洋食歴20年の料理人hiroです。今回はカニカマを使ってコスト削減!それでも味はお店に寄せている天津飯を作ります。アツアツのご飯にふわっとした玉子焼きと、甘辛い餡をかけていただきます。餡に酢が入っていて、食を進ませます。レンゲですくって、是非中華な気分を!それでは早速作っていきましょう。
カニカマ天津飯の材料(2人分)
具材
白ご飯事前に炊いておきましょう | 2合分 | |
玉子 | 4個 | |
カニカマ | 50g | |
豆もやし | 200g | |
椎茸 | 2個 | |
九条ネギ | 1本分 |
調味料
塩 | 適量 | |
水 | 500mℓ | |
濃口醤油 | 大さじ2 | |
酒 | 大さじ2 | |
オイスターソース | 大さじ1 | |
シャンタン | 小さじ1 | |
米酢 | 大さじ3 | |
ごま油 | 小さじ1 | |
片栗粉大さじ2の水を加え水溶き片栗粉にしておく | 大さじ2 | |
米油サラダ油でも可 | 大さじ4 |
カニカマ天津飯の作り方(1分動画で早回し解説)
カニカマ天津飯の作り方
カニカマを手で細く割いていきます。玉子の中に加えていきましょう。
フォークなどを使ってしっかりと混ぜておきます。
しっかりと混ぜて強火にかけます。
水溶き片栗粉でとろみをつけておこう
火にかけた中華餡が沸騰したら、火を弱火にして、片栗粉と同量の水を加えてしっかりと混ぜた水溶き片栗粉を少量づつ加えながら、餡にとろみをつけていきます。この時にダマにならないように水溶き片栗粉を糸状に垂らしつつ、もう一方の手でかき混ぜながらとろみをつけていくと良いです。
とろみがつきました。餡にとろみをつけておくと、保温性が増します。再度火にかけますので、この時点でとろみがついていればOKです。
もやしと椎茸をしんなりとさせるため、ラップをして600Wで1分、レンジでチンします。
レンチンした豆もやしと椎茸をふたつに分けて混ぜておきましょう。今回の卵液は具材たっぷりです。
卵液を一気に加えます。火は中火の状態です。
卵液を加えたら…
フライパンを揺すりながら、ゴムベラでサッとかき混ぜ、油と卵液を馴染ませます。
玉子がちょっと固まってきたかな…というところで、火を弱火にします。ここで卵焼きの周りをぐるっと一周させて、フライパンをゆすって卵焼きが動きやすいようにキッカケを作っておきます。
勢いよくクルッとひっくり返します
卵焼きが動きやすい状態になるとひっくり返しやすいです。両面焼きしたいため、ゴムベラとフライパンをうまく使って勢いよくひっくり返しましょう。
フライパンをゆすって常に動作確認しよう
卵焼きの状態は、フライパンをゆすりながらチェックします。動きやすい状態にしておくと、ご飯に滑らせるように乗せることができます。サッとご飯の上に盛り付けて…
ゴムベラで形を整えます。あとは、先ほど仕込んでおいた餡を再度火にかけて、温まったところでアツアツの餡をたっぷりかけましょう。もう一人前も同じように。
料理人でも卵料理は難しいです
卵料理はフライパンの火加減と油分、そして火入れと難しいことばかりです。火を入れすぎると今度はボソボソになるしで、手早く作業することも求められます。そのためには「準備」あるのみ。前もって白ご飯を炊き、中華餡を作って、一呼吸。それから卵焼きに集中するという流れを作ると気持ちにも余裕ができて焦ることがなく作ることが出来ます。料理は何度も練習が必要なものですが、中でも卵料理は難しいものです。トライしてみて、上手く出来た時の感動はまたひとしお。是非ともこちらのレシピを、食のレパートリーに加えてみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。