじ1 | |
塩 | 少々 | |
胡椒 | 少々 |
基本のエビドリアのレシピの作り方
今回のレシピのポイント
なめらか濃厚なドリアを作るポイントは、具材の蒸し煮汁をホワイトソースに入れること、ホワイトソースを作る際に小麦粉をしっかり炒めること、牛乳を入れて塊ができても、焦らず加熱しながら混ぜていくことです。コツをつかんでしまえば、いろいろ応用が効くのでお料理作りの幅が広がりますよ。
舞茸も小房に分けましょう。今回はホワイトソースにキノコのうまみをしっかり移したいので、香りとうまみの強い舞茸がおすすめです。
煮汁は濃厚なお出汁、捨てずにホワイトソースに入れるとうまみアップ
蒸し煮にした時の蒸し煮汁は、エビとキノコのうまみがたっぷりと入った大事なお出汁です。ホワイトソースに入れると、うまみや香りが全然違ってくるので、捨てずにとっておきましょう。
今回はエビで作りましたが、鶏肉やハムでもおいしいですよ。鶏肉やハムで作る際も、同じように蒸し煮にし、蒸し煮汁を捨てずに使用しましょう。
小麦粉を一度に入れて、弱火で炒めます。初めはボロボロして心配になりますが、しばらく炒めているとなめらかになってきます。焦らず丁寧に炒めましょう。
小麦粉がなめらかになってきました。ダマがなく、少しつやが出てきたらOKです。
牛乳を1/3ほど入れましょう。入れた直後は分離してダマっぽく見えますが、ここでも焦らずに弱火で加熱していきましょう。混ぜながら加熱していくことで、またなめらかになっていきます。3回ほどに分けて、牛乳を入れてその都度なめらかになるまで炒めましょう。最後に、とっておいた煮汁、生クリームを入れて混ぜます。
生クリームはなければ省いてもOKです。少し入れるとコクが出ておいしいのですが、使いきれるか心配という方は、省いて作っても十分おいしく仕上がりますよ。
ホワイトソースを失敗しないコツ
ホワイトソースがおいしく作れない原因は、小麦粉がダマになってしまうから。小麦粉がダマにならないように、初めにバターと一緒になめらかになるまで炒めましょう。
また、牛乳を入れてすぐはダマっぽくなってしまいますが、焦らず加熱しながら混ぜることでなめらかになっていきますよ。牛乳は一度に入れずに、3回ほど分けて入れましょう。
なめらかホワイトソースとエビとキノコのうまみたっぷりのドリアの完成
なめらかホワイトソースとエビとキノコのうまみがたっぷりで、とってもおいしいですよ。難しそうに思えるホワイトソースも、焦らず作れば簡単です。
エビとキノコの組み合わせのほかに、鶏肉とほうれん草や、ハムと白菜など組み合わせはいろいろ楽しめます。ぜひ普段の献立つくりにご活用ください。
フードコーディネーター、調理師として活動中。企業お料理教室のレシピ開発、カフェ等でのメニュー開発、保育園給食調理の実績あり。幼児食インストラクターを活かし、親子で楽しめるレシピを目指しています。