こんにちは、筋肉料理研究家Ryotaです。ボクは毎日筋トレをしながらお料理をして、コンテストに出場しながらボディメイクしています。今回紹介するのは、基本の「スパイスカレー」。一見難しそうなメニューですが、じつはスパイスは3つあれば香ばしいカレーを作ることができるんです。では、作り方をご紹介します!
基本のスパイスカレーの材料(2人分)
スパイス
クミン | 小さじ1 | |
コリアンダー | 小さじ1 | |
ターメリック | 小さじ1 |
具材
鶏もも肉 | 1枚(約270g) | |
玉ねぎ | 1/2個(約200g) | |
しょうが | 約10g | |
にんにく | 1片 | |
塩コショウ | 少々 | |
サラダ油 | 大さじ1と1/2 | |
ごはんまたはナン | 適量 |
調味料
カットトマト缶 | 1/2個(200g) | |
ヨーグルト無糖 | 100g | |
水 | 100ml | |
塩 | 小さじ1/4 |
基本のスパイスカレーの作り方
今回のレシピのポイント
スパイスカレーを美味しく作るためには、「具材を炒めてコク・うま味を引き出すこと」と「塩加減」が重要です。それぞれのポイントを押さえれば、調味料少なめでもしっかり本格的な香りのスパイスカレーを作ることができますよ。
加熱すると甘みも香りも増す玉ねぎは、スパイスカレーには必須の食材。このあとじっくり炒めて、そのコクを引き出します。
続けて、にんにくも同じようにすり下ろしましょう。
こちらもこのあと玉ねぎと一緒に炒めて、香りを引き出します。
塩コショウをまぶして下味を付けましょう。
ジューシーな鶏もも肉は玉ねぎやしょうが、にんにくなどの香りを引き立たせてくれる食材。また、スパイスの風味とかけ合わせることで、カレーがより風味豊かに仕上がります。
鶏もも肉には下味をつけておく!
スパイスカレーはスパイスの香りを引き立たせるために、その他の味付けの調味料は少なくなっているので、出来上がりの味が物足りなく感じることも。
物足りなさの原因は塩分の少なさから来ることが多いので、味がボヤけてしまうのを防ぐためにも、あらかじめ鶏もも肉には塩コショウで下味を付けておきましょう。
フライパンに残りのサラダ油を入れて熱し、今度は弱火で玉ねぎ、しょうが、にんにくを炒めていきます。特に、玉ねぎはじっくり炒めて水分を飛ばすことで甘みが増すので、丁寧に混ぜ炒めていきましょう。
玉ねぎの水分が残っていると物足りなさの原因に!
玉ねぎは十分に炒めていないと煮込んでいるときに水分が出てきてしまい、スパイスカレーの味の物足りなさの原因に。また、逆に焦がしてしまうとカレー全体が焦げっぽい風味になってしまうので、火加減に注意して炒めましょう。
玉ねぎが色づいてきたら、クミン、コリアンダー、ターメリックを投入。具材になじむように混ぜ炒めていきましょう。
スパイスは3種類あればオーケー!
基本のスパイスカレーのスパイスは、カレーの香りの素となる「クミン」、さわやかでスパイシーな「コリアンダー」、香りに深みを与えてくれる「ターメリック」の3種類があればオーケー。
これらを1:1:1でかけ合わせることで、カレーを香ばしい香りに仕上げることができます。ただし、これらのスパイスには辛みがないので、辛くしたいときはチリペッパーなどをプラスしてお作りくださいね。
中火にかけて水気を飛ばしましょう。こうすることで酸味が抜け、よりトマトのうま味が引き立ちます。
さらに水、ヨーグルト、塩を加えて混ぜましょう。
煮立たせたらフタをして、弱火で15分ほど煮込んでいきます。
ときどきかき混ぜながら煮込み、味見をして味が薄いようなら塩を加えて味を調えて火から下ろします。
おいしいと感じる塩加減には目安がある!
じつは、人間がおいしいと感じる塩加減には、目安となる数字があります。人間の血液の塩分濃度は0.9%で、肉や魚のソテーや炒め物はそれより少し高めの塩分濃度1.0%、ごはんと一緒に食べる煮物やシチューは塩分濃度1.5%がおいしく感じるとされています。
特に、スパイスカレーは具材の炒め具合や煮込み具合によって仕上がりの水分量が変わってくるので、味を調節するときは一度にたくさん加えるのではなく、少しずつ加えて味見をしましょう。
基本のスパイスカレーを覚えれば、アレンジは無限大!
基本のスパイスカレーさえ覚えてしまえば、さらにスパイスを追加してより本格的な香りを追求してみたり、具材をシーフードにしたり、挽き肉にしてキーマカレーを作ってみたり…とアレンジは無限大。
ぜひ、さまざまなブレンドや具材を組み合わせて、オリジナルのスパイスカレーを作ってみてください!
学生時代運動経験ゼロ・病気で精神病院に入院するも筋トレとお料理で立ち直り、現在はパーソナルトレーナー・料理研究家として活動中。